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PR現代 三代目代表 下島 仁(しもじま ひとし:通称しもじん)のブログです。
<プロフィール>
全国のきもの、ジュエリー専門店のマーケティング企画、ストアブランディングを担当。日本の文化産業の新たな価値創造・市場創造に貢献することがミッション。販促・マーケティング情報誌 月刊『next』編集長。和の生活マガジン『花saku』、ジュエリースタイルマガジン『Hills』発行人。マーケティングディレクター。1966年生まれ 福島県出身 1987年入社。
                                         

三井家の家訓  [2017年03月11日]
今週、ジュエリーコーディネーターの有志が集まる自主的な勉強会
「JCヌーボーの会」にて会員発表をする機会をいただきました。
 
テーマは、「きもの専門店に学びたい顧客密着商法地域密着商法について
 

きもの業界の市場環境や、宝飾市場とのチャネル別売り上げ比較などから業界の現状を確認し、

・三井越後屋(現:三越伊勢丹、呉服店ビジネスモデル)を例にした、

 顧客密着の具体策、またその家訓にこめられた思い

・どのような活動を行なっているのか

などを通じて、

きもの専門店はなぜ、地域密着、顧客密着に取り組むのかについて

発表させていただきました。

 

その中で、今三越伊勢丹HDの社長退任が話題となっていますが、

その前進である三井家(三井越後屋)の家訓についてふれました。

 

三井家の家訓

 

1:単木は折れやすく、材木は折れ難し。汝ら相協戮輯(きょうりくしゅうぼく)して

  家運の強固を図れ。

 

2:各家の営業より生じる総収入は、一定の積立金を引去りたる後、始めてこれを各家に分配すべし。

 

3:各家の内より一人の年長者をあげ、老八分と称してこれを全体の総理たらしめ

  各家主は皆老八分の命を聞くべきものとする。

 

4:同族は相争うなかれ。

 

5:堅く奢侈(しゃし:ぜいたく)禁じ、厳しく節倹を行うべし。

 

6:名将の下に弱卒なし。賢者能者を登用するのに最も意を用いよ

  舌に不平怨嗟(えんさ:うらみなげき)声なからしむように注意すべし。

 

7:主人はすべて一家のこと、上下大小の区別なく、すべてに通じる事に心がけるべし。

 

8:同族の小児は、一定の年限内においては、他の店員待遇をなし、番頭・手代の下に労役せしめて

  決して主人たるの待遇をなさしめたるべし。

 

9:商売は見切り時の大切なるを覚悟すべし。

 

10:長崎に出て、外国と商売取り引きすべし

 

家訓には経営理念から、かなり細かい行動規範まで描かれていいます。

クレド(信条)と同じようなものですね。

 

三井越後屋では、当時では考えられないような

顧客起点の革新的な販売手法を取り入れ

支持を得ていたことがわかります。

 

①「現金(銀)売り掛値なし」(薄利多売)

 

②「値札(正札)」販売(同一価格、現金取引)

 

③「店前(たなさき)売り」(対面による比較検討購入)

 

④「切り売り」(子供用としての需要開発、女性の支持を得る)

 

⑤「引札」販売(木版印刷の発達が後押し)

 

⑥商品ごとに専門家(バイヤー)が存在

 

⑦「仕立て売り」(イージーオーダー)

 

⑧社員への長期休暇(福利厚生制度の導入)など 

 

顧客密着、地域密着商法は、生涯顧客価値(LTV)とともに

お客さま本人から家族にまでご縁の輪を広げる、

とても理にかなっている商売のあり方だとあらためて実感しました。

 

 

 

 

 

Posted at 08:40