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<プロフィール>
全国のきもの、ジュエリー専門店のマーケティング企画、ストアブランディングを担当。日本の文化産業の新たな価値創造・市場創造に貢献することがミッション。販促・マーケティング情報誌 月刊『next』編集長。和の生活マガジン『花saku』、ジュエリースタイルマガジン『Hills』発行人。マーケティングディレクター。1966年生まれ 福島県出身 1987年入社。
                                         

「JJF2018」で注目した3つのトピックス  [2018年09月01日]

「ジャパンジュエリーフェア2018」が、8月28日(火)~30日(木)まで、「東京ビッグサイト」で開催されました。

 

同展示会は、UBMジャパン(株)、(一社)日本ジュエリー協会が主催するプロのためのビジネスショー。商品展示、ファッションショー、業界専門セミナーなど、商談と情報の場を提供することをねらいとしています。

 

昨年(2017年)の出展者は454社、来場者14,003人だそうです。

JETRO展示会情報より

 

私は今回JJFで3日間とも仕事があったため足を運びましたが、来場者は例年よりも減少している感じを受けました。

 

ある真珠のメーカー卸の社長は、「ビジネス的には金額的に約8割が中国をはじめとする海外のバイヤーによるもの。国内のショップによる仕入れは2割程度だった」としています。

 

ますます、情報収集や学習の場としての位置付けを強めた「JJF2018」ですが、その中で私が注目したの3つのトピックスを紹介します。

 

 

1:合成ダイヤモンドの最新情報について

 

8月30日、「宝飾用合成ダイヤモンドの最新事情ー製造、流通、鑑別の現状と未来予測ー」について、(株)中央宝石研究所 リサーチ室部長 北脇 裕士 博士による講演が行われました。

 

デ・ビアス社が、CVD合成ダイヤモンドブランド「ライトボックス」ジュエリーをアメリカで9月から発売するのを機に、一気に話題となっている分野です。

 

同セミナーでは、

・今年5月29日に発表になったデ・ビアスのプレスリリース

・CVDダイヤモンドの最近の動向

・中国の宝飾用HPHT合成ダイヤモンド製造者の動向

・合成・人工ダイヤの市場規模予測

・今後の技術的な動き

などが紹介されました。

 

合成・人工ダイヤの市場規模については、次のように紹介してます。

 

世界の宝飾市場規模:800億〜1,000億ドル市場

このうち現在、合成ダイヤは数十億ドル

 

天然ダイヤの生産量:1億4,200万ct(2017年)

合成ダイヤの生産量:    420万ct

  現在のシェアは約3%→2030年には10%へと予測!(シティーバンク調べ)

 

人工・合成ダイヤモンドについては、混入混在の回避についての問題と、カジュアジュエリーのビジネスチャンスと捉える要素の2つの側面があります。そのように対応するかは自社の企業戦略次第といえます。

 

 

2:ジュエリー業界の“いま”を輝く女性たちによるパネルディスカッション

JJFの新企画として「女性の活躍推進セミナー」が開催されました。

圧倒的に女性が身に着けることが多いジュエリーをどうしたらもっと魅力的に“魅せる”ことができるのか。女性の感性を活かしたジュエリー業界の更なる可能性は?どうしたらより女性が働きやすい環境で活躍できる業界になるのか?など、いまを輝く女性たちが鋭い視点で語りました。

 

 

パネラーはつぎの3名の女性。

「Cafe Ring」クリエイティブディレクター代表青木 千秋 氏
「(株)ヨコヤマ」 販売企画部 企画リーダー / UMBILICAL CORDデザイナー
横山 めい 氏
「(株)ジェムストーリー」Gemstory Australia 代表 Malayvone Souvannavong 氏

 

「女性はもっと自分を高めかつ交渉力をもつこと」

「子育てと仕事の両立のためには、学校の先生と仲良くなること」

「日本文化はすばらしい。もっと自信をもって主張すべき」

「接客スタッフと幹部はもっとコミュニケーションをよくし、顧客の声をすいあげるべき」

など、前向きで具体的な意見が数多く発信され、観客の共感を呼びました。

 

特にこれからのジュエリー業界に向けての問いに関しての、青木 千秋 氏の意見にはとても共感しました。

 

それは、

「マーケットを2つに捉えてみたい。1つはユーザーマーケットであり、もう1つは、業界に従事するスタッフのマーケット。今流通業界、宝飾業界は人材難、採用難で困っている企業が多い。自分はジュエリー業界が好きで、誇りをもち、感謝している。ジュエリー業界自体のブランディングの向上意識をもっと高め、さらに魅力ある業界にしていくことで、魅力的な人材も生まれより活性化していく」というもの。

 

 

次回以降もぜひ継続してほしい企画でした。(終了時間が15分も伸びたのは次回の課題ですね。)

 

 

3:独自性あるジュエリー専門店に磨きをかけよう!

 

日本ジュエリー協会主催の小売業パネルディスカッションのコーディネートを今年も担当しました。2日目に開催した今回のテーマは「独自性あるお店がお客さまの支持を集める!」

お客さまから支持される魅力ある店になるためのヒントをお伝えしたいと思い構成しました。

 

パネラーは次の4名です。
「(株)三越伊勢丹」特選・宝飾時計統括部 バイヤー 志村 英明 氏
「(株)髙島屋」横浜店ジュエリー&ウォッチサロン シニアマネージャー 青木 繁 氏
「(株)ジュエリーカミネ」代表取締役 上根 学 氏
「ジュエリーサロン ポンデュプレジール」代表 JC1級 橋本 佳代 氏

 

・各社が考える最近のお客さまの傾向とは?
・お客さまに喜ばれている自社の取り組みは?(商品、プロモーション、サービスなど)
・それぞれが考えるジュエリー業界の大きな課題と成長のカギは何か?

の3つの切り口でそれぞれの意見を紹介してもらいました。

 

「ハイエンドブランドの顧客感動体験の提供は実は各地の専門店の真骨頂のはず」

「顧客や販売員の感動情報を公開するプロモーションに反響があった」

「ジュエリーを好きになる努力をすることがもっとも大事な市場拡大のカギ」

「SNSの活用がまだ発展途上。お客さまは、自分の合う購入の選択肢を求めている」

 

など、本質的かつ具体的な意見が多かったのが今年の印象に残りました。

 

○合成ダイヤモンドの混入・混在問題の不透明性の解消

○魅力的な人材の育成、労働環境の整備

○販売方法の法令遵守

○魅力的な商品づくりとその情報訴求

など、今回の「JJF2018」では、「業界自体のブランディング意識」がますます重要性を増してきた印象を持ちました。

 

 

なお、10月の下旬には「秋のIJT」(10月24日(水)~10月26日(金)までパシフィコ横浜/主催:リードエグジビジョン(株)) もあり、「JJF」は、歳末向けの商談の場というよりセミナーや接客コンテスト、懇親会等による、情報収集や学習の場として意識されてきているようです。

 

 

Posted at 08:46