夏季セミナーに登壇していただく紀久屋さんと打ち合わせ

関東と違い西日本の暑さはものすごいものがあります。
岡山の気温は32度で、まさに真夏日。じっとしているだけで汗が噴き出してきます。
さて昨日は、紀久屋さんにて夏季セミナーの発表について打ち合わせをしました。

今回紀久屋さんにお話いただくプログラムは
「振袖来店予約 昨年対比247%を実現。その実践内容とは?」です。

紀久屋さんが、振袖の来店予約獲得を目指し、ウェブ運用を本格化したのは昨年の11月からでした。
もともと地元の有力専門店だったので、ウェブサイトのアクセス数は少なくなかったこともあり、土台ができあがっていました。
しかし、ウェブ経由の来店予約数が多かったかというとそうではありませんでした。
そこで、紀久屋さんが持つ4店舗それぞれのスタッフからウェブ担当スタッフを二人ずつ選抜し、
ウェブ運用チームを組織することから紀久屋さんのウェブ運用が始まりました。

実は振袖サイトでのウェブ集客を始める前に取り組んでいたことがあります。
それは、着付け教室の生徒さん募集をウェブで行うというものでした。
紀久屋さんは以前から着付け教室を行なっていましたが、あくまでもメインは
顧客向けの取り組みでお客様の着付け練習に主眼を置いていました。
そこで、着物や着付けに関心のある見込客を見つけ、お店との接点を増やしていく取り組みとして
着付け教室専用のウェブサイトを立ち上げ、ウェブ運用を行うことになりました。

ウェブ運用の担当として白羽の矢が立ったのは、まだ社歴の浅い20代のスタッフ三木さんと上田室長の二人でした。
お二人ともブログやSNSを見たり触ったことはあっても本格的なウェブ運用は未経験です。
右も左も分からない中で、Googleアナリティクスやサーチコンソールといった
アクセス解析ツールのわかりにくいデータと格闘しながら、ウェブ運用に取り組んできました。

とくに、担当に任命された三木さんにとって文字数の多いブログ記事を書くことは
とてもハードルの高い作業でした。何を書けばいいのか、どう書けばいいのか、
そもそもブログ記事はどういうものが理想なのかなど疑問や不安は尽きなかったと思います。
それでも音を上げることなく、前向きに取り組んでくれたことでウェブからの反応が徐々に出始め、
少しずつ手応えを感じるようになりました。

振袖来店予約を獲得する取り組みは、この三木さんと上田室長の地道な取り組みが土台になっています。
ウェブ運用によって見込客を集めるという取り組みに可能性があるのかどうかというチャレンジがなければ、
今の振袖サイトでのウェブ運用は始まらなかったのではないかと思います。

ウェブで成果を出すためには、当然ウェブを運用し検索順位をあげたり、閲覧ユーザー数を増やさなければなりません。
がかといってウェブの領域だけ頑張ればいいと決してそうではありません。
ウェブとリアルの融合という言葉があるように、現場でのリアルの要素がウェブ集客にも大きく影響を及ぼします。

話は変わりますが、以前ブログで「味は美味しいのに、二度は行きたくない」と思ったお店について書きましたが、
昨日紀久屋さんに伺ってあのトンカツ屋さんに決定的に欠けていたことがなんだったのかに気づきました。

それは笑顔です。

昨日も伺ってお店に入った瞬間、岡山店の店長と室長が私のところに駆け寄ってきて、
満面の笑顔で「おはようございます!」と言ってくださいました。

ああ、そうか。お店の雰囲気って、お店の外観ではなくそこにいる人でできているんだなと改めて実感しました。

人の温もりとか明るさとか元気な感じは、お店そのもののイメージを知らずのうちに作りだしていきます。
きっと、あのトンカツ屋さんもスタッフさんたちが笑顔で私たちを迎えてくれていたら、
きっと違った印象になっていたのではないかと思います。

あのトンカツ屋さんの厳しい接客指導は、確実にお客様のために行なっているものだと思いますが、
それがスタッフさんたち全員の表情を固くこわばらせてしまったら、せっかくの指導が台無しです。
少しずつスタッフさんたちが仕事に慣れて、雰囲気が和らいでくれたら、そのときはまた行ってみたいと思っています。

話がそれてしまいましたが、ウェブ=デジタルだから、人が動くアナログの活動と比べて冷たくて、
感情とか人の温もりなどが感じられない活動のように捉えられることがしばしばあります。
しかし、ウェブサイトやブログに紀久屋さんが書いている内容は、
現場では気づけなかったような、たった一人の、小さな疑問や課題に全力で応えるものばかり。

私は、ウェブ運用とかウェブマーケティングというのは、ユーザーが心に秘めていて、
埋もれてしまいそうな小さな声にもちゃんと応えることができる、唯一無二のものだと思っています。

売れない可能性が高い商品は、現場には置けません。
一年に一度しか引き合いのないサービスは終了します。

でも、ウェブならそうしたニーズを持った人と一対一でやりとりすることができ、
お店にも無駄な負担がかからずにお客様のニーズに応えることができます。
結局は運用する人の気持ちしだいだと思います。

夏季セミナーでお話していただく紀久屋さんも、
そうしたハートを持った人たちだからこそ、ウェブ上での成果を実現することができるんだと思っています。

 

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