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トップインタビュー 挑戦する経営者たち

第2回全日本ジュエリーショップ大賞受賞店「ハナジマ 」が伝える繁盛の秘訣とは?

(株)ハナジマ 代表取締役 花島 素人 氏

IJTジュエリー業界ハナジマ 2019.01.27

<会社概要>

会社名:株式会社 ハナジマ

代表者:代表取締役社長 花島素人 氏

本社所在地:東京都江戸川区松江7-11-3

TEL:03-3652-8740

設立:1957年10月20日

事業内容:宝石の輸入、ジュエリーの製造加工及び、宝飾品・時計・メガネ等の販売

社員数 8名

ホームページ http://www.hanajima.com

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<第30回 国際宝飾展(IJT2019)/第7回ガールズジュエリーEXPO東京>

会期:2019年1月23日(水)〜26日(土)10時〜18時(最終日は17時まで)

会場:東京ビッグサイト

主催:リード エグジビジョン ジャパン(株)/(一社)日本ジュエリー協会

出展社数:35カ国1100社 来場者数:約3万名

 

 

【第2回全日本ジュエリーショップ大賞 受賞店舗による経営セミナー】

日本のトップ小売店に直接学ぶ!大盛況の秘訣とは?

 

1月23日(水)〜26日(土)まで開かれていた「第30回 国際宝飾展(IJT2019)」

2日目の午後「第2回全日本ジュエリーショップ大賞」の 表彰式と受賞店舗による経営セミナーが行われました。

受賞店は、昨年創業60年を終え、ますます発展と変革を続ける「(株)ハナジマ」。

今回のトップインタビューでは「IJT2019」で行われた、各種セミナーの中でも特に小売流通業にとって貴重な内容と感じられた、このセミナーの内容を紹介します。

(文・PR現代 下島仁)

 

第2回 全日本ジュエリーショップ大賞 受賞店 「(株)ハナジマ」

「今回の受賞にあたり、創業者である亡くなった父と母、社員、いつも頑張ってくれているクラフトマン、取引先の皆さん、当店が加盟している「日本ダイヤモンドクラブ」、「JMG(ジュエラーズ・マインドグループ)」の皆さんに感謝申し上げます。

当店を利用してくださっているお客さまへの感謝の念はもちろん絶えません。価値のある店で買い物をしているとお客さまも自慢に思っていただけると思いますし、また誇りに感じてくださると思います」

花島社長は冒頭、感謝を伝えた。

 

第2回全日本ジュエリーショップ大賞を受賞した(株)ハナジマ 代表取締役 花島 素人 氏

 

立地が良いとは言えない中でファンからの支持を集める宝飾店

「ハナジマ は、江戸川区松江にある商店街沿いの宝飾時計専門店です。一番近い電車の駅は都営新宿線の「一之江駅」で、店まではバスで10分、徒歩で20分ほどかかります。東京都内にも拘わらず決して立地の良い場所ではありません。

一方お客さまは車で15分も走れば銀座へも日本橋へも買い物に行くことができます」

 

 

創業者から受け継ぐ「ハナジマに来てよかった」の思い

「つまり日本一のジュエリーショップ密集地を相手に戦わなければなりません。

この地で商売をはじめたのは、私の父である故・花島清治です。「修理の腕もいいが商才があるから店をやったほうがいい」と人からすすめられ、自営業を営む方も多く、振興住宅地でもあった江戸川区で店をはじめました」

「先代は、ダイヤモンドブランド「ラザールキャプラン」を1972年にはじめてアメリカから輸入したという創始者の一人です。そして今も「ラザールダイヤモンド」は当店の看板商品のひとつです」

「『ハナジマに来てよかった』という企業理念は先代から引き継いだものです。『すべてはお客さまからはじまる』を徹底した人でしたが、同時に「どんなにお客さまがあっても、取引先(仕入先)の協力がないと商売はやっていけない」と教えてくれた人でした。『価格交渉はあってもいいが、支払いはすぐにしっかりやりなさい』という教えはいまも守り続けています」

 

 

競合ひしめく商圏で、数億円を売り上げるのは、ハナジマが先代から地域に愛されるお店であり、確かな商品の品揃えとオリジナリティーをベースにリピーターを掴んで離さないお客さまとの関係作りにある。

 

オリジナリティあふれる商品と年2回の新作発表展示会

「オリジナルブランド『加代子ジュエリー』は私の母(故人)が創作した、オリジナルジュエリーコレクションです。そのコンセプトは次のような点にあります。

・美しい色石を用いたジュエリー

・働くための女性のためのジュエリー

・自然っておもしろいな、不思議だなという自然の美しさを表現するジュエリー

現在は、私の妹と妻がその思いを受け継いでいます」

 

ハナジマのオリジナルブランド『加代子ジュエリー』

 

「珊瑚については『密漁問題』が話題になったとき、マスコミ・TV各社の取材を数多く受けました。

・100年200年かけてかたちになる宝石赤珊瑚の希少性

・そんな日本の国益でもある宝石珊瑚が密漁されているという実態

・日本には宝石珊瑚がまだ存在し、この価値ある宝石を買うなら早い方が良いですよ

ということを伝えたかったのです」

「『新作発表会(展示会)』は年2回、春と秋に自店で開催しています。

案内状はすべてオリジナルで制作し夢のあるもの、楽しいものを紹介しています。

お買い上げのお客さまを対象に開催する『招待旅行』は、一般的な旅行会社のツアーでは味わえないイベントをセッティングし、忘れらえない思い出を提供するよう努めています。またジュエリーを装う機会をつくるパーティーを『八芳園』や『椿山荘』、銀座の『三笠会館』などで開催しています」

 

同店は日本を代表する腕時計セイコー「クレドール」は全国で第4位の販売高があり、またスイスの時計ブランド「コルム CORUM」は、6年連続日本一の売上げとして表彰されている。「コルム」がサポートするプロゴルファー芹澤信雄選手を中心とする「チームSERIZAWA」とも親交を深めている。

 

一般的に人気のあるメガブランドの時計を扱うことに注力せず、パートナーシップを組んでもらい協力してくれるブランドと取り組むことをポリシーにしている。

 

 

オリジナル制作の新作発表会の案内状

 

新作発表会の店内

 

合成ダイヤモンドについて思うこと

「最近話題となっている『合成ダイヤモンド』についてはこのIJTでもいくつかブースが出展しており、また専門家の皆さんによるセミナーも開催されています。あくまで私見ですが次のように思います。

 

例えば『時計』においてかつて20世紀の後半にクオーツが登場したときがありました。そのときクオーツ時計1個は国産大衆車よりも高かったんですね。でも20年経ったら、百万円だったクオーツ時計が百円ショップで売られるようになりました。

時計に対する人々の注目度は、機械式→クオーツ→機械式というように変化しました。

誰も科学の進歩を止めることはできません。合成ダイヤモンドについてもこの先、技術がさらに進歩し、価格はもっともっと安くなるでしょう。

では天然ダイヤモンドはどうなっていくのでしょう?

例えば『ラザールダイヤモンド』のようにこれが天然であると明確に証明できるものは価値が上がると思います。

合成を天然として販売したり、買い取ったりしたら混乱がおき、たいへんな状況になります。このような状況を踏まえ合成ダイヤモンドの扱いについてどうするのか、お店のスタンスを決める必要があると思います」

 

これからのジュエリー業界への3つの提案

「最後に、これからのジュエリー業界への3つの提案を申し上げたいと思います」

 

 

<提案1> あなたはジュエリーいくつ着けていますか?

「今日、私はエメラルドの『リボンタイ』を着けています。昔から王侯貴族の間ではネクタイにはジュエリーが用いられていました。でも高価ですから皆ができるものではありません。そこで『蝶ネクタイ』になり、さらに大衆化され『棒タイ』の着用となりました。

みなさんは、今日ジュエリーをいくつ着けていますか?

男性なら2アイテム、女性なら4アイテムはジュエリーを身に着けましょう。

私たち自身が日頃からジュエリーを身につけ、その意味と楽しみ方を伝えることが需要拡大には大切ではないでしょうか?」

 

<提案2> たくさん宣伝していますか?

「待っているだけでは売れません。DM、チラシ、手配りのポスティング、交通広告、雑誌や新聞広告、ホームページ、そして最近ではさまざまなSNSがあります。

今、TVで見かけるのは、スマホの宣伝ばかりですね。もっとみんなでジュエリーの宣伝をしないと消費者から忘れられてしまいます。

ジュエリーの似合う女性、例えば、米倉涼子さんや菜々緒さんのような方にジュエリーを着けてTVに登場してもらいたいですね。そして『ジュエリーを着けない女性は女性じゃない』『ジュエリーを贈らない男性は男じゃない!』というような強いメッセージを伝えてもらったら反響があるのではないでしょうか?」

 

<提案3> 十分な残存者利益をいただきましょう!

「今、世界一の資産家の一人といわれるアマゾンの創始者ジェフ・ベゾス氏。アマゾンはアフターサービスを一切つけない、だから安いわけです。後処理は地域のお店でということで現在のビジネスモデルをつくり利益を手にしました。しかし、アマゾンも実店舗をやりはじめましたね。

また有名ブランドは、商品そのものの素材価値ではなく、付加価値を大きくして高額での販売を可能にしています。

私たちのような専門店も、製品自体の価値だけで価格をつけるのではなく、付加価値をしっかり組み入れた価格で利益をいただく時代です。

人と人のつながりをもってやっている商売は規模の大小を別にして豊かに暮らせるものです。十分な残存者利益をきちんといただいても良いと思います」

 

昨年創業60年を終え、ますます発展と変革を続ける「(株)ハナジマ」。

最後に業界の発展に微力でも協力したいとの思いを伝え、講演会は終わりました。

ジュエリー業界の今後に向けてのメッセージでしめくくった講演は地域になくてはならない店としての使命感が強く感じられました。

 

ハナジマ の店舗外観

 

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