News Next Web版 Vol.19

リアルの地域一番店とWeb上の地域一番店

 

【Web集客】お店によって成果にばらつきが出るのはなぜか?

 

新型コロナウイルスショックによって、
これまで以上にWebへの関心が高まってきました。
そんな中、ウェブセミナーなどを
開催させていただく機会が何度かありました。
そこで、参加者の方からよく出てくる質問が、

「実際にWeb運用を始めたら、どれくらいで成果が出るのか?」

というものです。

確かに、せっかくウェブを運用スタッフを任命し、
ブログ更新を始めても成果が出るまでに
とてつもない時間がかかってしまったら、
継続するモチベーションを維持できません。
そこで、実際にWeb運用を行っている複数のお店で
成果が出るまでの期間を調べてみました。
念のために、ここでいう「成果」とは、
Web来店予約を獲得するという意味です。
さて、調べてみた結果以下のような分類になりました。

① 成果が出るまでの期間が3ヵ月未満のお店

② 成果が出るまでの期間が半年から1年未満のお店

③ 成果が出るまでの期間が1年から1年半未満のお店

④ 成果が出るまでの期間が約2年のお店

 

残念ながら、即座に成果が出るお店はほぼ皆無ですが、
一つ言えることは、
継続的ではないものの即座に成果が出る場合もあります。
どんな時に即座に成果が出るのか?
ですが、

まずウェブサイトをリニューアルしたり、
来店予約への導線を最適化した場合、
それだけの施策で成果が出るお店がありました。
ただ、条件として「地域一番店」であるということが外せません。
ようは知名度があり、地域でも存在感のあるお店が、
ウェブサイトの最適化を図ると、
それだけで来店予約が入ってきます。
しかし残念ながら、その成果は一過性で、
継続的に成果が出るというものではありません。
よって、成果が出ているうちに、適切なWeb運用を行っていく必要があります。

 

① 成果が出るまでの期間が3ヵ月未満のお店

 

さて、まず①のお店が何を行なったのかですが、

●ウェブサイトの最適化を行なったこと。
ウェブサイトのリニューアルまたは、来店予約への導線を最適化するといった施策です。

●Web広告を活用したこと。
いわゆるリスティング広告という検索結果の上位にウェブサイトの広告が表示されるようにするということです。

●ブログ更新を週4回以上行ったこと。

●Googleマイビジネスをフルに活用し情報発信したこと。また、ウェブサイトとの連携を図ったこと。

●SNSを活用し、情報の拡散を行ったこと。

●更新計画をWeb運用チームで綿密に計画し、計画通りに実施したこと。

です。

これらの施策を決めた通りに行なった結果、
3ヵ月ほどの期間で継続的な成果を出すことができました。

 

② 成果が出るまでの期間が半年から1年未満のお店

 

続いて②のケースですが、こちらは、Web広告を実施しなかった、
もしくはWeb広告を実施したけれども小額のみだったお店です。
①と②の差はWeb広告への注力の差だけです。
なお、この①と②のお店は、Web集客に対する目的意識や
お客様づくり、社員育成における重要性を
深く認識しているという共通点があります。

 

③ 成果が出るまでの期間が1年から1年半未満のお店

 

③のケースは、ブログの更新頻度が週1回〜2回程度の場合です。
Googleマイビジネスの活用もしっかりと行っている場合がほとんどで、
①や②のケースと比較して更新頻度が少ないという点が
成果までの期間の差として出ていると思われます。

 

④ 成果が出るまでの期間が約2年のお店

 

④のケースは、ブログ更新が週一回程度、
Googleマイビジネスの活用、SNS活用はそれほどでもない場合です。
ブログ更新を適切に行うには、
Googleアナリティクスやサーチコンソールを分析し、
どんなテーマで記事を書くかをプランニングする必要があります。
しかし、週一回くらいのブログ更新なら、
そこまでの分析をせずともネタが見つけられるため、
見込客が欲しがっている情報とウェブサイトが
発信する情報にギャップが生じることがあります。

 

リアルの地域一番店がWeb上の地域一番店とは限らない

 

Web集客での成果の出かたの傾向をご紹介しましたが、
これはあくまでも傾向であって、
個々には別の条件や要因も絡んでいると思います。
それが地域での知名度や存在感です。
リアルでの地域一番店は、やはり一番店であるがゆえに優位性があります。
しかし、リアルでの地域一番店がウェブ上での地域一番店とは限りません。
つまり、検索順位で「県名(市名)+商品名」での検索順位が
1位であるかどうか、ということです。
業界で有名な「マイ振袖」や大手ナショナルチェーン店が
検索1位を確保していることが多く、
リアル地域一番店は2位〜4位くらいというポジションです。

また、検索の上位に地図とともに表示される
「Googleマイビジネス」での順位も同様で、
3位までが地図の直下に店名リストとして掲載されますが、
ここで1位かどうかも問われます。
4位以下の場合、クリックしなければ表示されません。
スマホでの閲覧が主な今のユーザーの検索・閲覧行動において、
4位以下は存在しないのと同じくらいのリスクです。

理想なのは、Web上でも地域一番店であることです。
これによって、来店予約等のWeb上の成果を効果的効率的に獲得することができます。

逆に、地域一番店でなくても、Web上の地域一番店になることもできるので、
地域一番店でないお店こそ、Web運用に注力し、
検索1位、Googleマイビジネスでの1位を目指すべきです。

Googleの検索順位づけはとてもフェアで、
忖度や裏取引などは一切ありません。

ユーザーにとって、ウェブサイトの使い勝手が良いかどうか、
役立つ情報があるかどうかという点が問われます。
そこにさえ気をつけて運用を誠実にマメに行なっていけば、
厳しい戦いではありますが、
Web上の地域一番店になることは決して夢ではありません。

 

デジタルシフトを止めない

 

最近、着物専門店の業績が劇的に回復しているというお話を
あちこちで聞きます。5月から6月にかけて、
昨対200%とか150%で推移しているというお店すらありました。
こういうお話を聞いて、着物専門店の底力というか
ポテンシャルの凄さを改めて実感するのですが、
同時に懸念する点もありました。
それは、やっぱりこれまでと同様リアルでのお客様と
コミュニケーションを密にしていれば、
売上は上げられるというふうに思ってしまうということです。

今回のコロナ禍で確実に社会も人々の価値観も、生活スタイルも変わりました。
働き方も大きく変わった企業も多いと思います。
これほどまでに社会全体が変わっても、
このように短期間で大きな成果を出してしまったら、
今まで通りのやり方で成果は出せる! と思い込んでしまうのではないか?
という懸念です。2ヵ月から3ヵ月ものあいだ、
巣篭もりして自粛生活を余儀なくされた生活者は、
間違いなくストレスを溜め込んでいました。
ゆえに、外出ができたり、これまで仲良くしてくれた専門店のスタッフからの
熱烈な「会いたい!」「お店に来て!」というラブコールは、
非常に魅力的なセリフに聞こえたと思います。
そして、色とりどりの美しい染織品を目の当たりにすれば、
欲しいと思ってしまうのは人情というものです。
しかし、この需要は特需であり、持続性はないものと考えるべきです。
新しい社会に変わりつつある日本において、
デジタルシフトは決して止めるべきではないと思います。

大切なのは、デジタルをいかに使うか? ということではなく、
生活者が希望することに対し、さまざまなチャネルで対応することです。
リアルだけの対話にこだわることなく、生活者が望めば、
オンラインでの対話、通販などで生活者の希望に応える。
お店の情報を探している生活者に対しては、
検索上位にウェブサイトを表示させ、
お役に立つ情報、間違いのない情報を届けるという
柔軟性と適応力を発揮すべきだと思います。

(神山有史)

 

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デジタルシフトを進めていますか?

 

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