こんにちは、PR現代の三澤です。
今回は、
「新規客がつくれる店は、こう動いていた」──好調店に共通する“5つの習慣”
について書いていきたいと思います。
■新規客がつくれる店が、やっぱり強い
全国のジュエリーショップを見ていると、業績が好調な店にはいくつかの共通点があります。
その中でも、最も大きな要因のひとつが 「新規客が継続的に取れていること」 です。
ここ数年、固定顧客に頼り切ったビジネスモデルは限界を迎えつつあります。
どんなに関係性の深いお客様でも、高齢化によって購買頻度は必ず減少していく。
「いつも同じお客様ばかり」では、売上の再現性が保てません。
一方で、好調店は確実に“新しいお客様”との出会いを増やしています。
特別な広告を打っているわけではありません。
日々の店頭接客を通じて、お客様一人ひとりと誠実に向き合い、自然な流れで新しい層を呼び込んでいるのです。
■継続が新しい商圏をつくる
毎月のイベントで来場者数が過去最高を更新している店があります。
集客数の20%ほどが新規来場者で、売上も堅調に伸び続けています。
共通しているのは、“選ばれる接客”をしていること。
ただDMを配ったり、LINEで告知するだけではなく、店頭で「この方に来てほしい」という明確な意図を持って声がけしている。お客様を選ばずに案内するのではなく、“相手に合わせた一言”を心がけています。
何より、販売の結果を出している人ほど真剣でお客様との会話や仲良くなる姿勢が、そうでない方との差が歴然ですね。
そして何より、店全体での当事者意識の高さ。
「自分も参加して成果を出す」という姿勢と目標意識高くスタッフ一人ひとりに浸透しています。
準備段階から当日の対応、イベント後のフォローまで、全員で共有できている店ほど数字が安定しています。
■裾野を広げる発想が、次の売上をつくる
過去最高の売上を記録した店も、最初から高額品だけを狙っていたわけではありません。
むしろ「裾野を広げること」に重点を置いていました。
展示会では、ハイジュエリーや一点ものに加えて、ライトジュエリーや5万円以下の商品群やセンス良いアクセサリー類も揃える。
初めて来た方が「自分にも手が届く」と感じられる構成にしているのです。
結果として、来場者層が広がり、売上の分母そのものが拡大しました。
売上重視の発想では「単価を上げる」ことに意識が向きがちですが、
実際に成長している店ほど、「いかにお客様の裾野を広げるか」に力を注いでいます。
そのための入口づくり、来店導線の設計を怠らないのです。
結果論ですが、裾野を広げて集客が増える方が結果も良くなっています。
■イベントは“非日常の体験価値”を提供する場
以前の記事でもお伝えしましたが、宝飾店におけるイベントや展示会は、単なる販売の場ではありません。
お客様にとって、「非日常の体験」が得られる特別な空間です。
通常の店頭では、在庫数に限りがあり、ダイヤモンドを中心としたラインナップになりがちです。
しかしイベントでは、ルース(裸石)やデザイン枠、カラーストーンなど、多彩な商品が一堂に会します。
「見る」「触れる」「試す」という体験ができることが、今のジュエリーファンにとって大きな魅力となっています。
とくに、最近ではSNSなどで宝石ルースに興味を持つ層が増えています。
その人たちにとってイベントは、ネットでは得られない“リアルな出会いの場”。
ここに価値を感じて来店する新規層が確実に増えています。
■好調店が実践する5つの基本習慣
では、好調店が実際に何をしているのか。
共通して見えてきたのは、次の5つの習慣です。
① 日々の接客を最重視している
お客様との出会いの中心は、やはり店頭。目の前の一人にどれだけ丁寧に向き合えるかがすべての基礎です。
② LINE登録・口コミ誘導を自然に行っている
販売の中で「また会いたい」を前提に、次につながる仕掛けを当たり前にしています。登録を勧めるタイミングや言葉も、全スタッフで共有。
③ 自社の強みを活かし、WEB・SNSを継続発信
最低2年以上、コツコツ発信している店ほど効果が出ています。動画・投稿・ストーリーを通じて“自分たちらしさ”を伝える。
④ 修理やリフォームを強化している
単発の売上ではなく、長期的な信頼関係を築く入口として位置づけています。修理客の再来店率が高い店ほど、安定感があります。
⑤ リアル×ネット広告の両輪で集客している
チラシやDMだけでなく、ネット広告やSNS広告を併用し、新規層への接点を絶やさない。広告を「売り込み」ではなく「認知の入り口」として捉えています。
この5つを、自店の強みとバランスを取りながら継続している店舗は、確実に数字が伸びています。
目立った派手さよりも、「当たり前を徹底する力」が結果を生んでいるのです。
■変化を恐れず、継続を楽しむ
新しいことを始めるとき、最初は誰でも不安があります。
SNSをやる、動画を撮る、広告を出す──どれも慣れるまでは成果が見えづらい。
それでも、続けた店には必ず「変化」が訪れています。
いま好調な店は、数年前から地道に動いていた店です。
行動の差が、そのまま現在の成果の差になっていると感じざるを得ません。
もしこの記事を読んで「自分の店にも可能性がある」と感じたなら、今日がその第一歩ではないでしょうか?
私たちPR現代、そしてJMGでは、こうした成功事例を共有しながら、全国の専門店が持続的に成長できる仕組みをつくっています。
一店ではできないことも、仲間とならできる。
ぜひともに、新しい時代の専門店経営を一緒に切り拓いていきたいです。







