こんにちはPR現代の神山です。
新型ことなウイルスの感染状況が大きく改善し、街にも活気が戻ってきました。
やっと、といったところですね。
もちろん、乾燥するこれからの季節、油断はできませんが、
商売には追い風になっていることは確かです。
今日は、最近のWeb集客の傾向について私が実感していることをまとめます。
アクセス数が多い=来店予約数増 ではない!?
これまでWeb集客のKPIとして
月間ユーザー数5,000名
月間セッション数6,000回
月間PV数18,000ページ
月間平均ページセッション 3ページ以上
月間平均セッション時間3分以上
月間平均直帰率50%以下
という数値をご提示してきました。
この中で、ユーザー数、セッション数はブログ更新などを積み重ねていくことで増やしていくことができます。しかし、月間PV数を理想値まで上げることが非常に難しいというのが現状です。
例えば、月間ユーザー数が5,000名以上になったとしても、月間PV数は10,000ページ程度ということが起こります。そうなると、結果として来店予約数が思うほど増えないということになります。
大切なのは、ページ/セッションであり、
一回ウェブサイトにアクセスしたら、3ページ程度サイト内を回遊してもらうことが重要です。ページ/セッションが3ページまでいかなくても、2.5ページ以上あると、来店予約が効率的に入ってくることが、取り組み先のデータから分かっています。
ある取り組み先の来店予約者の平均ページ/セッションを調べてみたところ、8ページ以上ありました。予約をしてくれる方ほど、ウェブサイトをくまなく閲覧する傾向があるのです。
ユーザー数、セッション数などKPIとして大切な数値は色々ありますが、成果に直結するという視点で考えると、「ページ/セッション」がもっとも重要な数値となります。
これからのWeb集客策を組み立てる際、まずこのページ/セッションをチェックし、現時点でどれくらいの回遊性があるサイトなのかを把握することが大事です。
ただ、月間ユーザー数が1,000名以下だとページ/セッションは高くなる傾向にあり、3ページ以上あるから安心だと考えてしまいがちですが、月間ユーザー数が最低でも3,000名くらいは確保していることが前提です。
1,000名以下となると、統計的に来店予約が毎月入ってくるという状態に達していないので注意が必要です。
ページ/セッションを確保するためにすべきこと
最近のユーザーはスマホでの閲覧が標準です。スマホでサイトを見たとき、下層ページへの導線、各下層ページから他ページへ遷移する導線の確保はきちんとできているかどうかという基礎的な部分をクリアした上で、ブログやニュースなどの更新可能ページから他ページへの導線(リンク)をしっかりと整えることが大切です。
仮に、導線をしっかりしたとしても、すぐにページ/セッションが向上するわけではないので、色々な導線づくりを試行錯誤しながら行っていく必要があります。
また、新しいコンテンツを定期的に追加していく、写真を入れ替える、GMBやLINE公式アカウント経由で、さまざまなページへ飛べる連携を図るなどの対策も行っていくことをおすすめします。
来店予約者が何経由で予約したかを把握する
Googleアナリティクスを見ると、来店予約をしてくださった方が自然検索経由で予約をしてくれたのか、DM経由なのか、他のサイトからのリンクで来てくれたのか、SNS経由なのかがわかります。
もし、これがDM(Direct)経由がほとんどの場合は要注意です。
通常、ウェブサイトが活性化している状態だと自然検索(Organic Search)経由の来店予約がもっとも多くなります。
DM経由の来店予約が多い場合、来年4月以降の法律改正でDMを発送できなくなってしまった場合、Web来店予約数が激減することになりかねません。
今から自然検索経由の予約が増えるよう、コンテンツの充実、導線の最適化を図っていきましょう。