どうしてこうなったのか、神戸児童相談所

ここのところ、テレビやネットで話題に上る
ニュースがなかなか理解できません。

ダイヤモンド・プリンセス号内での
感染拡大の件もそうですが、

とりわけ全く理解できないのが、
神戸の児童相談所に
深夜の3時半に、
相談に訪れた小学校6年生の
女の子を追い返したというニュース。

当時の気温1.4度。
午前3時25分に、
小学6年の女子児童が
児童相談所を訪れ、
「ママに『家を出て行け』と言われた」
と訴え、助けを求めたのにも
かかわらず、

当直業務の委託先であるNPO法人から
派遣された男性相談員が
インフターフォンごしに

「来るところを間違えている。警察に相談しなさい」

と言い、追い返したとされています。

結局300m離れた交番を見つけ
駆け込んだ結果、
詳しい話を聞いた警察が、

真夜中に家を追い出す行為は虐待にあたるとして
児童相談所に連絡し、

女子児童は、午前5時半すぎに
ようやく保護されることになった
という流れ。

全く信じられない児童相談所の対応。
胸が痛んで仕方がないです。

「高校生くらいに見え、
ふざけているのかと思った」

と弁解しているとのことですが、

高校生だとしても
午前3時半にインターフォンを
押してきた未成年者に対して
中に入れることもしない
というのは一体どうしたことでしょうか。

このニュースを聞いて
初めて、深夜の対応は、
児童相談所の職員ではなく
委託先のNPO法人が
担当していることを知りました。

人手が足りない。ということなのか。

児童相談所での仕事は
きっと想像を超えた大変さがあるんだと思います。
ゆえに、外部に協力をしてもらうことで
足りない人員を補う体制を
とっているんだろうなと想像できます。

そもそも論として、
こんな深夜に小学6年生のお子さんを
外へ出してしまう親は、
罪に問われないのだろうかとも
思いました。
虐待にあたるということで
警察が児童相談所へ連絡したわけなので、
このあと、この子の親も
ただでは済まないのだと思いますが、
そうした情報について、
ニュースでは一切語られていません。

NPO法人へも
研修などを行って指示に従うよう
徹底したいというコメントが出ているくらいで
このあとも同じNPO法人に
委託を継続するのかどうかは報じられていません。

今回は、女子児童は無事だったから
よかったものの、
もし、追い返したことが原因で、
トラブルに巻き込まれていたら
どうするつもりだったのでしょうか。

小さい子供がいる身としては、
にわかには信じがたい今回の対応。

ニュースを読むだけでは
今回の件が起こった理由や
背景は見えてきません。

現実に、このNPO 法人が
いい加減かつ無責任な団体
なのかもしれませんし、
対応した人物個人が不適切な
人物だったのか。

はたまた、夜間勤務を外注する
システムに問題があるのか、
そこらへんは全くわかりません。

当然のことながら
今回の対応はあり得ないほどに
不適切でしたが、

研修で徹底するというような
不完全な対応で終わることなく、
しっかりとした原因究明と
対応策を講じてほしいなと心から思います。

神戸だけの問題ではなく
全国的な課題なのかもしれないし、
実は、行政的な面で
大きな闇を抱えている
構造的な大問題なのかもしれません。

安易に、表面的な情報だけで
批判して、一過性のニュースで
終わらせるのではなく
もっともっと原因を掘り下げ
その原因を掴んだ上で
どうしていくべきなのかを
しっかりと検討していく。

そんなふうにならないものか
と強く思う事件でした。

こんなことは
二度と繰り返してほしくない
繰り返してはいけない話です。

 

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