こんにちは、PR現代の神山です。
日々の感染者数はそれほど減っているわけではないですが、
みんなの感覚は、もう完全にアフターコロナですね。
海外では、屋外でのマスク着用が廃止され、
普通の生活が送れるようになっているようです。
日本でも、マスクなしでみんながのびのびと毎日を過ごせる日が
一日も早く来るといいですね。
さて、最近個人的に衝撃を受けた人のお話をしたいと思います。
その人というのは、現在イエール大学の助教授をされている
成田悠輔さんという方です。
成田さんは飄々とした表情と話し方で
現在YouTubeにもたくさんの動画がアップされています。
特にひろゆきさんとのコラボ動画は必見です。
(ちなみに一つだけしか持っていないというメガネが独特で
片方が丸、片方が四角というマンガのようなスタイルです)
さて、この方のおいたちはとても壮絶で、
複雑な家庭環境の中、不登校な生活を送りながらも
東京大学へと進学した
まさにドラゴン桜のような人です。
その後、マサチューセッツ工科大学を経て
現在イエール大学の助教授というお立場なのですが、
この方の研究がとにかく面白いです。
「人間も民主主義もやめるべき!」
なんていうちょっとびっくりな提言をしたりしているのですが、
よくよく話を聞いてみると、なるほど〜と思う
ちゃんとした根拠や真実があります。
この民主主義をやめるべきという提言の背景には、
膨大なデータ分析があります。
コロナ禍での死亡者数を横軸に、
民主主義の度合いを縦軸に、国別にデータを分析すると
反民主主義国家ほど、コロナでの死亡率が低いという結果になりました。
また、横軸をコロナ禍での死亡者数ではなく
経済成長率に置き換えても、反民主主義国家ほど
経済成長率が高いという結果となりました。
また、コロナ禍という横軸ではなく
過去30年くらいの年数に置き換えて経済成長率を見ると
やはり民主主義国家は減少し、反民主主義国家が上昇するという
結果が出たのだそうです。
もちろんこれは反民主主義にすべきだ! というお話ではありません。
日頃私たちが平等な民主主義がいいと思っていても、
正しく数値や事実を分析すると、真逆の結果がでるという皮肉な真実が
存在していることを教えてくれます。
民主主義自体がダメなのではなく、
民主主義を適切に運用できていない現在のシステムに問題があるのではないかという
問題意識で、成田さんは無意識民主主義という新しい仕組みを提案していました。
成田さんは、国の政策もこうしたデータ分析によって炙り出された
事実に基づいて決定していくべきだと提言されていました。
調べてみると、こうした考え方は「EBPM」と呼ばれており、
すでにさまざまな国で研究されているんですね。
日本でも内閣府が「EBPM」に関する情報をウェブサイトに
掲載していました。
データ分析は意外な事実を炙り出す
私は、日頃きもの専門店のウェブ集客のお手伝いをしていますが、
Googleアナリティクスなどのデータ分析や
現場のスタッフの方々のお話を伺っていて、
事実と思い込んでいた常識がいかにずれているかを痛感することが多いです。
意外に思える事実にぶち当たると、
それはイコール具体的な対策なので、
実行しやすく、成果も出やすいということも実感しました。
私たちにとっては理想的な見込客を集客するという課題ですが、
成田さんは、それが教育や行政、国の運営という課題を持って
データ分析を行なっていました。
全く違う領域、違うジャンルですが、
その根底には相通ずるものがあるなと思いました。
現在は新規見込客をウェブで集客するためのデータ分析ですが、
近い将来、リピーターづくりのためのデータ分析、
顧客化するためのデータ分析というフェーズに発展していくことで、
お店の経営や目標達成とお客様のニーズが
見事に合致し、win-winのシナリオが作れる! という期待が
さらに強くなりました。