今日もはっきりしない天気です。いったい何日青空やお日様を見ていないでしょうか。
今年は例年にないほどちゃんとした梅雨なんでしょうから、
恵の雨ではあるんでしょうけど、早く青空が待ち遠しい。
ここのところ世間を賑わしている吉本興業さんのトラブル……。
宮迫さんと田村亮さんの会見は辛かった。
もらい泣きしてしまう会見なんて初めてかもしれません。
彼らがやってしまったことは確かに許されることではないかもしれませんが、
会見では正直な思いが伝わってきました。
対して、吉本興業社長の会見は、、、残念でした。
本当のところは知りようがないですが、
やっぱり透けてみえてしまうものなのではないかなと感じました。
少し前に起こったNGT46の事件でも同じようなモヤモヤ感があり、
こちらは今なおはっきりしないですね。
そんな中、京都で起きた京都アニメーションさんの放火事件。
これも胸が張り裂けそうな大変な出来事でしたが、
アドビというイラストレーターやフォトショップなどを作っている世界的な
ソフトウェア企業が、京都アニメーションさんに対し5万ドルを寄付するという
ニュースがYahoo!ニュースにあがっていました。
「世界のクリエイティブコミュニティーの中心のひとつ。微力ながら支援」というタイトルでした。
きっと京都アニメーションさんは、アドビ製品を使っているとは思いますが
異なる国の企業に対してこういうことができるってすごいなと思います。
しかも、アドビさん「公にする予定なかった」とのことで、さらにすごいと思いました。
昨日も中国で30cmくらいの井戸に小さなお子さんが落ちてしまったのを、
重機を使ってまわりを掘り起こして助けたというニュースをテレビでやっていました。
どの出来事も現場にいたわけでもなく関係者でもないけれど、
人間て醜いなと思うときもあれば、素晴らしいなと思うときもあり、
それでも、人間の良いところ、素晴らしいところは、
本当に心に響いてきていやなことも吹き飛んでしまいます。
人に対して、役に立てる自分、ありがとうと言われるような自分になれるように、
頑張らないとな、と思います。
さて、来週火曜日の第54回夏季セミナーまであと一週間となりました。
社内はセミナーの準備まっさかりです。
私もレジュメを作ったり、資料の直しをしたりとてんてこまいの1日でした。
毎日のようにお店に伺っていると、本当に状況や環境が激変していることを痛感するので、
作り終わっていた資料でも変更を加えたくなってしまいます。
先日も、振袖成約者の方の顧客化率はどれくらいかという話題になったのですが、
そのお店では2%という答えが返ってきました。
その話を聞いた後、別のお店でも顧客化率を伺ったのですが、やはり3〜4%という答えでした。
こうなると振袖は、お客様づくりのための戦略商品だとはもはや言えないのではないかと思います。
もちろん振袖販売やレンタル・ママ振、そして写真というパッケージは、
年間で大きな数字になるので欠くことのできないアイテムだと思います。
しかし、新規のお客様を作っていかなければならない課題を抱えている現場にとっては
厳しいパーセントです。振袖からパールや念珠といった商品へとつながる
お客様はかなりの比率になるそうですが、
絹布につながっていくお客様は本当に少ないというのが実情なのですね。
お手入れや着付け教室のほうがはるかに顧客化する比率は高いそうなので、
お手入れや着付け教室の取り組み方についていろいろな角度から研究し、
新しいモデルを作っていかなければならないのかなと感じます。
ある経営者の方が、「着付け教室は手段であって目的ではないから、
目的を我々が作っていくことが大事なんだ」と語っていました。
呉服業とか宝石業など業種、
業態というモノを売る企業のあり方が世の中のニーズとどんどんずれていく……。
そんな危機感を感じます。
夏季セミナーでは、少しでもお役に立てる内容になるよう、
最後まで中身を吟味していきたいと思います。