未来の潮流に考えを巡らせる

ついに、東京オリンピックの延期が
決まりました。
色々な思惑が交差しつつ、
世界的なコロナウイルスの蔓延によって
各国の選手からの不参加表明、
IOCヘの強い風当たりなど
日を追うごとに、オリンピックを
予定通り開催することに対する
反発が強まり、
当初の計画を変更せざるを
得なかったのだろうなと想像できます。

東京では、これまでにない数の
新しい感染者が出てしまい
首都封鎖の可能性まで論じられるように
なりました。

少し前は、
日本はウイルスの封じ込めが
うまくいっているようだということで
学校も再開する方向になりつつありました。

ここ二週間がヤマだという
時期に比べると
皆少し警戒心が弱まってきたと
思います。

そんなタイミングでの
急激な感染者数の報告。

ウイルスに見透かされているようです。

こんなにもコロナウイルスに世界が
振り回されてしまうとは
想像できませんでした。

怖いのは、もっとも大切な
「事実」を見極めることが
ものすごく難しいことです。

これまで何らかの問題が発生したとき、
その根本的な原因(事実)を掴むことが
もっとも重要であり、
それが掴めれば、
対策もおのずと見えてくるというのが
マーケティングにおいての
テッパン法則でした。

しかし、ウイルスという目に見えない
存在であり、かつ
その発信源、感染経路、
国家が抱える実際の状況などが

国民一人ひとりには届きません。

二次・三次情報を
マスコミが流し、
それがいつのまにか、
事実であるかのように語られ、
どこに真実があるのかが
ますます見えなくなっています。

マーケティングの第一人者の一人、
神田昌典氏は、
日経MJの中で、

このコロナウイルスという
見えない敵との戦いは、
大規模な社会変革の引き金になると
書いています。

そして、表題の言葉の通り、
リーダーやマーケッターは、
これを機に未来への潮流に考えを巡らせることが必要だ
とも述べています。

神田氏によれば、
未来への潮流は二つあり、

一つは、「反グローバリズム」の流れ、
もう一つは、デジタル変革
(デジタルトランスフォーメーション)の流れ。

とのこと。

一つ目の反グローバリズムの流れとは、

各国が内向きの政策を取り、壁を築く
ということでなく、
それぞれの国や地域が伝統的に
培っていた古き良き伝統や文化、思想を
見直し、それを
クラウド経由で世界に広げていくこと
であると説いています。

確かに、私自身、

日本の「和」という考え方や思想は、
世界を見渡しても、
非常に優れたものだと常々思っていました。

デジタルの仕事をすればするほど、
その本質は、人間一人ひとりにあり、
その一人ひとりの思いに
心を寄せることで、
経済的に成功をもたらすものだという
印象を持っていました。

一見西洋的に思える
「デジタル」は、日本の思想と
すごく似ているんです。

自然界からのインスピレーションで
育まれてきた日本の染織文化は、
現地へ行ってみれば、
非常にデジタルなやり方をしています。

二つ目のデジタル変革は、
いうまでもなく、時間や距離を超えて
情報をやりとりできる企業や社会のあり方です。

2030年には、
年間に何日休みがあろうと、社員が
一人も出勤せずとも、
ビジネスが成り立つ企業が勝者になると
神田氏は言っていました。

コロナウイルスの蔓延を機に、
神田氏の言うような変革を
自社でどのように実現していくか?
もしくは、そうした未来への適応策を
いかに具体化することができるかが
本当に問われているんだなと思います。

当社は東京にあるので、
今回の小池知事の会見で発せられた
内容は人ごとではありません。

今週末、そして来週の年度替りという
大事なタイミングで
出社禁止令を出すことになるかもしれません。
先の読めない今だからこそ、
未来の潮流への深い洞察を
ド真剣に考えるべきですね。

 

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