vol.255 神山有史
平日公開の映画で初日興行収入歴代1位。
先週の金曜日、満を持して公開されました。
平日公開だったにもかかわらず、
初日で10億円を達成し、
Yahooニュースなどでも紹介されていました。
我が家でも下の二人が
鬼滅の刃の大ファンで、
特に末っ子の娘が
いつも鬼滅の刃のキャラクターの
絵を描いているほどでした。
映画公開前に、
テレビで二週にわたって
テレビシリーズのダイジェストを
放送していましたが、
夜9時からのスタートにも
かかわらず、
食い入るように最後まで
観ていました。
二週目の後半戦は、12時ちかい時間まで
やっていたのですが、
泣いたり、応援したりしながら
絶叫まじりの鑑賞。
確かに、「Ufotable」というアニメ制作会社が
制作したアニメのクオリティは
とっても素晴らしく、
テレビシリーズ第一話の冒頭、
雪がしんしんと降る
冬の森の描写には驚かされました。
学校でも、鬼滅の刃の話題を
友達同士で話しているらしく、
誰々が、金曜日に
映画を見るんだって!
とか
土曜日に行くんだって!
うちはいついくの?
などと急かしてきました。
驚くべき上映回数
結局、子供達の強いオシに負け、
日曜日に行くことにしようと
ネットでチケット購入を
試みたのですが、
ここでとにかく驚きました。
朝から晩までいったい何回上映するの?
というくらいの上映回数です。
まるで、山手線や京浜東北線の
ダイヤのような過密スケジュール。
今まで子供達と映画を色々と
観てきましたが、
こんな上映回数は初めてです。
そして、どの回も、
ほぼ満席状態で
空いている席はわずかでした。
そして、いよいよ劇場に着き、
待合いのホールに入ってみると、
次の上映を待つ行列ができていました。
鬼滅の刃専用行列です。
子供から大人まで
様々な世代の人たちが並んでいます。
我々の回はもう少し後なので、
先に飲み物やらポップコーンなどを
買っておこうと、
売店に並ぶと、そこには、
「本日は飲み物のみのご提供となります」
と書いてありました。
人が多いために、
食べ物を提供すると
大行列になってしまうことを
懸念したのか、
ちょっとおなかが減り始めた頃だったので、
こたえました。
子供達からもブーイングです。
そして。
長い長い予告編の後、
本編スタート。
テレビシリーズのときから
まるで映画のような出来が
話題になっていましたが、
6歳の女の子を号泣させる映画
今回の映画はそれを軽く凌いで
しまうほどのクオリティと
ストーリー。
漫画を読んでいない我が家の面々にとって
今回の主役は、
ほぼなじみのない強い剣士でしたが、
思いっきり引き込まれ、
娘は、映画の三分の二あたりから
ずっと号泣でした。
鬼滅の刃は、
グッとくるセリフが多くて、
決して諦めない強さや
人を思う優しさや
ひたむきさに痺れてしまいます。
今回もそうしたシーンが
次から次へと出てきては、
娘の嗚咽が場内に響いていました。
結果として、
この三日間の興行収入は
46億円を突破。
歴代1位の記録となったそうです。
コロナ禍で映画館へ
足を運ぶのもなかなかできなかった
ということもあったと思いますが、
この映画が救世主となったのでは
ないでしょうか。
大人気の原作であることに加え、
テレビシリーズのクオリティの高さ、
そして映画でも更に高いクオリティの品質。
同じ少年ジャンプの連載漫画の
これまでのアニメ化作品と比較して
クオリティの差が激しいと思いました。
今も毎週日曜日などに
大人気アニメの連載が放送されていますが、
なかなか進まないストーリーだったり
動かないアニメーションが多用される
これまでの作り方と
大きく違うと感じます。
アニメもこれまでと違う
令和モデルなのかもしれません。
これまでこうだったから、
これからも同じ、
とするのではなく、
より一層高いクオリティを
妥協することなく、
限られた時間の中で実現する気概。
物語と同様、
作り手の熱い思いをひしひしと
感じました。
鬼滅の刃。そして
劇場版鬼滅の刃、無限列車編
うわさに違わず、すばらしい作品でした。
なお、画像は、
450万部刷ったという
上映者へのプレゼント品。
ちょっとした映画パンフレットです。