株式会社タニダ(本店:埼玉県熊谷市)
店長 谷田 卓也 氏
JMGインタビューの第14回は、埼玉県熊谷市で時計・宝石の専門店を展開する、株式会社タニダの三代目、谷田卓也氏にお話を伺いました。
熊谷市の鎌倉町に本店があり、仲町の八木橋百貨店にインショップを構えています。卓也氏は近年SNSやYouTubeに注力していて、全国からウォッチリペアやジュエリーリフォームの依頼が増え続けているといいます。
(取材・文:嵯峨紀子)
来年80周年を迎える熊谷の老舗ジュエラー
タニダは1933年に谷田時計楽器店として歴史が始まり、1944年、谷田時計宝飾専門店として時計やジュエリー、眼鏡などを取り扱うようになりました。
今回お話を伺った卓也氏は三代目にあたります。
創業者の谷田啓蔵氏は時計職人からスタートし、修理やメンテナンスを得意としてきました。
当時から時計の修理やメンテナンスなどのアフターサービスに力を入れ、今でも販売後のフォローを徹底して行っているのが特徴です。
最近はジュエリーリフォームのニーズが高く、口コミやネット経由のお客さまがかなり多いとのことです。
創業者から伝わる「いいものいつまでも」
創業当時から守られている店のモットー「いいものいつまでも」は、今もタニダのキャッチフレーズとしてホームページなどの媒体に登場しています。長く商売を続ける秘訣として守り続けていることは?との問いに、卓也氏からはまずこの言葉が返ってきました。
「“いいものいつまでも”の言葉には扱う商品の品質はもちろん、ものを大切にする心構えや人間関係まで、すべてのものが含まれています。愚直にまじめにコツコツと、守っているのはそれだけです」。
身の回りのあらゆるものを大切にし、地道に積み上げていくのが人生の基本であるという考えが谷田家には浸透しているのだそうです。
ブランドを絞り、信頼を優先
時計修理に強みを持つ同店では、あえて取り扱うブランドを限定しているといいます。部品の調達などアフターフォローが可能なものだけを販売するためで、ここにも「いいものいつまでも」の精神が生きています。
時計や宝石は、決して安いものではないため、購入したお客さまのみならず、次の世代へと受け継がれていくことを前提に、日々の接客が行われています。
今後の抱負は「感謝を伝える」こと
80周年を来年に控え、卓也氏には記念イベントで実施したい計画がいくつかあるとのこと。その筆頭は、これまでに関わりのあったすべての人に感謝を伝えたいということです。
お客さまや取引先、共に働くスタッフなどに、これまでの感謝を伝えたいと、いろいろなアイデアを温めているところだといいます。
YouTubeをコツコツ積み上げるワケ
現在YouTubeには特に力を入れているとのことで、週に1〜2本はYouTubeに動画をあげています。
物理的に負担は大きいといいますが、それでも力を入れている理由はというと、お客さまからの反応が大きいからだそうです。
YouTubeをアップすると毎回のように各地からメッセージが寄せられ、確実な手応えを得られるのが励みになるとのこと。
県外からの問い合わせも多く、このお店なら安心と視聴者に信頼されている様子が伺えます。
まずは100回までは続けたいといい、ここから自社のECサイトに誘導したいと考えています。
30年に及ぶJMGとの信頼関係
JMGとの交流は、JMGの母体PR現代創業者の大下禮敬の哲学に、谷田氏の父の耕一氏が惚れ込んだことから始まったといいます。
人も物もすべて、今ある縁を大切に日々を積み重ねていくという理念が、創業時からの教えに共鳴したことから生まれた温かな交流が今も続いているのです。
株式会社タニダ
代表者:谷田 耕一 氏
創業:1944年
【本店】
〒360-0046 埼玉県熊谷市鎌倉町131(星川広場前)
TEL. 048-522-1645
事業内容:時計の販売・修理とジュエリーの販売・修理・リフォーム
HP:https://tanida1944.com/
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