2025年のウェブマーケティングについて

Web集客の必勝法

いよいよ2024年も終わりに近づきました。今年2024年はAIの普及が進み、私たちのウェブ集客にも大きな影響を与えました。こうした状況の中、来年2025年はどのようにウェブ集客を行なっていけば良いのでしょうか?今、発表されている最新の情報などをまじえ、2025年のウェブ集客界隈のトレンドと対策について整理してみたいと思います。

今までとは違うユーザーの変化

ウェブの話とはちょっと違うのですが、今年、今までとは違う変化が起きました。例えば、七五三です。例年に比べ、神社へお参りに行く人が極端に減ったとのことです。11月下旬頃に、複数のお取り組み先からそう伺いました。お店によっては、神社から問い合わせが入ったほどです。「どうして七五三のご家族が来ないのか?」と。詳しく伺ってみると、衣装のお出かけレンタルプランが現象していて、そもそも写真だけ残せればよいと考えているご家族が多いのだそうです。また、11月15日にこだわるご家族も減り、七五三は秋のイベント、なんなら一年中思い立った時にすれば良いと考えるご家庭もあるようです。七五三のそもそもの意義を知らない世代へと突入したと考えるべきでしょう。これはあくまでも一例ですが、こうした変化は、他にも同時並行的に起こっています。
それゆえに、私たちはユーザー一人ひとりが何を求め、何を考えているのかということを把握するための努力に、より一層注力しなければならないと思います。逆にユーザーのニーズを知る方法は、ITの進化によってどんどんやりやすくなっています。

ユーザー体験を重視したコンテンツ作成

今年もまたGoogleによるコアアップデートが頻繁に行われました。直近では12月13日にスタートし現在もまだ実施中です。その前は11月12日、そしてその前は8月でした。こうしたアップデートが実施されると、検索順位の変動します。今回の12月のコアアップデートでは順位ダウンするキーワードが多いように思います。ここのところ、Googleの方針は、ユーザーにとって役立つコンテンツを重視しています。検索するユーザーには何かしらの課題や疑問、要望があり、それに適切に応えることができるコンテンツを望んでいるからです。ユーザーのニーズに合致したコンテンツをヘルプフルコンテンツ呼び、Googleは重視しています。一方最近では、Chat GPTやGemini、Cloudeといった文章生成AIの登場で、ブログなどの更新が容易くなりました。しかし、その結果、価値がないと判断されてしまう記事が量産された結果順位が落ちるといった現象も起こっています。仮にAIで記事を書いたとしても、検証もせずにそのまま投稿するのは危険です。全文を読み、自店の内容に合致しているか? 嘘や過剰な表現はないか? 記事に記載されている内容は専門的であり、独自性はあるか? といったチェックを必ず行いたいところです。すでに使い古されている言葉ですが、E-A-Tの重視・強化が大切です。(専門性(Expertise)、権威性(Authoritativeness)、信頼性(Trustworthiness))

社内の業務効率化、役割分担の工夫

多くのお店でウェブサイトの更新や複数のSNS活用を行なっていると思いますが、その分社員さんの負担は増大します。たとえAIで効率化できたとしても、インスタでフィードを投稿するだけでもそれなりの手間と工夫が必要です。やるべきツールが増えるほど、お店にとっては認知度の向上、お客様の来店促進につながりますが、むやみに活用するツールを増やせば、運用体制が壊れてしまいます。特にそれぞれのツールを使って、「何」を投稿するのか?のテーマが現場に任されていることが多く、うまく成果が出なければ現場の責任にされてしまうこともあります。そうなると現場のモチベーションは下がり、投稿される内容のクオリティも下がります。
やはり「何を」の部分は経営陣が考え、「どう具体化するか」を現場に任せるという役割分担が理想的です。また、各ツール(ブログやインスタなど)の使い方や運用方法も現場任せでは時間をいたずらに浪費してしまうので、業務効率化という分野でAIを活用すべきです。
例えば、ブログを書いたあと、そのコンテンツをGBPやインスタに展開していくとき、コンテンツをそれぞれ再度考えて構築するのではなくAIに最適化を依頼します。そうすると、それぞれのツール特性に合わせた内容に再編集してくれるので、考える時間は圧倒的に短縮されます。
つまり、コンテンツづくりにAIを使うというアプローチだけでなく、タスクを実行の工夫、時間活用の工夫にAIを使うというアプローチも非常に有効だと思います。

2025年、YouTube、Instagramが仕様変更

YouTubeやInstagramを研究している方の話では、来年これらのSNSの仕様が変わるようです。YouTubeはより一層視聴者との関係性を高めるためのハイプ機能やYouTube内で動画が作れる機能などが実装されるとか。また、Instagramではフィードのパワーが増強され、最大10枚までだったスライドが増えるとのこと。ショート動画全盛だった2024年のトレンドは引きずりつつも、じっくり閲覧してくれる(ページ滞在する時間が長い)ユーザーを優遇するようです。なお、フィードには動画も設置でき、最後のページに動画を設置するなどし滞在時間を長くする工夫をしたアカウントが評価される傾向があるとも。グーグルアナリティクスもGA4に切り替わった際、新しい尺度として「エンゲージメント」が追加されましたが、YouTubeやInstagramもエンゲージメント力を高めていく工夫が必要なのだと思います。

 

なんでも一度はChat GPTに聞いてみる

ここへきて、Googleの画像生成AIであるimage-FXがバージョンアップしたり、Open-AIからは「sora」の公開、Chat-GPTの上位バージョンが発表されるなど、AIの進化と多様化が目まぐるしく進んでいます。AIには悪い印象を持つ方もいらっしゃるかもしれませんが、現時点では仕事の効率化やクオリティアップに貢献する要素が大きいので、たくさんの仕事を抱えている、タスクが多岐にわたる、など忙しい人ほどAI活用は必須だと思います。まだ本格的にAIを使ったことがないという方は、ぜひ、Chat-GPTにログインし、とりあえず色々と聞いてみてください。
例えば「Chat-GPTでできることはなんですか?」とか「Chat-GPTを効果的に使うにはどうしたらいいですか?」などそもそも論的な質問を投げかけると良いと思います。今では、「Chat-GPT」、「Gemini」ともに音声による会話ができます。「Gemini」のテレビCMはチョコレートプラネットさんが楽しくGeminiの使い方を紹介してくれているので見た方もいると思いますが、普通に会話ができます。テキストを入力せずに、音声で質問するならハードルも一層低くなります。ぜひ試してみてください。

深いユーザー理解への努力と効率的な運用を

最後に、来年はAIの進化がさらに進みます。2023年までは画像生成、2024年は動画生成、2025年はそれらを組み合わせ、高品質のコンテンツ生成、人間と同等なやりとりができる(かのように思える)擬似人格AI、仕事業務を効率化する機能を持つAIの乱立などが予想されます。知っているだけで、仕事がスムーズになるほどの便利さを持つものもあるので、ユーザー一人ひとりをより深く理解するためのAI活用、効率的な情報発信と対話のためのAI活用をご検討ください。

 

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