こんにちは、PR現代の下島です
いつもブログをお読みいただきありがとうございます。
今回は、金価格の急騰に伴う宝飾専門店の対応方法についてのご紹介です。
金価格の推移はこの5年間で1.6倍以上に!
現在、宝飾店の買取コーナーや買取店では金製品の買取りに関する案件が急増しています。田中貴金属工業のデータで金価格の動きをみてみました。
最近1ヶ月の動きです。
金1gあたりの店頭小売価格(税込)
2022年2月3日:7,373円→2022年2月3日:8,190円(1.11倍)
過去5年間の動きです。
金1gあたりの店頭小売価格(税込)
2017年2月:4,513円→2022年2月:7,373円(1.63倍)
金の価格はこの5年間で1.6倍以上となっています。
出典:田中貴金属工業ホームページ
今後の商品仕入れは超難題
価格が急騰するなか、商品の仕入れ、販売価格に大きな影響が出ています。
委託商品による催事販売ではその商品の値付けがさらに割高になることも想定されます。地金が高騰することで生産現場は苦慮しています。今後は仕入れの難易度もさらに上がり、資金力、目利き力、ネットワーク力で宝飾店においてますます差がでてくるでしょう。宝飾店の自力と覚悟が試される時がきています。
10金の商品は経年変化に注意が必要!
この5年間、金の高騰による原価高の影響も、カジュアルジュエリーを扱う大手のジュエリーチェーンにおいては販売価格を抑え買いやすさを訴求するために、10金や9金の商品を販売するケースが多くなってきました。しかし、10金の商品を数点購入した経験からすると、金色(特にホワイトゴールド)の変色がはなはだしく、半年から1年もすると輝きを失うケースをいくつもみてきました。顧客への信用という点で、10金製品の取り扱いは本当に注意すべきと思いました。
いまTV通販をみていると、おしゃれでもあり資産性もある金製品、ゴールドジュエリーの紹介がこの一年非常に目立っています。ダイヤモンドの価格も大粒で上質なものの価格が上昇傾向です。金やダイヤモンドの価格は今後も上昇するのではないかとの見方をする方も多いです。
宝飾専門店は在庫販売がチャンスのとき!
逆に既存在庫を多く保有しているお店は、「価格変更前の決算セール」「ゴールドジュエリー在庫クリアランスセール!」「金価格急騰前の価格で大決算!利益還元特別コーナー」「金価格高騰前の価格からさらにお得!お得様へご奉仕会」などで、今が顧客への利益還元、売上アップのチャンスとみることもできます。
また、在庫をあまりお持ちでないお店の場合は、体験型の「色石オーダージュエリーお仕立て会」「お守り星座石・カラードジュエリーオーダーフェア」「パーソナルジュエリー相談会」などが人気です。
例年とは違う催事のスタイル、特徴を打ち出すことも検討の余地ありです。
3月21日で首都圏のまんえん防止等重点措置が解除されました。桜が咲く、年度がわりのとき、街の人通りが増えることも予想されます。宝飾店としてどのような手を打つべきか、その店ならではの特色を打ち出し、顧客との関係を深め、販売につなげるか。お店の対策を講じる大切なタイミングですね。
具体的な対策等については、(株)PR現代 ジュエリー事業部までお問い合わせください。