うちの母や父は、いまだにガラケーを使っています。
どんなにスマホを勧めても
ガンとしてスマホを使うことを拒み続けています。
なぜなんだろう。
その理由の根本がまだ分かっていなのですが、
うちの両親と同じ世代の人でも
多くの方々がスマホを使っています。
ただ、スマホを持っていても
電話とLINEとメール、写真くらいでしょうか。
使っている機能は。
それだけでもガラケーとは全く違いますが
スマホの使い方や楽しみ方は
まだまだたくさんありますよね。
若い人たちをはじめ
我々はもうスマホなしの生活が
考えられないところまで来ています。
では、お店のお客様はどうでしょうか。
スマホユーザーでしょうか?
スマホユーザーでも
あまり使いこなせていない人が
多いのではないでしょうか。
着物業界も宝飾業界も
顧客になってくれるお客様を
探し続けています。
しかし、着物が欲しい、ジュエリーが欲しいと
言ってお店に来てくれる新規客は
ほとんどいないというのが現状です。
そんな時、
当社のきものチームの若い女性スタッフが
スマホ教室やったらどうでしょうか?
というアイデアを持ってきました。
スマホ教室をお店で開くことによって
デジタルリテラシーの低い
シニア層の方々を集めることができるんじゃないか。
というのが彼女の狙いでした。
スマホ教室をやれば、
スマホの使い方や楽しみ方を
教えて差し上げることができるだけでなく
その方々をLINEグループやLINE公式アカウントに
招待することで、つながりを持つこともできるから
情報を発信することができるし、
一対一のコミュニケーションも可能になる
というわけです。
LINEで繋がれば、
綺麗な画像をシェアすることもできます。
あみだくじを使って、
ゲームもできます。
テレビCMでもやっていますが、
何よりスマホを使いこなせれば
みんなと一緒に楽しいことが共有できます。
使い方をお教えすることは
一義的な意味合いでしかなく、
スマホ教室を通して、
みんなで楽しいことを一緒に共有することを
目的にすれば、
少なくとも見込客を見つけることも
その方々と商売が始まる前に
仲良くなることもできます。
振袖から絹布へつながるお客様を
作ることもほとんどできない。
ブライダルジュエリーのお客様を
リピーターにすることも至難の技
という時代。
本業とはちょっとずれてしまいますが、
少なくとも、見込客とのコミュニティーが作れます。
実際に本業とは別に
スマホ教室をして、成功している方が
他業界ですがいらっしゃいました。
この方は、パソコン教室をしていた方で
増田由紀さんという女性です。
増田さんのブログはこちらから
なんとこの方、和風のものが大好きだそうで、
プロフィール写真も着物姿です。
「いちばんやさしい60代からのiPhone」
などの本も出版しています。
話を戻しますと
スマホ教室は、案の一つでしかないのですが
理想的なターゲットとなる見込客を
発見し、その方々との関係を構築する方法は
色々あるのではないか、ということです。
見込客お一人おひとりのことが
分かってくれば、
その方の悩みやニーズに迫れます。
たんすの中をどうにかしたいという人も
一緒に趣味を共有できる友達が欲しいという人も
もっと若々しくありたいという人も
いるかもしれません。
その時こそ、
呉服店、宝飾店の本領発揮です。