vol.243 神山有史
今日はゆるい話です。
突然のSOS
昨夜のこと、突然長男からSOSがありました。
大声で、「パパ!パパ!助けて!」と
呼んでいます。
一体何事? と思って
そばにいくと、長男はゲームを
している最中で、ゲームをしながら
叫んでいました。
「何?なんなの?」
と聞くと、
アメリカの女の子から
友達申請があって
チャットのメッセージが届いている
とのことでした。
長男は現在小学6年生で
学校でグローバルスタディという
英語の授業を受けているとはいえ、
全く英語ができません。
一生懸命Google翻訳で
相手の女の子が何を言ってるのかを
調べ、それに対する適切な
返答をしたいようでした。
しかし、相手の女の子が使う
英語が口語のため、
Googleは正しい翻訳ができなかったんですね。
nice to meet u
など you は u と書かれていました。
supってどういう意味だ?
また、sup? という記述もあり、
どういう意味か私も
すぐには理解できませんでした。
sup は what’s up のスラングで
やあ、とか調子はどう? という
気軽な挨拶の言葉なんですね。
相手には申し訳ないのですが、
長男の代わりに
私が代筆して返信する形で
コミュニケーションしました。
相手の子がいくつなのか?
どこに住んでいるのかもまったくわからないのですが、
「君はアニメを見る?」
「どんなアニメが好き?」
などと質問してきました。
「私は、ドラゴンボールやナルト、
アンパンマンが好き」
とも。
あまりのメッセージ入力スピードで
すぐに返信ができません。
なにせ、PS4のコントローラーで
文字を打たなければならないので、
文字と文字のスペースを開けるのも一苦労です。
相手の子は、日本のアニメが
好きなようで、
ドラゴンボールのクイズを
出してきました。
とても気遣いができる子のようで
ときどき、こちらの状況を
心配するメッセージもありました。
こうして画面ごしの英語のやりとりを
していると、
実際に会話をするよりも
難易度が低いと思いました。
文字を見れば、相手が何を
言いたいのかがわかるので、
ヒアリングという壁がありません。
相手が言っていることが理解できれば、
シンプルな英語でも
会話が成立するんだなと感じました。
これが令和時代の友達づくり?
それにしても、
時代は変わりました。
日頃子供達は、見知らぬ友達と
Fortniteというゲームを
会話をしながらやっていますが、
そこに外国の人も混じり、
一緒になって熱中しているわけですから。
私が子供の頃には全く考えられないことです。
顔を合わせることがなくても、
会話の中で、相手の性格を掴み、
一緒に協力しながら遊ぶことができる、
今はそういう時代なんですね。