先日、娘をお風呂に入れていたときのことです。
いつもお風呂に入っていると水滴で曇っている鏡をキャンパスにして、娘は指で絵を描きます。
たいてい描くのは、お姫様です。世界的に有名なアメリカのアニメ映画のキャラクターだったり、
日曜日朝に放送している変身する女の子のアニメのキャラクターだったり。
「髪の毛の色は金色で、とっても長いからくるくる巻かないとねー。お洋服は紫色でー」
とひとりでしゃべりながら描いているのですが、お肌の色は、薄橙色!」というではありませんか。
「えっ? 今なんて言った?」
と聞き返すと
「うすだいだいいろだよ、パパしらないの?」と娘。
正直、耳だけで「薄橙色」と聞いても、ちっとも色が想像できませんでした。
そうなのです。今は「肌色」とはいわず「薄橙色」と表現するのだそうです。
「肌の色」は相対的な色であって、国や地域によって色が異なります。
グローバル社会とかダイバーシティー社会と言われるようになってから、「肌色」は、普通に使えない言葉になっていました。
それを5歳の娘から教わりました。
だから、言葉だけでなくクレヨンや色鉛筆にも、肌色という色はなくなりました。
しかも、
「昔は肌色って言ったんだよね。でも今はダメなんだよー」
とその使い方についてもちゃんと理解しているようでした。驚きました。
日頃日常的に文章を書くということが身近にある私にとって、ちょっとびっくりな出来事でした。
その他、今と昔とで異なる常識・非常識を調べてみると、それはそれはたくさんでてきます。
代表的なのは、水分補給。私が学生のころは、運動中に水を飲むのはご法度でした。
運動能力への影響があり、体にもよくないと教わりました。
が今は、全く逆。汗をかき冷却効果を得ようとするため心臓に流れ込んでくる血液が減るんだそうですね。
血流が悪くなると酸素が栄養素をスムーズに運ぶことができなくなり、運動のパフォーマンスが落ちるのだと。
今は運動中に水分補給するほうが効果的であると解明されているんですね。
その他、傷口の処理は消毒液を使わないほうがいい、
発熱時に解熱剤を飲まないほうがいい、
歯磨きは食事をしてから30分以内にしてはいけない、
下痢止めは飲まない方がいい、
暗いところで本を読んでも視力は悪くならない、
風邪を引いたときのお風呂など真逆のやり方が推奨されているものが次々に出てきます。
家でかかってきた電話に対する受け答えも180度変わりました。
今はむやみに名乗れない時代です。
あと、鎌倉幕府は1192年でしたが、今は1185年なんだそうですね。
「いいくに作ろう鎌倉幕府」じゃなく、「いいはこ作ろう鎌倉幕府」になったんですって!
驚きました。
最近では、「お前」という歌詞が話題になりましたね。
まさにコペルニクス的転回の数々。
時代が進化したことで科学的に解明されて新しい事実が見つかったというケースもあるし、
人の価値観や感じ方の変化によって意識が変わったというものもあります。
ちょっと前までは電車の中で普通にタバコが吸えましたが、今ではタバコは文字通り人々から煙たがられています。
インターネットへの投稿が当たり前になった今の時代、ちょっとしたことがきっかけで炎上したり、批判の的になったりしてしまいます。
ブログ更新をするときも、こうした常識・非常識について少し意識して文章を作っていかなければならないなと思います。
今日7月16日は、駅弁記念日だそうですが、
新幹線の中でお気に入りの崎陽軒シュウマイ弁当を食べようと思っていたのですが、
朝早い時間だとまだお弁当屋さんの店頭に並ばないんですよね。
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