テクノロジーの進化、その光と影

今日の日経新聞電子版に、興味深い記事がありました。
割と衝撃的なタイトルの記事で、

「離婚の決め手はDNA 「計算された人生」は幸せか

というもの。

ここでいうDNAは、子供と父親のDNAが違うといった
ことではありませんでした。

8年の結婚生活で子宝は授かったものの
妻と夫の愛情が冷え切ってしまい
離婚を考えたが、その決め手となったのが、
DNAによる相性スコアの低さだったというお話。

この遺伝子パターンの組み合わせでは
長続きするカップルは少数だという
判定が出て、生物学的に合わないなら
ということで離婚したということなのだそうです。

相性判定はスイス企業のテクノロジーを使うのだ
そうです。

これが現実のお話だというから驚きです。

離婚の決め手が、人として相手と話し合って
決めるのではなく、最終的に科学的な検証によって
離婚を決めるということに
どうにも納得感を持てないのですが、
今はこういうサービスが存在するんですね。

さらに、記事には
すでに他界した家族と話をしたいという
ニーズに応え、生前の家族のデータを
集めて、話ぶりを再現するAIが存在する
ということに触れていました。

事例としてアメリカのジェイムズさんという
方の話が出ていて、

二年前に亡くなったお父さんと会話を楽しんでいる
のだそうです。
ジェイムズさんは「父のジョークを聞くと嬉しくなる」
と記事内で語っています。

しかも、豊富なデータを高度の分析することで
自分の分身を作ることができ、
技術が進めば、再現した人格が意思を示すことも
可能だというから本当に驚きです。

スーパーマンの映画の中で
地球に飛ばされたスーパーマンが
亡き父親と涙ながらに会話するシーンを
思い出しました。

あくまでもSFとしての演出であって
現実にはありえないと思っていましたが、
さにあらず。
本当に実現できるんですね。

これはこれでものすごいことで、
もし、自分も大切な人が亡くなってしまって
失望に打ちひしがれることがあっても、
AIが人格を再現してくるなら
利用するかもしれません。

一方で、

こうしたテクノロジーを悪用する人も
必ず現れるもので、本人だと思って話をしたり
秘密を打ち明けたつもりが
AIで、裏切りにあったり、詐欺にあったりする
なんていうことも起こり得るかもしれませんね。

テクノロジーの進化はきっと止まることはなく
いつの時代も使う人間の倫理観や信念、哲学が
問われます。

AIの進化が、良い未来を築いてくれることを
願います。

 

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