化粧品の買い物体験で感じた、これから備えたいこと

都内の百貨店で買い物をして感じたこと

こんにちは。PR現代 プランナーの佐藤静子です。

先日、久しぶりに百貨店で買い物をしました。化粧品売り場のとあるショップでファンデーションを一つ購入したのですが、以前と比較して変化を感じたことがあったのでご紹介します。

変化その1 メンバーズアプリの使用感が快適

ショップのメンバーズカードが紙ではなくアプリというお店は増えていますが、今回違いを感じたのは、店頭でのアクションが非常に簡単でスピーディーだったことです。

商品を店員の方が袋に入れるなどしている間に、こちらがスマホでQRコードを読み込み、アプリをダウンロード。開いて「次へ」を2回タップしたら表示されたバーコードを読み取り器で読み取ってもらうだけで、その場の登録は完了しました。

「後でお名前などの情報をご登録ください」と案内され、その場では入力作業をしなくてもよかったので、店頭で余計な手間がかからずに済んで快適でした。この手のアプリの場合、その場で氏名や住所などを登録しなくてはならなかったり、別途細かい文字で書かれた説明書をもらって後から登録することもありますが、そういうものは一切なくシンプルでよかったです。

 

変化その2 QRコードの紙1枚でカタログと動画へ

百貨店の化粧品売り場で買い物をすると、必ず次の来店を促すための化粧品サンプル、そして商品ラインナップのカタログやリーフレットを2~3種添えられるのが定番でした。今回も、ファンデーションと一緒に使う下地をサンプルとしていただきましたが、帰宅して紙袋を開けたら入っていたのは商品と白い紙一枚。そこに二つのQRコード。

一つは「カタログ」、もう一つは商品の「How to動画(Youtube)」へのQRコードでした。

こちらも、シンプルかつスマートな誘導がしゃれていて好感が持てました。

 

アプリもQRコードも真新しい機能ではありませんが、少し前、コロナ以前などは私が関わる消費行動のなかでここまで徹底されているところはなかったです。

その後、見てみたアプリでは美容に役立つ面白そうな情報がアップされていたり、動画でも化粧品の使い方を深く理解できたりと、一連のことがうまく連動して、仕組みが洗練されていました。

店頭での美容部員さんの接客も問題なくよかったですが、デジタルツールによってまた違ったアプローチがプラスされました。アプリが私のスマホに存在している限り、今後も目に留まります。

 

楽しさを倍増させる仕組みとは

 

買い物は楽しいこと。私個人としても好きなことの一つが買い物なので、欲しいものがあるとき、どれを買おうか考えるときはウキウキしてしまいます。

店頭でしかできないことの一つとして、着るものなら試着、化粧品ならお試し塗り、があります。実際にリアルの店頭で体験することは情報量としてネットショッピングの比較にならないと思っていましたが、スマホ画面のなかでも参考情報(着装写真やサイズのデータ、動画など)の精度も上がっているので、いずれその溝もうまってくるのだろうなと感じます。

店頭ではこういう体験、ウェブ上ではこういう体験。と、くっきり分かれて存在しているのではもはやないです。店頭での体験からさらに視野を広げてくれるウェブ上での体験があります。また、ウェブ上で集めた情報を店頭での体験で最終判断し、購入する。というような双方の行き来が、生活者の満足度を高めていくのだろうと思います。

お店で感じの良い接客をしてもらえた →それによって購入した →インスタでは役立つ情報やセンスの良いイメージを受け取れる →LINEからはお得な情報や定期的な便りが届く →ウェブサイトやアプリには魅力を深く理解できるコラム情報が常に更新されている →知れば知るほど、またお店に行きたくなる。というようなプラスの循環があります。

まさに、生活者の楽しさや幸せ、喜びを倍増させる仕組みともいえます。

 

生活者視点で考えることを忘れない

 

そうなってくると、着物やジュエリーなどの商材に関わる私たちが意識すべきことは、それをどう実現していくかです。

少しずつでも、

プロ視点で実名を出して商品を詳しく語るコンテンツ

着装写真(「わたしに近い」を見せられるように、複数の着装者)

SNS

動画

EC機能

自社アプリ

などを取り入れながら、自店のお客様にとって「何がどのようになっていたらもっと楽しんでいただけるだろう、何がお店にとってもお客様にとっても良いのだろうか」ということを考えていくことが大事だと思います。

 

リアルでの満足度

コミュニケーションがよかった。親切にしてもらえた。楽しかった。

ウェブでは見られない商品が見られた。思ってもいなかった提案を受けた。

絶対にそこでしかできない体験ができた。味、音、香りなども含めて五感で心地よかった。

 

そして、

やっぱりまた行きたいな。次もまたここにしよう。

そんな思いにつながる「デジタル体験」も、あらゆる方向から届けられたらさらに良いと思います。

当社でも、それを実現するお手伝いができます。気になる方はぜひご相談ください。

 

 

 

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