8月7日(水)JMG特別例会『GSTV見学会』を開催
宝飾・時計・メガネ、きもの、寝具に特化したマーケティング・企画広告会社「㈱PR現代」(東京・日本橋、下島仁社長)は、主宰する宝飾小売業経営者が集うマーケティング研究会「JMG(ジュエラーズ・マインドグループ)」の特別例会『GSTV見学会』を8月7日(水)開催しました。
今回のJMG特別例会では、東京都品川区天王洲アイルにある宝石専門チャンネルのGSTV本社を訪問。生放送中のスタジオをはじめ、ラボやショールームなど、日本で唯一の宝石専門のテレビショッピングチャンネルを運営する本社機能を見学しました。
ここではその見学会&情報交換会の様子のごく一部をダイジェストで紹介します。
生放送中のスタジオを特別見学
スタジオでは生放送中のアナウンサーたちのトークを間近かで観覧し、実際の放映状況を特別に見学させていただきました。モニターが並ぶスタジオバックヤードでは最新型のオートリモコン型の撮影技術を見学、また、商品撮影用のフォトスタジオではカメラマンへの質疑応答も対応していただき、ジュエリー撮影時のプロのノウハウを教えていただきました。
ラボで最新の鑑別機器を観察
ラボの見学ではGSTV宝石学研究所所長 阿依アヒマディ博士の解説で、最新の宝石鑑別機器についてそれぞれどんな鑑別ができるかを学び、宝石を深く知るための技術の向上に驚きを持って接しました。またこれらの機器を使った鑑別書作成の過程の解説では、鑑別書の信頼性について知識を深めました。
アヒマディ博士の解説でGSTVジェムミュージアムを見学
GSTVジェムミュージアムでは日本における宝石研究の大家、近山晶氏の膨大な結晶標本コレクションを見学し、アヒマディ博士から宝石の生成年代などについての解説を受けました。
大松彰氏を迎えての活発な意見交換会
見学後はGSTVのMCとして知られる大松彰氏を迎えての意見交換会を開催。参加者との活発な質疑応答が行われました。
ここでは参加者からの感想のごく一部を紹介します。
- 地方の宝石店の存在意義とは何かを考えさせられた見学会で、学ぶべきことがたくさんあると感じました。
- 地元密着からの脱却を模索中なので、YouTubeの動画制作の参考になりました。
- やはり、リアル店舗を活かしつつも、メディアミックス戦略を進めることが大事だと思いました。
- ミュージアムの素晴らしさに惹かれ、自店にもミニサイズで原石などを展示して地元のお客さまに楽しんでもらえたらと考えました。
- 7年前、旧有明オフィスもこの会で見学させていただきましたが、機材の充実やスペースの拡充、人員導線のスムーズさなど、たいへんパワーアップした印象を受けました。
- 数万円の商品にも数十万円の商品と同じエネルギーをかけて説明・紹介していることに驚き、感心しました。基礎研究に投資する企業姿勢も見習いたいと思います。
- 宝飾品のトレンドを掴むためには美術展やミネラルショーなどにも足を運びこまめに情報収集し、自分自身をブランド化する努力が大切だと痛感しました。
- 会社のビジョンや福利厚生に関することが社内のいたるところに掲示されており、起業姿勢を浸透させることの大切さを学びました。
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(株)GSTV(今橋 徹 社長)は、日本で唯一の宝石専門チャンネルを運営。製造から販売まで一貫して行う総合ジュエリー企業で現在年商200億円を超えます。
地金の高騰、円安など、宝飾業界を取り巻く環境が大きく変化しているいま、 TV通販、ウェブ販売、店舗販売など、さまざまな販売形態で顧客接点を増やすGSTVが挑戦するこれからの顧客創造戦略の実際を感じ取ることができた貴重な見学会&意見交換会となりました。
GSTVの皆さま、そして情報交換会にご出席くださった大松彰さん、ご協力まことにありがとうざいました。
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次回JMG定例研究会は10月9日(水)、ゲスト講演として買取専門店(株)さすがや 代表取締役 佐藤貴夫氏を講師に迎え「さすがやが取り組む買取りマーケティング」を学びます。丁寧かつ前向きな買取り事業で顧客の信頼を集める同社の経営方針をはじめ、買取り事業や社員育成の実際を伺います。オブザーバー参加のご相談も受け付けております。
JMGは宝飾小売業のマーケティング実践研究会です
(株)PR現代が主催する「JMG(ジュエラーズ・マインドグループ)」は花島路和氏(ジュエリーハナジマ代表)を会長に、48社が加盟する宝飾小売業のマーケティング実践研究会です。一商圏1社(市区村ごと)が加盟でき、隔月での定例勉強会や情報交流、個別相談、WEBや販促物などの会員割引制作などを行なっています。詳しくは、JMGのホームページ をご覧のうえ、どうぞお気兼ねなくお問い合わせください。