青山宝飾(東京都港区)JMG インタビュー vol.11/動画の発信で全国のファンの心を掴む

青山宝飾
青山陽子

青山宝飾【株式会社麻布AOYAMA】(本店:東京都港区)
代表 青山 陽子 氏

 

JMGインタビューの第11回は、東京タワーをのぞむ港区東麻布の閑静な住宅地にある青山宝飾の店主・青山陽子氏にお話を伺いました。ご両親から引き継いだ事業を発展させ、独自のスタイルのジュエリーサロンとして営業しています。米国宝石学会宝石学修了士(GIA.G.G.)やリモデル・カウンセラーなどの資格を持つほか、彫金加工とデザイン画、3D-CADを学び、お客さまの要望に応えています。YouTubeでの動画配信にも早くから取り組み、多くのファンをつかんでいます。ジュエリーへの想いや動画配信で心がけていること、JMGに入会して感じたことなどについてお聞きしました。

(取材・文:嵯峨紀子)

世代をつなぐ心の懸け橋を目指して

青山宝飾の店舗は商店街から道を一本入った住宅街、東京タワーや麻布十番からもほど近い港区東麻布にあります。光が差し込む明るい店内には、オリジナルジュエリーや国内外のセレクトジュエリーが並び、身に着ける楽しさやときめきを感じさせる品揃えです。居心地のよい温かな店の雰囲気は、店主の青山氏の人柄によるもの。リピーターや紹介、母娘2代3代での顧客が多いのが特徴です。

青山宝飾

青山氏がジュエラーを志したのは、お母さまをはじめ、身内の方々から譲られたジュエリーを大切に生かしたいという思いが強かったからだといいます。もちろんジュエリーが好きで、手持ちのジュエリーをさまざまに工夫してコーディネートする楽しさが原点だったそうですが、身につける人の魅力を引き出し、その人らしさを表現できること、そしてジュエリーが心の懸け橋となり、世代を超えて大切な物として受け継がれていくと考えているからとのことです。

青山宝飾

ビッグメゾンでジュエリーの基礎を学ぶ

青山氏はミキモトで販売の経験を積み、GIA.G.Gの資格を取得。退職後に現在の青山宝飾を立ち上げました。仕事の傍ら、彫金加工とデザイン画、3D-CADを学び、ジュエラーとしての知識と技術に磨きをかけます。

基礎を身につけただけで満足せず学び続けたのは、お客さまの目線に立ち、どんな要望にも応えたかったからだといいます。大手宝飾店ではできなかった、きめ細やかなサービスを提供したいと考え、学びたいことが増えていったようです。

日本リ・ジュエリー協議会のジュエリーリモデルカウンセラー第一期の一級資格取得者でもあり、認定試験の面接官等も務めるなど、知識と経験を後進の指導にも生かしています。

手探りで始めたネット配信

わかりやすく親しみやすい動画で、全国に多くのファンを持つ青山氏。インターネットでの情報発信にいち早く取り組み、動画配信でも独自の工夫を凝らしたYouTubeチャンネルでジュエリー情報を視聴者に届けています。
1998年に青山宝飾を立ち上げた際には、ホームページを手探りで自作したとのことですが、YouTubeでの動画配信についても現場で聞くお客さまの声を取り上げ、毎回試行錯誤しながら配信を続けているそうです。

「もともとメイク動画やスタイリストさんのYouTubeチャンネルが好きでよく視聴していて、興味があったチャンネルを次々とチャンネル登録していたんです。そこでふと、ジュエリーの動画がないことに気がついて、自分で作ってみたんです。最初のうちは、笑って撮っているつもりなのに怖い顔をしていたり、細部が見えにくかったりと失敗ばかりでした。でもそんな初期の動画でも熱心に見てくださる視聴者の方もいらっしゃったんです」
20年以上前にホームページを公開した当時、北海道から九州まで全国から問い合わせが集まったのがネット活用のきっかけだったそうですが、2019年から始めたという動画でも手応えを感じたのがモチベーションになっているといいます。

青山宝飾【株式会社麻布AOYAMA】のYouTube チャンネル『大人のジュエリーレシピ』

青山宝飾YouTubeチャンネル

フォロワー数より伝わる動画を

動画撮影のコツをお伺いしたところ、「フォロワー数にとらわれず、伝わる動画を目指すこと」という答えが返ってきました。
「最初のうちは何回も撮り直して改善に務めましたが、私自身はフォロワーを増やしたいとは思っておらず、ゆっくりでいいから共感してくれるお客さまとつながることを目標にしました。初期の拙い動画でも注目してくださる方はいましたし、求められる情報を発信することを心がけようと思いました」

これから動画配信を始めようと思っている人へのアドバイスをお聞きすると、「私も学んでいる途中なので、アドバイスというより自分で気をつけていることは、誰かの真似をするのではなく、私自身の普段のスタンスのまま伝えるということです。そうすれば、自然と自分に合うお客様がお目に留めて下さいます。」視聴者の年代や性別を意識しすぎず、発信者の個性を生かすほうが、結果的にお店のファンを増やすことになるということです。

JMGが学びの助けに

お客さまの役に立ちたいと、つねに学び、前進を続ける青山氏にとって、JMGはどのような役割を果たしているのでしょうか。
「何ごともマイペースで動いている私にとって、JMGのメンバーの皆さまから学べる知恵は貴重な情報源です。自分とは違う視点を取り入れることのできる大切な機会であり、とても助かっています。店舗をスタートした当初から今に至るまで、なんでもとりあえず自分でやってみようという気持ちで取り組んできましたが、自分一人でできることには限界がありますし、軌道修正も遅くなります。社内の皆で力を合わせ、取り組んでいくことが大切だと感じています。まだまだ学びの途中ですので、これからもJMGの皆さまとともに頑張ってまいりたいと思います」とお話しくださいました。

青山宝飾(株式会社 麻布AOYAMA)

代表者:青山 陽子 氏
設立:1970年10月

【本店】
〒106-0044 東京都港区東麻布2-18-5
TEL. 03-3583-2797

事業内容:ジュエリーの販売・企画・製造・修理・リフォーム
HP:https://www.aoyama-jewelry.jp/

 

JMGは宝飾小売業のマーケティング実践研究会です

(株)PR現代が主催する「JMG(ジュエラーズ・マインドグループ)」は花島路和氏(ジュエリーハナジマ代表)を会長に、48社が加盟する宝飾小売業のマーケティング実践研究会です。一商圏1社(市区村ごと)が加盟でき、隔月での定例勉強会や情報交流、個別相談、WEBや販促物などの会員割引制作などを行なっています。詳しくは、JMGのホームページ をご覧のうえ、どうぞお気兼ねなくお問い合わせください。

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