振袖集客、2023年どう戦う?

こんにちは、PR現代の神山です。

2023年になり、私としては最初のブログとなります。
本年もどうぞよろしくお願いします。

全国的に大寒波が到来し、京都などでも大雪。
交通機関にも影響が出て電車が止まってしまう事態に
なってしまいましたね。
それでも1日で復旧する日本、本当にすごいと思います。

振袖集客、異常な展開を見せた年末年始

さて本題です。
2022年の年末は、振袖の動きが悪く、来店予約・集客ともに芳しくない展開となりました。
本来なら10月以降徐々に来店予約が増え始め12月にもなれば、連日予約が入ってくるのですが、
昨年末に限って言えば、そのような右肩上りの成果は出ませんでした。
この現象は、一部の地域に限ったことではなく、全国的な傾向でした。

しかし、年が明け、成人式が近づいてくると急激に来店予約が増え、
成人式が終わるとさらに予約数は増加していきました。

なぜ、このようなことになったのでしょうか。

ユーザーが業界側の事情を把握?

現場のスタッフやお客様の反応から見えてきたのは、
対象者家族が、この時期に振袖を選ぶのは得策ではないと考えていた可能性が高い
ということです。
成人式が近いということは、レンタル振袖の多くは借りられてしまっていて
お店にはないはず。だからこの時期品揃えが少なく、選択肢が限られてしまうのではないか
というのがお客様側の言い分です。

実際、確かにこの時期は普段と比べて在庫数が少ない
と答えた店舗もありましたので、あながち嘘ではないのかもしれません。
しかし、そんな業界側の事情をいったいどうやってお客様は知ったのでしょうか。

そのあたりも探ってみると、競合になる店舗、写真スタジオ、
レンタル専門店など特に小規模店の場合、
普段から在庫数は多くないため、実際レンタル振袖の数は
この時期少ないため、
お客様の来店を成人式後にしてほしいと考えているとのことでした。

よって、ブログやSNS、現場のスタッフから
お客様に成人式後に振袖選びをすべきである旨を発信しているわけです。

そうした風潮が広がり、地域全体で来店予約や来店が減少したようです。

18歳成人でも20歳で式典に参加が定着!?

もう一つの要因として、18歳成人でも式典への参加は二十歳である
ということが認知されたことがあげられます。

昨年やそれ以前では、18歳成人に関する記事をサイトにアップすると
どのお店でも閲覧数が急増し、対象者家族にとって
18歳成人に対する不安が大きかったことが伺えましたが、
最近では18歳成人の記事が多く閲覧されていることもありません。

すでにテレビや新聞、ネットなどで
18歳でも、式典に参加するのは20歳であることが周知され、
慌てる必要がないということを知ったという側面があるようです。

また、感染が未だ広がっているコロナ、物価高、増税不安など
消費マインドを冷やす事象ばかりの昨今、
決して少ない出費ではない振袖選びに消極的になる家庭も多いのではないでしょうか。

結果的により低価格のプランを打ち出しているところに人が集まるという傾向に
拍車がかかりました。

年末年始も比較的好調だったお店は、
低価格のプランを上手にアピールできているという共通点がありました。

自店の強みを知り、競合店との差別化を

だからこそ、徹底的に競合店をリサーチし、
自店と何が違い、自店の強みはどこにあるのかを明確にする必要があります。
現場のスタッフは、お客様への質問をより具体的に行い、
地元地域でどのような振袖選びが行われているかをしっかり掴むべきです。

例えば、プレタレンタル振袖の最低価格をいくらで提示しているか?
という一点においても、店によって明確な違いがあります。

そのプランに何が含まれ、何か含まれていないかまで、
ユーザーは深掘りしないのか、見かけ上安い店が選ばれています。

情報発信は、誠実であることは大切ですが、
したたかに、賢く行うという強さも必要になってきています。

 

 

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