大垣 さし源(岐阜県大垣市)
代表取締役 虫賀 恭子 氏
JMGインタビューの第32回は、岐阜県大垣市の大垣 さし源。明治20年創業の老舗宝飾店です。七代目に当たる代表取締役の虫賀恭子氏にお話を伺いました。(取材・文:嵯峨紀子)
創業以来、人と人とのご縁を結び続けて
「大垣さし源」は、1887年(明治20年)に初代・説田栄次郎氏が「指源商店」として大垣市船町で創業したのが始まりです。当時は呉服を中心に取り扱っていたとされますが、時代とともに結納品、そして婚礼用の指輪を扱うようになったことで昭和36年からは宝飾品へと商品展開を拡大し、138年以上にわたる歴史を紡いできました。
本店はJ R大垣駅から歩いて10分ほどの、大垣城に隣接する立地のKixビルの一角にあり、1階でジュエリー、2階で儀式、結納用品、美容サロンを扱っています。また、本巣郡北方町のショッピングセンターアピタ北方店に支店があります。「水の都」といわれる大垣は街中に水路が巡らされ、古くから往来の絶えない土地です。さし源の創業の地である船町は現在の本店からほど近く、松尾芭蕉の“奥の細道むすびの地”であるなど、交通の要衝であったことが伺えます。

美容サロン
いただいたご縁を大切に — 伝統文化の継承と現代的な感性のモダンな調和
創業以来、「日本の美しい伝統儀式である結納をご提案し、素敵な日本文化を体験していただきたい」という強い意志を持ち続けてきた点が、同店の根幹にあります。虫賀氏は創業家としての伝統を受け継ぎつつ、新たな感性や時代の要請に応じた対応も重視する経営姿勢がうかがえます。
代々受け継がれる経営理念をお伺いすると「頂戴したご縁を大切にすることが細く長く続いてきた秘訣といえるでしょうか」とのお答え。結納という日本の伝統的な儀式を伝えてきた家業だからこそ、ご縁が大切ということを実感していらっしゃるのでしょう。ジュエリーとともに結納・儀式用品、筆耕・印鑑・美容サロンなど幅広い商品とサービスを展開することで、人生の節目に寄り添う“街の宝飾店”としての使命感を大切にしていることが伺えます。
今後へ向けては、時流に乗ったサービスを展開すること
長い歴史を誇る一方で、現代のお客様が求めるトレンドへの柔軟な対応や、若年層への接客アプローチ強化などが今後の課題とのことです。虫賀氏は「私の代までは、今まで通りのやり方でもなんとか乗り切ってくることができましたが、次の世代では時流に乗ってデジタル化やSNS活用を進め、来店前からの接点づくりを強化しなければならないと痛感しています」と語っておられます。
地域に愛され、未来を見据えた新たな展開へ
今後の目標としては、地域における信頼基盤をより強固にするとともに、次世代へ向けた新たな価値提供の拡大だという虫賀氏。地元顧客への密着はさらに深めながら、若い世代や婚礼以外のライフイベントにも対応できる商品・サービス展開を模索していきたいとのことです。ジュエリーリフォームや筆耕などを通じて“かたちに残る思い出づくり”を推進するなど、「人生の節目の伴走者」として位置付けられる存在を目指すと同時に、Web戦略の強化によるオンライン予約の増強やSNSでの情報発信を通じて広く新規顧客を開拓し、次の130年に向けた基盤づくりに目を向けているとのことです。
JMGへの加入で期待すること
JMGに加入した一番の目的は、世代交代を見据えたWebの強化だということです。これまでに築いた地域での信頼を土台として、次世代の要望に柔軟に応えていくための戦略と考えているという、100年企業らしいブレない視点を持った方針を示してくださいました。
大垣 さし源
社名:株式会社 大垣 さし源
代表取締役:虫賀 恭子 氏
創業:1887年
事業内容:宝飾品、儀式・結納、筆耕、ジュエリーの販売、リペア、リフォーム、美容サロン
HP:https://ogaki-sashigen.com/
大垣 さし源本店
〒503-0887 岐阜県大垣市郭町2-25 Kix 1F/2F
TEL:0584-74-3151
大垣さし源 北方店
〒501-0438 岐阜県本巣郡北方町平成2-3 アピタ北方店2F
TEL:058-323-6218
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(株)PR現代が主催する「JMG(ジュエラーズ・マインドグループ)」は花島路和氏(ジュエリーハナジマ代表)を会長に、53社(2025.8.1現在)が加盟する宝飾小売業のマーケティング実践研究会です。一商圏1社(市区村ごと)が加盟でき、隔月での定例勉強会や情報交流、個別相談、WEBや販促物などの会員割引制作などを行なっています。
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