多彩なゲストを迎え「JMGスマホ撮影研修&新年度フォーラム」を開催
宝飾・時計・メガネ、きもの、寝具に特化したマーケティング・企画広告会社「㈱PR現代」(東京・日本橋)は、主宰する宝飾小売業経営者が集うマーケティング研究会「JMG(ジュエラーズ・マインドグループ)」のスマホ撮影研修&新年度フォーラムを2月14日(水)リアル&オンラインにて開催しました。多くの参加を集め成功裡に終了しました。ご参加の皆さま誠にありがとうございました。(文:嵯峨紀子)
『スマホによるジュエリー撮影研修セミナー&JMG新年度フォーラム2024』
・日時:2024年2月14日(水)13:30-17:00
・開催形式:オンラインまたはリアル
・プログラムはこちらから
第1部:スマホによるジュエリー撮影研修
第1部のスマホ撮影研修では、UTSUSU写真教室を主催する赤石雅紀カメラマンを講師に迎え、スマホを使ったジュエリー撮影のノウハウを学びました。
普通の商材と比べて撮影の難易度が高いジュエリーをいかに美しく魅力的に、また商品としての情報を正確に伝える画像を撮ることができるかを会得しました。
第2部:JMG新年度フォーラム2024
第2部のJMG新年度フォーラムの冒頭、JMG会長の花島路和氏からの挨拶では、売り上げを作る11項目の目標を掲げ、参考となるECサイトの具体例をあげながら、デジタルの力を借りて宝飾業界と自店の魅力を世の中に広める年にしようと呼び掛けられました。
JMG顧問であり(一社)日本宝飾品貿易協会 代表理事の深澤裕氏は、回復基調にある市場の状況とインバウンドの動向をレポート。また、人手不足に悩むジュエリー業界のカンフル剤として、販売員の待遇改善を図るDXシステムを構築する試みを進めつつあることが示されました。アパレル業界ではすでに成果が出ているというシステムを、ジュエリー業界でいかに活用するかが期待されます。
デジタルジュエリー®︎協会を主宰する佐藤善久氏(JMG顧問)からは生成AIによるジュエリーデザインの現在地や、バーチャル試着の活用事例、各ブランドサイトでのCADによるカスタマイズをレポート。ロボットによるジュエリー製造が、業界の慢性的な人手不足を解消する可能性を示唆するなど、想像以上に早いデジタル進化のスピード感について言及がありました。
新田真之介弁護士(JMG顧問)は他店のクレーム事例から学ぶことの効用について解説。日本ジュエリー協会が発行した『クレームマニュアル』を例に挙げ、「うちの店は大丈夫」とタカを括らず、スタッフとのディスカッションの議題に活用するなど、このクレームマニュアルをもとに自店のガイドライン作りの必要性が紹介されました。
パーソナルジュエラー協会 代表のshiho(河西志保)氏はビデオ動画にて参加。SNSを使ったECサイトの台頭や、職人に直接依頼する鉱物マニアなど宝石店の必要性を感じていない客層が増加しつつある現実を伝え、プロの提案力を持つ魅力ある人材育成/教育の必要性と存在価値のある店づくりをとメッセージが送られました。
サン・スパッドの大沼貴代氏は「YouTube広告の最新情報」について詳説。チラシやDM活用のアナログ戦略とWEB広告の両輪での顧客化が必要と述べ、テレビ広告より効果を発揮しやすい、PR現代との共同企画「YouTube広告」のメリットや活用事例を伝えました。
最後にJMGを主宰するPR現代 代表の下島仁より2024年のJMGテーマ「人間力×ウェブ力による新・顧客創造」を発表。自社の強みを伝える力を強化して、デジタルと人間力の掛け算を実現しようと提唱。併せて自社の強み(USP)の確立、情報発信力の強化・自主催事企画によるストアブランド化の呼びかけがありました。
次回JMG定例研究会は4月10日(水)春の定例研究会では「商品トーク力アップ!セミナー講座」を開催。講師にGSTVのMCなどで活躍する大松彰氏を迎え、リアル&オンラインで開催します。
JMG には現在、全国の宝飾店48社が加盟。PR現代では、宝飾小売業を対象にJMGへのオブザーバー参加を受け付けていいます。ご興味のある方はPR現代 ジュエリー事業部までお問い合わせください。TEL 03-3639-1253
JMGは宝飾小売業のマーケティング実践研究会です
(株)PR現代が主催する「JMG(ジュエラーズ・マインドグループ)」は花島路和氏(ジュエリーハナジマ代表)を会長に、46社が加盟する宝飾小売業のマーケティング実践研究会です。一商圏1社(市区村ごと)が加盟でき、隔月での定例勉強会や情報交流、個別相談、WEBや販促物などの会員割引制作などをを行なっています。詳しくは、こちらの専用ホームページ をどうぞご覧のうえ、お気兼ねなくお問い合わせください。