vol.241 神山有史
今年82になる父とコミュニケーションを取ることが多くなりました。
きっかけは、父のケータイをスマホ、それもiPhoneにしてから。
世代的に、スマホをはじめとするデジタル機器に疎いため、
スマホを手に、なにをすればいいのか途方にくれてしまうレベルです。
LINEで、子供達の写真や動画を送っても、
「LINEのボタンに3という数字がついてるが、これはなんだ?」
という電話がかかってきます。
突然、LINEのトーク画面に、ノートが作られ、
意味不明な文字が書かれているなんてこともありました。
本人としては、身に覚えがないそうで、
iPhoneが勝手にやったんだそうです。汗
母もiPhoneの扱い方に巻き込まれ、
父の質問にパソコンを検索して対応してるようですが、
母もガラケーユーザーなので、
二人してiPhoneに振り回されているようで、
スマホへの切り替えが
果たして良かったことなのかどうか、判断できないでいます。
docomoが開催するシニア向けの
スマホ操作講座にも何度か参加してるようですが、
難易度が高すぎて、ついていけないのだそうです。
右下にあるゴミ箱マークを見つけては、
これはなんだろうね?
虫眼鏡マークを見ては、
これで虫を探すのか?
と大真面目に質問してくるレベルのため、
講師の方も、タジタジだそうです。
父らの予想外の質問に、対応できないそうです。
70代、80代の方がどれくらいスマホを
使っているのか定かではありませんが、
可処分所得の多いこの世代がスマホを使えないのは、
日本経済にとって大きなマイナスであることは間違いありません。
これからの5G普及に伴って、
更なるライフスタイルの
変化が起きるので、
父にはスマホを使いこなせるようになってもらわないと、
完全な情報弱者になってしまいます。
ちなみに、YouTube上に無数にあるiPhoneの使い方動画では、
難しすぎて、全くついていけないのだとか。
どうしたら、父のような方がスマホを
使いこなせるようになれるのか、
しばらく研究していこうと思います。
呉服店のお客様にもこの世代の方々は多いので、
スマホを使いこなせることで、
よりコミュニケーションがスムーズにできるようになることは
お店にとってもお客様にとっても良いことだと思います。
事実、父は時間をもてあましています。
飲み友達も月日と共に減っていることを嘆いています。
気にかけてくれる人は多いほどいいなと思います。
シニアに優しいデジタルのあり方研究がライフワークになりそうです。
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9月23日(水)
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