vol.250 神山有史
振袖集客に地域格差
以前、このブログにも書きましたが、
今年、このコロナ禍が影響し、
地域によって振袖の成果に大きな差が出ました。
首都圏では、昨年を超える成約数になった
お店や健闘しているところが多く、
その他の地域では、
夏休みも含め、来場が極端に少なくなった
ところもありました。
お嬢さんが、どこで生活しているかが
明暗を分ける要因となっていました。
自由に移動できない、したくないという
状況は、本当に困った事態をひき起こしました。
その他、現場の方々の声を聞くと、
名簿数が減り、精度も悪くなっているとのこと。
名簿の精度が年々悪くなっているのは
今に始まったことではありませんが、
その傾向がますます強くなったように思います。
こうなると振袖集客のメイン媒体である
振袖パンフやDMを郵送して
集客する効率が悪くなります。
電話アプローチも同様です。
名簿に電話がないという状況もさることながら、
家電を使う頻度が極端に減っています。
スマホ浸透によって、
私たちの電話に伴うライフスタイルが
大きく変わりました。
10月がWeb集客本格スタートのタイミング
こうなると、DM集客とWeb集客それぞれへの
注力度を変えていく必要が出てきます。
Web集客は、一朝一夕に成果が出るわけでは
ないので、今年でいえば、
来年2021年の成人式後に、本格的なWeb集客を
開始するために、この10月が着手のタイミングです。
検索結果で、それなりのポジションを
確保するためにも、
最短で3ヶ月間くらいの更新を積み重ねる必要があります。
今はじめて1月でようやく3ヵ月となります。
振袖に注力するきもの専門店の
ウェブサイトは、成人式前後に
一年でもっとも多くのユーザーがアクセスすることになります。
1月は、他の月と比べて2倍から3倍のアクセスに
なりますが、1月のアクセス数をどこまで増やせるかで
その後の1年間のアクセスユーザー数の平均が
決まってしまいます。
仮に1月に3,000人のユーザー数を確保したとすると、
2月以降の月間ユーザー数は800〜1,000人ほどです。
これが5,000人だと、1,500〜2,000人、
10,000人だと3,000〜5,000人ほどです。
月間のユーザー数が平均で5,000人以上になると
毎月の来店予約数は30〜50件ほどになり、
安定した成約数を確保できる傾向が強くなります。
もちろん、Webサイトの構成や
来店予約への導線によって、違いはありますが、
統計的にこのような傾向があります。
年間で安定したアクセスユーザーを
確保するためにも、
1月1ヶ月間のアクセスユーザー数
10,000人以上を目指しましょう。
そのために
この10月から12月の間は、
2021年の成人式に出席する
お嬢様、ご家族様に向けた情報と
2022年以降の対象者家族に向けた情報の
二種類をバランスよく発信していく必要があります。
今年は、対象者の住む地域の成人式が
どうなるのかが例年以上に気になっている人が
多いのが現状です。
対象者家族が不安に感じていることを
吸い上げ、不安を解消するための
情報発信がどれだけできるかで
1月に10,000人以上の
アクセス数を稼ぐことができるかが
最重要のカギになります。