コスト0円で100万円の売り上げをつくった販促手法

販促コスト0円

皆さまこんにちは、PR現代の三澤です。

早いものでもう10月ですね。
10月といえば、
10/1から郵便料金が値上げです。

関係先と話していると、上がることは知ってはいるが
それほど敏感にとらえ対策を考えている方は少ないように思いました。

念のため、以前に書いた記事をコチラにも。

『2024年秋以降、郵送料が値上げ!小売業どうする?今やっておきたい10の販促ポイント』

さて本日は、

「コスト0円で100万円」

というテーマで書いてみたいと思います。

今年の8月、ある宝飾店で驚くべき成果がありました。
それは、販促コストを0円に抑えながら、100万円の売り上げを達成したというものです。

釣りタイトル的な表現なので、気になる方も多かったと思います。
コスト0については、ちろんかかわる人件費はかかっていますが、
販促コストが0円であるということが前提として記載しています。

その宝石店の8月は決算月で、このタイミングでの売り上げが非常に重要でした。

しかし、月初のイベントが予想外に失敗し、
売上目標に大きな遅れを取るという厳しい状況に直面しました。

この事例から学べるポイントは、どのようにしてこのピンチを乗り越え、限られたリソースで成果を上げたのか、
そして、今後の販促活動にどのように活かせるかという点です。

本記事では、この成功の背後にある戦略と、応用の可能性について解説します。

月初のイベント失敗からの巻き返し

この宝飾店では、8月の初めに計画していたイベントが、
思うように集客につながらず、売り上げが上がりませんでした。

イベントに期待していただけに、店長やスタッフにとっては痛手でした。
しかし、決算月というプレッシャーもあり、後半戦に
向けてどのようにして売り上げを確保するかが急務でした。

ここで問題となったのが、時間とコストの制約です。
通常であれば、はがきやチラシなどを作成し、既存顧客への告知を行うことが考えられます。

しかし、郵便料金や印刷コストがかかる上に、
はがきが届くまでに時間がかかるため、
スピーディーな対応が求められる今回のケースでは適していませんでした。

そこで、コストを抑えつつ、迅速にアプローチできる方法として
「LINE配信」による販促が選ばれました。

LINE配信での販促に切り替えた理由

LINEは、顧客との直接的なコミュニケーションが可能で、
しかもコストがかかりません。

スタッフがすでに蓄積している顧客リストを活用することで、
すぐにメッセージを送信できるという強みがあります。
また、個別に配信するのではなく、一斉に情報を届けられるため、効果的な集客が見込めます。

 

LINE配信

この宝石店でも、LINEのメリットを最大限に活用しました。
具体的には、決算月という特別な時期を意識し、特価品を掲載した情報を中心に、
合計4回のLINE配信を行いました。

ここで重要だったのは、特価品というお得感を打ち出すことで、
顧客の購買意欲を刺激した点です。

これにより、既存顧客からのリピート購入や、
潜在的な顧客の興味を引き出すことができました。

以前に記載したかもしれませんが、
LINE配信には商品を掲載すると予想以上に読者に見られ、効果につながります。

商品の紹介ばかりでは飽きられてしまいダメですが、
定期的に配信を続けている店はこの方法は参考になると思います。


100万円の売り上げを達成したポイント

結果として、販促コストを0円に抑えながら、
月の後半に100万円の売り上げを達成することができました。

この成功の要因として、以下のポイントが挙げられます。

  1. 迅速な対応:イベント失敗後すぐに次のアクションを決定し、遅れを挽回するための施策をスピーディーに展開。
  2. 販促コストを抑えた戦略:郵便やチラシの作成にかかるコストや時間を削減し、LINEという無料ツールを活用。
  3. 特価品の訴求:決算月という特別なタイミングを利用し、顧客にお得感を提供することで購買意欲が向上。

この事例は、限られた時間とリソースの中でいかに効率的に
結果を出すかという点において、多くの店舗にとって参考になるお話だと思います。

他にも店頭の商品の準備などポイントもありますが、主なポイントは上記の通りです。

郵便料金の値上げと年賀状の影響

今回の事例では、郵便料金を削減するためにLINEが効果的に活用されましたが、
今後、郵便料金の値上げがさらなる販促戦略の変更を促すことになるかもしれません。

実際、10月からは郵便料金が約30%上がっています。
これにより特に年末商戦では、年賀状やダイレクトメールの利用が減少することが予想されます。

年賀状を販促ツールとして活用している企業は少なくありませんが、
この郵便料金の値上げに伴い、戦略の見直しが必要になるでしょう。

はがきや年賀状は、顧客に対して個別にアプローチできる効果的な手段ですが、
コストが上昇することで、同じ予算内での発送枚数は減少するので、
よりターゲットを有効に絞った展開が求められるかもしれません。

年賀状企画を見直す時期

今回の宝飾店の事例を踏まえて考えると、
年末に向けた年賀状企画を行う際には、以下のような工夫が必要になるでしょう。

  1. ターゲットの精査:これまでよりも有効なターゲットを絞り込み、確実にリーチしたい顧客層にのみ年賀状を送ることで、コストを最小限に抑えつつ効果を高めること。
  2. デジタルとの併用:年賀状や郵便を完全に廃止するのではなく、LINEやメール、SNSといったデジタルツールと組み合わせて活用することが、今後の販促戦略において重要です。デジタルツールはコストがほとんどかからないため、郵便料金が上昇した分、オンラインでのアプローチを強化すること。
  3. コンテンツの工夫:年賀状の内容を従来よりも充実させ、特典やお得な情報を盛り込むことで、顧客にとって「価値のある年賀状」を送ることがポイントです。特に、決算期や年末商戦と重なる場合には、今回の宝飾店のように特価品を打ち出すなど、購買意欲を喚起する内容にすることが効果的。

最後に

今回の宝飾店の事例は、販促コストを抑えつつも、
効果的なコミュニケーション手段を用いることで、
短期間で大きな成果を上げられることを示しています。

特に、決算月や年末など、重要なタイミングでの販促活動においては、
迅速かつ柔軟な対応が求められます。

今後も、郵便料金の値上げやデジタルツールの普及に伴い、
販促手法は進化していくことでしょう。

今回の事例を参考にしながら、自社の販促戦略を見直し、
より効率的に成果を上げる方法を模索してみてはいかがでしょうか。

 

 

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