今日、色々なニュースの中で一番ワクワクしたのは、
存在すらしないはずの巨大ブラックホールが
銀河系内で発見された
というニュースです。

少し前、初めてブラックホールを撮影した
というニュースが出ていましたが、
今度は、あえりないはずのブラックホールが
見つかって困惑しているという内容でした。

銀河系内というのは、私たちが住んでいる
地球そして太陽系が含まれる
天の川銀河のことですね。

このブラックホールは、太陽の70倍の質量を持ち、
これまで科学者の間で、存在しうると考えられていた
巨大ブラックホールの2倍の質量なのだそうです。

そうなのか、そういう基準があったのかということも
このニュースで知ったわけですが、
これまで研究を重ねに重ね、
積み上げてきた仮説や理論が、
超巨大ブラックホールの発見で覆されてしまったわけです。

その結果、専門家の人たちは、
これまで存在しえないはずと説明してきたことに
対して、ちゃんと説明しなければならくなったようです。

なにせ、肉眼で見ることもできず、
触ることもできないほど遠いところにある
光を全く発しない、
というか全てを飲み込んでしまうブラックホールの
存在を理論的に証明するのは本当に大変なことだろうと
思います。

一方で、科学やこれまでの理論では
説明できない不可思議さに
この件に関して、なんの責任も権限もない
私は、ワクワクしてしまいます。

新しい発見、新しい視点、新しい気づき。

体の中から、今まで考えもしなかったことに
出会ったときの衝撃や
うずうずしてしまうような感覚は
心が躍ります。

確かに、今まで築いてきたものが
覆されるのは、ツライものがありますが、
新しいものやコトとの魅力的な出会いの前には
なす術がありません。

それでも宇宙にまつわる謎はまだまだ
たくさんあって、
先日発見され話題になったヒッグス粒子以外に
まだ解明されていないリチウム7やダークマター、
ニュートリノの質量の謎、アクシオン、常温核融合など
SFには登場するも現実には説明しきれていない謎に
満ち溢れています。
解明されてほしいと願う一方で、
いつまでも謎のままであってほしいと思う気もします。

一方
私たちの身の回りにも、ここのところ明らかに変化
しているなと思うことがたくさんあります。

変わったなと最近思うのは車業界の変化です。

ハイブリッド車が増えはじめた頃は、
駆動方式が、ガソリンから電気へ変わっていくんだな
という感じはあったのですが、それでも車自体の
価値が変わったとは思いませんでした。

そうこうしているうちに、
インターネットに接続する機能がつき、
リースで車が買えるというCMがたくさん流れ
車の買い方が変わりつつあり、
自動運転技術の進化によって
車が単なる移動手段から
その空間にいることで、
様々な体験ができるサービスへと変化しています。

かつて、映画マイノリティーレポートで
描かれたような世界が本当にやってきたんだなと
痛感します。

これまでのビジネスモデルは、終焉を迎え、
新しい価値観や発想を持たなければ
次の世代からは相手にされないものになるという
非常に厳しい時代なんですね。

大きなビジネスをしている車産業をはじめ
ビジネスモデルと組織力、仕組みによって
稼ぐ力を持っている大企業ですら
変わることを迫られる令和という時代です。

翻って、我々はどうでしょう。

矢野経済さんが発表した
2019年の市場規模予測は、2018年を0.6％下回り、
毎年減少し続けています。

中にいると何をどう変えていくべきかが
なかなか見えてきません。
それでも、時代や生活者から変化することを
迫られていることには変わらないと思います。
それが減少し続ける市場規模の数字に
現れているように思えます。

2019年が終わる前に、
お店の現状、お客様1人ひとりの情報、
スタッフの行動履歴など
詳細にわたって現状把握をする必要があると感じます。
事実が掴めると色々なところで
思っていたのと違うギャップと出会います。

ギャップはズレなので、いやなことなのですが、
そのギャップは、可能性でもあるので、
ギャップの発見はワクワクすることでもあると思います。

そんなギャップを何か一つ発見し、
可能性を掴む年末にしたいなと思います。