今日はゆるい内容です。
先日、子供達と一緒に「アナと雪の女王2」を観に行ってきました。
前作から3年後のお話ということで、
今回はどんな内容になったのでしょうか。
子供達は、ポップコーンやポテトを
頬張りながら、
長い長い予告編に
「まだ始まらないのぉ?」と
あくたいをついていましたが、、、。
さて、
幼い頃、自分の魔法でアナを傷つけてしまった
ことから、心を閉ざし、ずっと部屋に閉じこもっていたエルサ。
そんなエルサと遊びたいがために
「雪だるま作ろう〜」と歌い
エルサを外へ誘い出そうとするアナ。
前作は、エルサとアナが心を通わせるように
なるまでのお話でした。
姉妹の絆が深まったところで終わるわけなので
すでに姉妹の間にある溝は存在しません。
今回は、エルサが
不思議な歌声を聞き、
その歌声の正体は一体なんだろう?
というところからお話が始まります。
なぜ、エルサは魔法を授かったのか?
なぜ、アナとエルサの両親は
危険な海の航海に旅立っていったのか?
前作はアナが主人公でエルサは脇役的な
立ち位置でしたが
今作は、エルサが主人公と言ってもいいかもしれません。
小さい頃の姉妹はとても愛くるしく、
お母さんに寝かしつけられているシーンは
本当に可愛らしいです。
アナを寝かしつけるときにお母さんがアナの
鼻筋を撫でるシーンはとても心が安らぐシーンでした。
物語が進んで、アナがエルサに同様の仕草をするシーンが
あるのですが、姉妹の深い絆を感じさせました。
アナとエルサのお母さんの吹き替えをしているのが
女優の吉田羊さんなんですね。
まったく気づきませんでしたが、
吉田羊さんも、ものすごく歌が上手でした。
松たか子さんと神田沙也加さんお二人の
演技力、歌唱力はさらに磨きがかかったように
思います。
YouTubeで、2人が舞台挨拶をする映像を
観たのですが、まるっきりアナとエルサそのものでした。
今回完成版を観る機会がなかったとかで、
2人で待ち合わせして映画を観たんだそうです。
そんなエピソードを聞くだけで
なぜか嬉しくなってしまいました。
このブログでネタバレするわけには
いかないので、核心には触れませんが、
2人のお母さんとお父さんが
どのようにして夫婦となったのか。
不思議な歌声を探す旅に出て
どのようなことがわかったのか。
なるほど、そういうことだったのか、と
見事な物語展開に、さすがディズニーと思いました。
しかし、お話が難しいため
子供達にはこの辺の背景は理解できていなかったようです。
もっぱら、雪だるまのオラフが
放つ、ギャグシーンで大笑いしたり、
アナにプロポーズしようとして失敗ばかりの
クリストフのドジっぷりにクスッとしてたりしてました。
物語全体は少しダークな雰囲気で進行する中、
オラフとクリストフが
笑いの緩衝材になっていました。
それでも、
エルサとアナそれぞれに訪れる大変な危機には、
長男も長女も涙を流していました。
こういうとき、次男は無表情で画面を
見つめるばかり。
長男と長女は、楽しいシーンでは終始笑顔、
悲しいシーンでは同調して涙します。
画面を見つめる子供達の横顔は
映画と同じくらいに面白いです。
今回のアナと雪の女王2では、
2人が治める国、アレンデール王国が抱えている
暗部が明らかになったり、
政治的な駆け引きや国と国との争いの根深さなどが
描かれます。
まさに今の世相を反映させているかのようで
子供も観る大ヒット映画にも
こういう要素を入れてくるとは想像もしていませんでした。
過去のディズニー映画と違い、
王子様らしい王子様が登場しない本作は
そういう意味でも今ドキの映画だと思います。
日本もアメリカもそうですが、
世界中で権力を持つ人々が、
子供でもわかるようなウソをついたりする昨今だからこそ、
ディズニーピクチャーは、映画の中では
正しいと思うことを貫く姿を
私たちに示したのかなと思います。
到底子供達に理解できる世界ではありません。
今回のアナと雪の女王2は、
むしろ大人へ向けたメッセージが中心だったと
そんなふうに思います。
子供達は、
とっても面白かった!と感想を言ってくれました。
あまり感情移入できなかった次男は、
「3Dのルパン三世観たいな〜」とぼそっと呟いていました。