笑顔採用、ここまで来たAI

vol.224

今日、埼玉をはじめ関東では
夕方すごい豪雨になりました。

さっきまで晴れていたのに、
きゅうに暗くなったと思ったら
ものすごい雨。

窓の外の景色が真っ白で
すぐ先が見えないくらいでした。

そんな中、
ついに、GoTOトラベルキャンペーンが
スタートしました。

今日も東京の新規感染者は
200人を超え、4月の感染者数を
上回る人数になってしまったようです。

この先、新規の感染者が
増えないことを祈るばかりです。

さて、今日目についた
ニュースは、

愛知の保育園でスタートした
「笑顔採用」という保育士さんの
新規募集の方法です。

AI(人工知能)を使って、面接者の
笑顔を判定し、採用の評価基準の
一部にするというものでした。

AIだとぎこちない笑いを見抜くことが
できるそうで、

本当に笑っているのか、
取り繕った笑顔なのか、
人間にはなかなか判別がつかないですが
AIは先入観とか、ルックスの良し悪しに
囚われることもないので、
適切に判断できるんですね。

15分間の面接を
100点満点で採点し、
人間による対面の評価を50点、
残りの50点をAI測定で評価するそうです。

離職率が高い保育士の世界では、
人間関係が非常に重要だそうで、
人間関係を良好に保つためにも
保護者からの信頼を得るためにも
笑顔は重要であることから
このシステムの導入を決めたそうです。

面白いなと思ったのは、
このニュースに対する

閲覧ユーザーのコメント。

ほぼ全てのコメントが
このAIによる評価を取り入れることに
否定的でした。

人を見る目がないから、
判断を機械任せにしていると宣言しているようなもの
という手厳しいものもありました。

確かに、笑顔のない先生が悪い先生とは限らず、
生真面目で生徒思いの良い先生だった
というコメントなど
皆さんのコメントには
なるほどと思える部分もありますが、

日頃データと向き合うことが多い
私には、面白いアプローチだと思いました。

だからこそ、判定を50%ずつにしているのであって
Aiだけに頼った評価にならないように
しているわけですよね。

AIがいけないのではなく、
運用方法によっては、
吉と出ることも凶と出ることもあると思います。

新規感染者との接触をチェックする
例のアプリも、アプリ自体に問題があった
というより、それを使う方法、運用方法が
大きく間違っていたと感じました。

人間だからこそできること、
AIだからこそできること。

それぞれに得意分野があり、
それを組み合わせ、
より良い判断と適切な運用方法を作る。

今後AIがもっと身近になり
現場でAIを使うようになった時、

AIに対する偏見を持つことなく
有効に活用したいなと思います。

 

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