宝飾・時計・メガネ、きもの、寝具に特化したマーケティング・企画広告会社「㈱PR現代」(東京・日本橋、代表・下島仁)は、主宰する宝飾小売業経営者が集うマーケティング研究会「JMG(ジュエラーズ・マインド・ジャパン)」が主体となり「ジュエリー サマーフォーラム」を8月17日(水)オンラインにて開催。第1部のお客さまづくり研究部会と第2部の本会の二部構成で展開しました。
(取材・文:嵯峨紀子)
第1部 お客さまづくり研究部会
第一部はお客さまづくり研究部会の第3回目として、福井県福井市のJMGメンバー店「カイドージュエリー」代表 海道映諄氏が登壇。インターネットの浸透や世代交代がもたらす顧客層の変化に対応する自店の取り組みを披露。顧客の動向を徹底分析した結果を踏まえ、デジタルジュエリー®︎による、オーダーリフォームの強化、LINE公式アカウントやインスタグラムを用いたSNS集客法が発表されました。
第2部 本会
続く本会ではPR現代 代表の下島より、選ばれる店になるための3つのマーケティングトレンド(ファンマーケティング、ウェブマーケティング、クチコミマーケティング)について解説。これを活用した自店LTV(生涯顧客価値)の最大化を図る重要性を呼び掛けました。
続いてJMG顧問であり(一社)日本宝飾品貿易協会 代表理事の深澤裕氏は、コロナの影響の薄れた市場に対し、ブライダルの戻りが良くない原因を分析し、Z世代の未婚率増加を予測。一方で、製造元の集まる山梨県でのコロナ前を超える業績の伸びや買取業の伸び、海外Eコマースの買収劇などに触れ、企業合併や消費者ニーズに即応するSPA型の出現等、コロナ後の業界再編が起きつつあると解説がありました。
ゲスト講演の一人目は、パーソナルジュエラー協会代表のshiho氏が登壇
「ワンツーワン時代に適応したこれからの宝飾店のファン客づくり」と題してファンマーケティングの極意を伝授。「個」の時代に対応する、パーソナルジュエリー診断やコーディネートレッスン、ジュエリー終活、体験勉強会など実体験に基づく事例を披露していただきました。
ゲスト講演二人目は、全国宝石卸商協同組合「誕生石委員会」委員長の望月英樹氏が登壇
同組合監修・協力のもと発行された、情報誌『ヒルズ』最新号「新・誕生石」をもとに、誕生石の魅力や選定秘話を披露。PR現代からは、新・誕生石の魅力を消費者へアピールする小売店での色石販売強化企画も紹介されました。
次回は「JMG秋の定例研究会」として、10月27日(木)第1部「L I N E活用実践事例セミナー」、第2部「動画販促による売上アップ施策」の二部構成で開催します。ご興味のある方はぜひお問合せください。
ジュエリー小売業のためのマーケティング実践研究会「JMG」の詳細は、こちらからご覧いただけます。