伝えるということ

新型コロナウイルスの蔓延で、私たちの常識は
ことごとく覆されました。
人と接触することをまさか、国から自粛要請されるとは
思いもよりませんでした。

これまで当たり前のようにやってきたことを
全否定される衝撃は、本当に計り知れないものがあります。
これまで生きてきて、こんなことは初めての体験です。

こうしたまさか! ということが
起こり得るんですね。

色々な方が色々な場所で
色々なことを発言されていますが、

実感として感じるのは、
やはり予期せぬ出来事というのは
起こるんだということです。

数年前、弊社の夏季セミナーで
ドラッカー氏を研究し、
多くの企業のマネジメントをコンサルティング
されている山下淳一郎先生が
強調していたことの中に、
この「予期せぬ出来事」がありました。

予期せぬ出来事の中には、
大いなるヒントがあるというのが
山下先生のお話ですが、

今回のコロナウイルス騒動にも
多いなるヒントが
やっぱりあったと思います。

この地球に生きていれば、
予期せぬ出来事に遭遇することがあり、
結果として、これまでの日常は
あっという間に壊れるということです。

しかし、人間はどんな変化にも
柔軟に適応し、進化発展してきた歴史を持つ
生き物。

今回も、デジタル化を図ることで
働き方や生き方、考え方を
大きく変化させることとなりました。

その中で特に感じるのが

「伝える」ということの変化です。

以前、弊社創業者の大下禮敬は、

広告は「伝え方の工夫」だと
常々申しておりました。

最初は文字がなかったので、
口で伝えるところから始まり、
文字ができてからは、
壁や石などに文字を刻み、
紙が発明され、印刷が発明され
今の紙面に文字を書きそれを大量に
印刷し、多くの方に伝えるという形になりました。

そして、ラジオやテレビという電波を
使った方法が生まれ、

今やデジタルテクノロジーを駆使し
世界中の情報を送受信できるようになりました。

伝え方も時代とともに大きく変化
しています。

私がデジタルマーケティングに携わるようになって
十年以上の時が経ちましたが、
デジタルの強みは
なんといっても、
一人ひとりが知りたいと思っていることや
困っていることをデータで把握することができる
ということです。

自分が伝えたいことを、一方的に伝えるのではなく
人が知りたいことや困っていることに応じて
何を伝えるべきかを選定し、知りたがっている人の
役に立つ形にして伝えることができます。

伝えることと、相手が知りたいと思っていることは
表裏一体で、どちらか一方だけで
真のコミュニケーションは成り立ちません。

もちろん、一般の人々が知らない
専門的な情報を伝えるということは
とても意義あることですが、
その場合でも、
潜在的にユーザーが知りたがっていることを
推測し、仮説を立て適切な情報に仕立ててから
提供することになります。

時代とともに、最適な伝え方
というのは変化していきます。

こうした背景を踏まえ、
弊社で長年紙媒体として発行してまいりました
和の生活マガジン「花saku」を2021年4月以降
デジタルマガジンとして一新することとなりました。

地域によっても、
年代によっても、
求められている情報が
大きく異なってきており、
一つのフォーマットでは
到底お客様の満足度を高めることが
できない時代が今です。

ウェブの世界では
「地域性」は、欠くことのできない
重要な要素になっています。

お店から発信される情報は、
すべからく、
オリジナル化
ローカライズ化、
そして最終的にはワントゥーワン化
の方向に進んでいると思います。

花sakuに限らず、
展示会のDMなども
一人ひとり別の情報を届けることが
求められてると思います。

このワントゥーワンは
デジタルがもっとも得意とするところです。

私たちにとっても
非常に大きな挑戦となる今回の
デジタル化です。

デジタル化した「花saku」では、
きもの専門店にとって
最適な情報発信とは何か
最適なお客様との対話とは何かを
考え続け、
お店とお客様の心をつなぐ
コミュニケーション手段になりえるよう
研究していきたいと思っています。

なお、お客さまづくりに
「花saku」をご活用いただいているお店向けに
「花saku」のブランドや
記事コンテンツなどを活用した
オリジナル情報誌(紙媒体)の発行も
検討しています。

デジタル「花saku」や
オリジナル情報誌に関してのご質問は
弊社編集部までお問い合わせください。

 

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