こんにちは。PR現代の佐藤です。
8月に入りました。
毎日暑くなる一方ですね。
とにかく、どこにいても熱中症対策は必須です。
時折くる夕方の雷雨もなかなかの凄まじさです。
パリオリンピックもスタートしました。
寝不足な毎日ですが、選手たちのがんばりには本当に頭が下がります。
ついつい応援してしまいますね。
がんばれニッポン!
「12月から健康保険証はマイナンバーカード利用に一本化されます」
今回は、マイナンバーカードの健康保険証利用について。
健康保険証はマイナンバーカードを基本とする仕組み(マイナ保険証)へ移行し、2024年12月2日から現行の健康保険証は新規発行されなくなります。
2021年からマイナンバーカードを健康保険証として利用できるようになっていましたが、2024年4月時点で医療機関でのマイナ保険証の利用率は6.56%、マイナ保険証の利用促進キャンペーンを始めた5月は7.73%とアップしました。
特に薬局での利用促進が伸びた要因とのことです。
それでも利用が進んでいない状況での一本化となりそうです。
「マイナ保険証として登録する方法」
マイナンバーカードは持っているが、保険証として使う方法がわからないといった方もいるかと思います・
持っていればそのまま使えるわけではなく、3つの方法があります。
①マイナポータルで登録
・マイナポータルアプリをダウンロードし、インストールします(スマホが簡単)。
・アプリを起動し、健康保険証利用「申し込む」を押し、申し込みページを開く。
・「マイナポータル利用規約」を確認し「同意して進む」を押す。
・数字4桁の暗証番号を入力する。
・マイナンバーカードをスマートフォンにピタリとあてて読取り開始ボタンを押す。
・申し込み完了。
②医療機関・薬局の受付で登録
・顔認証付きカードリーダーにマイナンバーカードを置く。
・本人確認(顔認証)、同意取得(お薬情報など)。
・画面から「マイナンバーカードを保険証として登録」を押す。
・登録完了。
③セブン銀行ATMで登録
・ATM画面の「各種お手続き」ボタンを押す。
・「マイナンバーカードの健康保険証利用の申込み」ボタンを押す。
・「利用規約」を確認しマイナンバーカードを挿入する。
・マイナンバーカードの「利用者用パスワード」を入力する。
・カードを取り出して登録完了。
https://www.sevenbank.co.jp/personal/atm/mynumbercard.html
スタート直後は②マイナポータルからしか登録できませんでしたが、今では病院でも薬局でも、更にセブン銀行でもできるようになっています。
これはとても簡単ですね。
特に、至るところで目にすることができるセブン銀行は便利だと感じました。
「マイナンバーカード」を持っていないとどうなるの?
利用機会が少なかったこともあり、まだマイナンバーカードを作っていない方も各世代でいることと思います。
令和6年12月2日に健康保険証が廃止されたらどうすればいいの?
不安ですよね。
まず、健康保険証廃止後最大1年間は従来通とおり使用できるよう経過措置が設けられます。
お手元にある健康保険証の有効期限を迎える前に、従来の健康保険証に代わるものとして「資格確認書」が交付される予定です。
使い方は健康保険証と同じで、医療機関の窓口で提示する形です。
この「資格確認書」は当初期限を最長1年間とし、1年ごとに更新する運用方針でしたが、岸田首相は各保険者が5年を超えない期間に決めるとの発言をしたとのこと。
まだ最終的な決定には至っていないようです。
高齢者の方などはマイナンバーカードの申請・取得が困難な場合もあることから、混乱は続きそうですが、いずれにしてもマイナンバーカードへの一本化の方針は変わらないようですので、マイナンバーカードが無い方はマイナンバーカードの申請をしたほうがよいと思います。
マイナンバーカード申請方法
https://www.kojinbango-card.go.jp/apprec/
「企業がやるべきこと」
令和6年12月2日以降は健康保険証の新規発行が無くなりますが、新規加入の手続きは今までどおり行う必要があります。
企業としては、まず従業員への説明と周知が必要です。
今まで企業側が行ってきた保険証の発行に代わり、従業員自らが手続きを行うことになるからです。
手順は以下のとおり。
①全国健康保険協会より「資格情報のお知らせ及び加入者情報」が送付されます。
※個人ごとの封筒になっています。
②従業員に配布し、健康保険証の廃止とマイナ保険証への切り替え(マイナンバーカードの未取得者へは取得)を推奨します。
③健康保険証廃止と経過措置、マイナ保険証の登録方法、資格確認書の説明を行います。
④入社・退職時の切り替えの注意点を企業内で周知します。
受け取りまでに時間がかかる、本人が出向かないといけない、データ漏洩が心配、ひもづけミス等、信頼度の低かったマイナンバーカードですが、保険証との一体化で必要性が一気に高まりました。
マイナ保険証はメリットもあります。
①データに基づく、より良い医療が受けられる。
②手続きなしで高額医療費の限度額を超える支払が免除される。
③マイナポータルで確定申告時に医療費控除が簡単にできる。
④医療現場で働く人の負担を軽減できる。
過去に処方されたお薬や特定健診等の情報を情報提供に同意することで医師・薬剤師に共有されることは助かりますね。
ゴタゴタなく正しく運用されて、使いやすい形になるといいですね。