現実になり始めた未来

やっぱり2020年というのは、
新しい時代の始まりの年なんだと思いました。

今日もびっくりするようなニュースが
ありました。

そのひとつがトヨタが
静岡にコネクテッドシティを創ると表明したニュースです。

暮らしを支えるあらゆるモノやサービスがつながる実証実験を
する街づくりが「コネクテッド・シティ」なのだとか。

以前、このブログでも、トヨタが自動車メーカーであることを辞め、
移動をサービス化することを宣言したというニュースについて
触れましたが、

いよいよそのモビリティをサービス化するという
ことに本腰を入れたということなのでしょう。

もともとトヨタの工場だった場所を街にし、
ひっくるめてプロデュースすれば、
地権者や行政などとも揉めたりすることも
少なくて済みます。

この街の中で、
完全自動運転の車を走らせ、
様々なIOT機器を使い、
人々の暮らしをモニタリングし
その状況に合わせたサービスを創出していく
実験を通して、
新たなニーズを発見したり、
全く違った視点からビジネスを生み出していくかもしれません。

関連して、もうひとつ驚いたニュースを見つけた
のですが、それがこれです。

そう、あのSONYが車を作ってしまったのですね。
この動画を見ると、

かなり昔にはやったアメリカの人気テレビドラマ
「ナイトライダー」に登場するナイト2000の
コクピッドのようです。

メーター類は一つもなく、
大きな横長のモニターに、
様々な情報を映し出し、
速度や油温、マップなどを表示するという
ことにとどまらず、
運転者の顔をカメラで探知し、健康状態を把握したり、
エンターテイメント系のプログラムを映し出したり
できるようです。

電気自動車が当たり前になってきた今、
自動車メーカーでなくても
車は開発できる、という時代なんですね。

このことはとてもインパクトが大きいと思います。

トヨタがメーカーであることを
辞める理由がわかる気がします。

全く別のニュースなのですが、
コインランドリーが増えているそうで、
生き残りをかけて
色々な試みをしているそうです。
その中でも異色なのが
メルカリとコラボしたコインランドリーです。

託児スペースがある女性専用コインランドリーや
待ち時間を有効活用するために喫茶店と
コラボするコインランドリーなどは
これまでもありましたが、
メルカリとのコラボなんてちょっと驚きですね。
どんなメリットがあるのか
想像しにくかったのですが、

出品する衣服を綺麗に撮影できる
スペースを作り、背景も複数から選べるように
したそうで、
そうすることで、利用者が増え、
コインランドリーの売上も数十%というレベルで
上がっているんだそうです。

もはやコインランドリーと言えないかもしれない
くらいのコンセプト変更です。

着物や宝飾といったモノを扱う我々は、
どんなコンセプトにすれば人々のニーズに応え
新たなマーケットを獲得できるのでしょうか。

お客様1人ひとりの声を徹底的に拾い
その奥にある見えないニーズを
とことんまで追求するしかないと思います。

ニーズを追求する中で、
必ず、新しいお店の形やコンセプトが
見えてくると思います。

トヨタ系列のレクサスが
日本の伝統文化・技術の「匠」を
「クラフテッド」と呼び
車づくりやサービス、おもてなしの源泉に
してファンを獲得しています。

この匠のDNAをもともと持っているのが
着物業界です。

一つや二つじゃない
色々な答えやゴールが見つかるはずです。

 

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