残念な発見

vol.246 神山有史

今から約1年と2ヵ月ほど前の夏のある日。

Webコンサルをさせていただいているお店に
伺う前に、おしゃれでキレイなとんかつ屋さんに
入ったときのこと。

東京銀座に本店のあるミシュラン掲載店の
とんかつ屋さんで、とても印象的な体験をしました。

詳しくはこちらのブログを読んでいただくとして。

お店はなくなっていた

今日もそのお店に会議のために
伺ったときのこと。
このお店がある商店街には、
全国的に有名などら焼き屋さんが
あるのですが、
先日もテレビで、このどら焼き屋さんが
紹介されており、

なんでもフォアグラを練り込んだ
おしゃれな一品がとても美味しいとの
ことだったので、

ちょっと食べてみようと、
会議後に寄ってみたのです。

夕方だったため、
すでに商品はほぼ完売状態で
お目当てのものは品切れだったのですが、

実はこのどら焼き屋さんの隣に
あったのが、

1年と2ヵ月前に訪れた
超高級感あふれるとんかつ屋さんでした。

しかし……。

そこにあったのは、
とんかつ屋さんではありませんでした。

「あれ?! ここだったよね?」

同行しているスタッフと
顔を見合わせ、

「はい、確かにここだったはずです」

と戸惑いながら、

店内を覗いてみたのですが、

全く別のお店になっていました。

「なくなっちゃったんだね」

「そうみたいですね…… 」

コロナの影響でしょうか。
それとも、実験的な出店だったために
計画的に終了したのか。

それとも、張り詰めた緊張感が
このお店からお客様を遠ざけて
しまったのか。

何が原因でお店がなくなったのか、
正確なところは、わかりません。

しかし、もし大繁盛していたら、
お店がなくなることはなかったのでは
ないかと思ってしまいます。

味は間違いなく一級品でした。

塩もソースもつけずに
とんかつだけを食べて
深い豊潤な香と味わいを
口の中いっぱいに感じられる
とんかつは、そう簡単に生み出せる
ものではないと思います。

それでも、お店はなくなってしまった。

とても残念なことです。

コト・トキを売る時代へ

お客様を選ぶことはお店にとって
重要な戦略だと思います。
しかし、今は、
商品が魅力的であれば
繁盛するという時代ではありません。

モノからコトへ、
そしてトキに
対して、お客様が価値を見出す時代です。

心地よい時間と空間、
他では味わえない体験があってはじめて
繁盛するお店たりえるのだと思います。

昨日、プレジデントオンラインで
サイゼリアでバイトをする
高級レストランの経営者の話を
読んだのですが、

現場を注意深く観察し、
カイゼンにカイゼンを重ねることで
席数減、スタッフ減の中、
利益を倍増させたお話がとても印象的でした。

お客様に選ばれることが
本当に難しい時代であり、
かつコロナ禍の真っ只中の今、

今一度、自店のターゲットは誰で、
何を望み、何を課題としているのか? を
しっかりと見つめる必要があると思います。

その上で、自社の商品が
お客様の要望や課題をどのように解決することが
できるのか? というシナリオを
作っていくときではないかと思います。

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