令和2年がスタートして、そろそろ一ヶ月が
経とうとしています。
年明けから様々なニュースが
飛び出してきていますが、
やはり時代が大きく変わり、
動き出したな、と思う事柄が多いと思います。
トヨタやソニー、
そして車ブランドの代名詞である
メルセデスベンツの次世代の車など
凄すぎるコンセプトです。
また、ついに各国の中央銀行が
デジタル通貨発行の可能性を検証するそうです。
日本銀行、欧州中央銀行、
カナダ銀行、イングランド銀行、
スウェーデン銀行、スイス国民銀行、
国際決済銀行などが参加するとあります。
昨年6月にFacebookが仮想通貨「Libra」を
発表し、世界でビジネスを展開する
多くの大企業がこのプロジェクトに参加を
表明し、物議を醸しました。
今度は、その国家版ですね。
一方、東芝さんが、量子暗号を2020年度に
事業化するというニュースもありました。
量子というと、私のような一般ピープルには
理解不能な世界です。
量子コンピュータの開発が進んでいる
という話はちらほら聞いてましたが、
あくまでも研究段階のものであり、
事業化というところまでは
至っていないという認識でしたが、
東芝さんは今年事業化するというから
すごいです。
「量子暗号通信」というらしいのですが、
これは次世代テクノロジーで
金融や医療の分野など
決して破られてはいけない秘匿情報を
暗号化した上で、暗号文の解読に必要な
鍵を光の粒である「光子」に乗せて送受信する
というSFのようなテクノロジー。
理論的には盗聴不可能な量子暗号は
“史上最強の暗号”と呼ばれているんだそうです。
さらに、2020年の今年大詰めを迎える
と言われているのが、「核融合発電」です。
人類のエネルギー問題を解決するとも
言われているのがこの核融合発電なのだとか。
今原子力発電と呼ばれているのは
核分裂発電で、核融合とは全く違うんですね。
核融合でもっとも身近なのは、太陽です。
核という名前がつくと
私たちは、とても危険なものというイメージを
持ってしまいますが、
核融合は核分裂とは違う原理で、
核分裂はウランなどの重たい原子核が
分裂して二つに割れることを指し、
核融合は、水素のような軽い原子核二つがくっついて
一つになること。
なので、核融合発電では、
ウランを使うことはなく、
爆発したり、暴走したり、メルトダウン
するようなこともないそうです。
高レベルの放射性廃棄物も出ないのだそうですが、
放射性廃棄物が出ないというわけでもないようで、
放射能漏れのリスクはやはりあるんですね。
ただこの核融合発電のすごいのは、
そのエネルギー効率。
重水素と三重水素を計1グラム用意し、
核融合させただけで石油約8トンもの
エネルギーが発生するんだそうです。
日常的に、スマホやパソコンの
電池切れに悩む私としては、
この電池切れをなくすような
発明をなんとか解決できないだろうかと
思ってはいます。
とにかく、これまで夢の技術と
言われていたものが次々と現実に
なりそうな令和の今。
当然こうした次世代テクノロジーには
光と影の両面がありますが、
光の部分の可能性を
早く体感したいものです。