当たり前が当たり前ではなくなる日

News Next Vol.22

2020年後半戦はデジタルシフトが進む

日本の総理大臣そして、閣僚が一新しました。
菅内閣がいよいよスタートです。

専門家の方々は、「仕事人内閣」と言われているように
派手さではなく、実務に強い人たちが中心となったと評されていますね。
その裏付けなのか、
発足してすぐに、新しい取り組みへの着手が発表されました。

携帯電話料金の値下げを断行する
デジタル庁を創設する

といったものです。

かねてより菅さんは、
携帯電話料金は4割程度下げられる余地があると話していましたので、
実行に向けて動き出したということなのでしょうか。
まずは1割程度の値下げを行う方向で進めていくそうです。

私たちにとって、値下げはとてもありがたいことですが、
この会見を見ていて、なぜか半沢直樹のワンシーンが
思い浮かびました。

ところで、デジタル庁創設の話とあいまって
運転免許証のデジタル化や健康保険証のデジタル化の
話も出ています。

マイナンバーカードのデジタル化とセットにして、
利便性が高いサービスにし、一気にマイナンバーカードを
普及させたい考えなのかもしれません。

昨今のドコモ口座がらみの不正出金事件が
広がりを見せる中、フィンテックにおけるセキュリティ対策が
いかに重要かを全国に知らしめることとなりました。

もし仮にデジタル庁が実現し、身分証明書などが
デジタル化されるようになると、
さらにデジタルシフトが進みます。
各種カードのデジタル化はスマホに紐付けられるため
シニア世代のスマホ普及も当然のことながら
進むことになります。

こうした社会の動きから予測されることは、

様々な業種・業態における当たり前の崩壊です。

書類にはハンコを押すのが当たり前、
運転免許証は携帯するのが当たり前、
レジではお金を払うのが当たり前、
お客様に会えるのが当たり前
学校に行けるのが当たり前…

新型コロナウイルスの世界的な蔓延をきっかけに

これまで誰もが当たり前だと思っていた
様々な事柄が当たり前ではないことを痛感しました。

結果、人が自由に動くことができなくても
人々や企業が豊かになれる新しい枠組みが
あちこちで初声をあげはじめました。

本気でウェボリューションに取り組むとき

世の中の大きなデジタル化のうねりの中で
小売業も変わっていかなければなりません。

ここ数年で、新規客づくりの手法は
劇的にデジタル化されることとなりました。

チラシなどの紙媒体が減少し、
ウェブによる集客に舵が切られました。

しかし、新規客による売上は、
小売業、とりわけ着物専門店や宝飾専門店では
平均2割程度です。

のこりの8割は、顧客による売上です。
では、顧客売上を確保、維持発展させるために
どれくらいデジタルシフトができているでしょうか。

残念ながら現状では、ほぼ全てが
アナログで行われています。

そんな中、新規客のリピーター化を実現する
方法として、LINE公式アカウントが
徐々に普及してきました。

LINE公式アカウントは、一対一のコミュニケーションだけでなく
一対多、それも相手をグループ分けして、
メッセージを送ることができる利便性があるため
使い勝手がとても良いサービスです。

これからシニア世代へのスマホ普及が
進むとすれば、このLINE公式アカウントは
非常に力強いツールになると思います。

さて、顧客売上の維持・発展という点での
デジタル化ですが、

まず営業活動や販売促進のデジタル化
が最初に取り組むべきことです。

LINE公式アカウントやSkype、
Zoomなどを活用し、お客様と
会話することに慣れていく必要があります。

また、LINE公式アカウントで
展示会やキャンペーン情報を発信し、
来店予約していただく仕組みも確立する。

誰にいつどういうコミュニケーションを
行い、その結果がどうだったのか?
というコミュニケーション活動の詳細な分析も
デジタルなら可能です。

営業スタッフや担当者の主観的な判断だけでなく、
数値や過去のコミュニケーション履歴を
売れる可能性のある顧客を見つける判断材料にしていく
ことがこれからとても重要になってくると思います。

さらに、人材育成や人事考課のデジタル化が
図れれば、一人ひとりの行動をより公平に評価できる
仕組みが実現でき、社員のやりがいやモチベーションアップに
つながっていくかもしれません。

デジタル思考を身につける

小売の現場をみたとき、
一足飛びに、顧客売上の維持・発展のデジタル化を
押し進めることは現実的に不可能でしょう。

それゆえに、
振袖や着付け教室の生徒募集、お手入れのお客様づくり
など、新規客づくりをデジタルで行う方法に
ウェブ担当者だけでなく、お店全体が慣れていくことが
とても大事になります。

ウェブ集客は、オモテ面である、
ユーザーに向けた情報発信ではなく、

ウラ面である、ユーザー分析やニーズ発掘という
作業こそが、本質です。

このウラ面への全社的な取り組みが
お店を根本的にデジタルシフトさせるカギとなると
私は思います。

SEEーTHINKーPLANーDO

という思考の大原則に基づいて、
一見周り道に思える道程を
どうやって我慢強く実行し続けることができるか
そこが、一番難しいところです。

世界全体で、
デジタル・トランスフォーメーション(DX)と
表現されるこの取り組みにどう向き合うかで
これから更に急激な変化が予想される令和時代に、
企業が生き残れるかどうかが決まるのかもしれません。

さて、来週水曜日、振袖ウェブ集客やLINE公式アカウントの
効果的な活用方法をご紹介するオンラインセミナーを開催します。
お申し込みがまだという方はお急ぎください!
成人式を3ヵ月後に控えた今の時期は、
ウェブ集客に一層力を入れるべきときです。

9月23日(水)振袖Web集客最前線& リピーターづくりのためのデジタル活用セミナー

 

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デジタルシフトを進めていますか?

 

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