vol.252 神山有史
ついにiPhone12の発表が近づいてきました。
日本時間10月14日(現地時間10月13日)、
アップルは、イベントの開催を告知しましたね。
例によって、おしゃれなビジュアルに
速報です、というキャッチコピーをつけて。
アップルの特別なイベントを
アップルパークからお届けしますと
ビジュアルには書いてあります。
いよいよです。
今度のiPhone12は、
iPhone初の5G対応と言われています。
コロナの影響もあって、
なかなか5Gが浸透することはありませんでしたが、
この新型iPhoneの発売を機に
いっきに5G化が進むかもしれません。
ようやく時代が動くときです。
そんな中、テクノロジー系の
ニュースサイトで、
塗布型RFIDが一気に普及か?
というニュースを見かけました。
RFIDとは、
商品一つひとつにつけるタグに
ICチップを埋め込み、
レジを通さずに買い物ができるなどの
ライフスタイルを支えているものです。
しかし、シリコンを使った従来型の
RFIDは製造コストも高く、
安い商品にはつけられないという課題が
ありましたが、
塗布型になると価格が1/5以下になる
とのことで、
日用品や低コストの商品にも
つけられるのではないかと期待されています。
この塗布型RFIDを製造したのは、
なんと、シルックで馴染みのある
東レさんでした。
以前、小売店の社長さんから
店にある全ての在庫を正確に把握したい
というお話を聞いたことがあり、
RFIDなら可能だよね、なんていう
話をしていました。
しかし、RFID自体のコストや
それを把握するシステムが高いことで
導入は非現実的だという結論に
なっていましたが、
今回のようなイノベーションが
起きるなら、実現可能になるかもしれません。
振袖のように、一揃えで30点以上の
アイテムを集めることになると、
このお客様の帯締はどこに行った?
なんていうトラブルもよくあるらしいので、
RFIDで管理できれば、
どの小物がどこにあるかも正確に把握できます。
さらに、どの着物や帯が手にとってもらえたのか?
どのコーナーの商品が注目されたのか?
といった今まで把握しきれなかった
アナログの情報を活かすことができれば、
催事のやり方や会場づくりも
変わっていくかもしれません。
日進月歩のITの世界は、
基本的に大企業から導入が始まり、
中小企業が取り入れられるのは
ずっと後になってからではありますが、
AIをはじめとした先進的なテクノロジーを
活かせるタイミングも近づいてきていると感じます。
5Gの普及で世の中が変わり、
様々なセンサーで
色々な人の動きがデータ化され
買い物の仕方も、売り方も劇的に変わる。
今はそんな時代です。