こんにちは、PR現代の下島です。
2025年4月1日より「情報流通プラットフォーム対処法」が施行されました。
 これは、SNS時代における誹謗中傷や虚偽情報から人や企業を守るために作られた、新しい法律です。
今回はこの法改正が、私たちの関わる**宝飾店・着物店などの専門店**にどう影響するのか、
 そして今、現場で気をつけるべきこと・準備すべきことについて解説します。
本法律は、SNSなど大規模プラットフォームに対する新しい義務
この法律のポイントは以下のとおりです。
『月間アクティブユーザーが**1,000万人超**などの大規模サービス(例:X、Instagram、YouTubeなど)に対して、誹謗中傷や権利侵害に関する投稿について、原則7日以内**に削除対応の要否を通知することが義務化されました。』
つまり、SNS上で誰かが事実無根の誹謗中傷を書き込んだ場合、被害者が申し出れば、『迅速に対応される制度が整った』ということになります。
専門店が注意すべき4つのポイント
1:誹謗中傷・風評被害への「初動対応力」が求められる
GoogleレビューやSNSなどでの書き込みによって、店舗が「事実と異なる悪評」を受けたことはありませんか?この法律により、対応スピードは上がりますが、対応の準備がなければ機能しません。
✅ 今すぐできる対策
 – SNSやGoogleビジネスの「削除申請」窓口と流れを確認
 – 万一に備えた**スクリーンショット保存ルール**を整備
 – 対応窓口(社内/顧問弁護士)を決めておく
2:「店舗側の発信」もリスクを伴う
今は、店のSNSをスタッフが投稿することが当たり前の時代です。 しかし、発信内容そのものが“加害”になるリスクも増しています。
たとえば…
 – 顧客の写真を無断で掲載する
 – リフォーム前のジュエリーを許可なく不適切に写してしまう
 – 他社商品を過度に比較・批判する表現を使ってしまう
こういった投稿が、肖像権や名誉毀損、著作権侵害に問われる時代になりました。
✅ 今すぐできる対策
 – SNS投稿前にチェックする「ガイドライン」の整備
 – スタッフとの間で、投稿に関する合意書(同意書)を結んでおく
 – お客様写真は必ず書面での同意を得る
3:アカウントの“突然停止”リスクが高まる
プラットフォーム側は、法律対応の一環として、**違反アカウントの監視を強化**しています。
 過去には、
 – BGMとして使った曲が著作権違反にあたった
 – 投稿内の「比較表現」が規約違反とされ停止
 といったケースも散見されます。
✅ 今すぐできる対策
 – 使っているSNSの『投稿ルール(規約)』を再確認する
 – 自社発信に使う画像・BGMは『商用利用可か』を必ず確認する
 – 定期的に『社内での発信ルール研修』を実施する
4:顧客・スタッフ双方との「同意・ルールの明文化」
トラブルの多くはたいてい“お互いに分かっているつもり”から生じます。
 だからこそ、
 – 顧客との間で『写真使用に関する同意書』
 – スタッフとの間で『投稿ルールの合意書』
 を整えておくことが、店舗だけでなくスタッフを守る“予防線”になります。
情報発信は「守り」と「攻め」の両輪で行おう
私たちは、地域に根ざした専門店の魅力を、もっと多くの人に伝えていく必要があります。 その手段としてSNSやブログは有効ですが、同時に、『守るべきルールと責任』も明確にしておくべき時代です。
「攻めるためのルールづくり」。それが、今回の法改正への正しい対応だと考えます。今後も、現場で実践できる仕組みやツールを、JMGの皆様と共に作っていきたいと思います。
PR現代では「3点セット」での導入を推奨
 当社では、以下のセットを用意し、各クライアント様にご案内しております。ご希望の際はご用命ください。(顧問契約先およびJMGメンバーは無料。一般の方は有料となります)。
✅ 1. 【お客様用】写真掲載 同意書テンプレート 
 → お客様に渡してそのまま使える形式(Word/PDF)
✅ 2. 【スタッフ用】SNS投稿ルール同意書 
 → 社員・パートさんにも署名してもらえる社内契約書
✅ 3. 【社内用】SNSガイドライン 
 → 投稿前にチェックできるチェックリスト付き資料
また、ご希望があれば、短時間で実施できる『30分研修会』も開催可能です(顧問契約先は無料。JMGメンバーは優待価格。一般の方は有料となります)。
📩 ご相談・テンプレートご希望の方はお気兼ねなくPR現代までお問い合わせください。
 
 






