きもの文化研究家・山縣かほりさん(東京「B・ゆらぎ」代表)は、〝365日きものアドベンチャーかほり〟のネーミングでYouTubeを開設し、きもの文化の素晴らしさを国内外に発信しています。(文・西本俊三)
28年間毎日きもの
山縣さんは、山口県周南市生まれ。1994年より365日きものを着て過ごしています。「祖母が和裁や茶道を教えていたため、幼少より茶道、華道、日本舞踊などを習得」。中学校、高等学校卒業後、短期大学・初等教育学部を経て、アメリカLAに留学。「海外での生活経験から日本の良さを改めて感じ、世界に通用するためには日本人としてのアイデンティティーを持つこが重要」と考え、日本文化を継承するためになくてはならない「きもの」の普及につとめています。
1994年、「ケイズオフィス」を設立し、きものデザイン、制作、販売を中心にオリジナルブランドをプロデュース。同年7月、「きものを着て歌舞伎を楽しむ会」を発足し、毎月の歌舞伎観劇や京都旅行を実施するなどきもののライフスタイルコンサルタントとして活躍。2004年、若い女性を対象に「和道やまとなでしこ倶楽部」を設立するほか、「きものを着られる日本人になろう」プロジェクトで無料着付けを全国で行うなどきもの普及活動に力を入れてきています。
中谷比佐子さんと対談
〝365日きものアドベンチャーかほり〟YouTubeは、コロナ禍の中で、28年間毎日きものを着ている自身の体験や日本文化の素晴らしさを多くの人に伝えることを目的にスタートしました。
YouTubeでは、ゲストを迎えて対談なども行う予定ですが、その第1弾として山縣さんの恩師でもある中谷比佐子さん(きもの文化研究家)と「二十四節気のきもの」について対談しました。「呉服に携わる方々に見ていただきチャンネル登録していただければ嬉しいです」。
きもの文化研究家・山縣かほりさんと中谷比佐子さんのYouTube対談はこちらから。