画像出典：apple card design

今朝の東京はとっても寒いものでした。湿度が高く気温は低く、
本格的な秋がやってきたなと感じました。
出張先では夏のように暑かったので、昼間の気温は関東でも高かったようで
子供達は、汗をたくさんかいたようです。
夜になって、冷たい雨がしとしとと降ってきました。

さて、そんな中今日初めて知ったのですが、
アメリカでは、Apple Cardなるクレジットカードが流通しているようです。

アップルが発行しているクレジットカードで
チタン製で、表面にはアップルのロゴと
セキュリティマーク、そして名前だけというシンプルなデザイン。
アップルファンの心をくすぐる風貌です。

調べてみると2019年8月20日にサービスを開始したみたいです。
カード番号の記載がないこともそうですが、
他のクレジットカードと色々と違うみたいで、
契約書や利用条件、支払いが遅れたときのペナルティなどの説明が
一切ないのだそうです。

年会費、海外決済手数料、延滞手数料などは一切なし。
ペナルティ金利もないそうです。

そして何と言っても他のカードと違うのは、
iPhone内のバーチャルなカードと連動しているということ。
いわゆるApple payに対応しているので、
物理的なカードであると同時に、バーチャルカードでもあるという。

Apple Pay経由で買い物をするとよりお得になっていて、
還元率は、通常のお買い物をすると2%。
アップル製品を購入すると還元率は3%。
物理的なカードで購入すると1％だそうです。

そして、これがまた他カードと違うのが、
キャッシュバックは、「デイリーキャッシュ」と呼ばれるプログラムで
決済当日にキャッシュバックされるんだそうです。

それをiPhoneでリアルタイムで確認することができるため、
どのお店で決済した場合には還元率が何パーセントなのかがすぐにわかる。

また、iPhoneの標準アプリであるApple walletと連動させると
マシーンラーニングとApple Mapsを駆使して、
カード決済あしたお店や施設の名前と場所を特定し、
取引ラベルをつけて分類・整理してくれるんだそうです。
飲食とか買い物とか娯楽などのカテゴリーごとに
色分けして自動集計してくれるから
家計簿のような役割も果たしてくれるという優れもの。

加えて、他のカード会社が絶対にやらないだろうシステムが、
返済が遅れると利子がどれだけ増えるかをアプリで確認できる機能。
素早く払ってユーザーが支払うを利子を減らすよう提案するんだそうです。

リアルとバーチャル両方の面を持つApple Cardは、
スタイルから使い方に至るまで確かにこれまでのいわゆるクレジットカード
とは、コンセプトが違うということがわかります。

しかし、このApple Card 最大の弱点は、
iPhoneを使っていないと魅力が減少してしまうということです。
Apple Pay というiPhone独自の決済システムでないと還元率は高くなりません。
Androidユーザーからすると、特に必要性を感じないかもしれません。

私的には、まずデザインや素材感がアップルらしくて、
ぜひとも手にしたいと思ってしまうのと、
物理カードとバーチャルカードの両方の側面を持つカード
というのは、ちょっと便利だなと思ってしまいました。

Apple Cardの日本上陸はまだ未定で、
使えるようになる時期も決まっていないようです。
そもそも日本に来るのかどうかも定かではないそうなので、
早く、先々の予定が知りたいなと思います。

日本は増税とキャッシュレスの浸透促進で
還元に敏感になっていますから、
ぜひこのタイミングで入ってきてほしいなと。

コンビニで買い物をすると感じますが、
「Suicaで」というと
「金額が変わります」と言われ
少し安くなるんですね。

こういうのを現実に体験すると、
キャッシュレスのほうがお得だなと思ってしまいますし、
これがApple Cardだったらより便利なのにと思います。

Facebookがお金を再定義しようとしていたり、
アップルがクレジットカードを再定義しようとしていたりと

これまでこういうものだと誰もが思っていたものの形が
どんどん変化していく世の中になりました。
来年の5Gスタート以降、
色々なものの再定義が行われるかもしれませんね。