テスラもGoogleもすごい

テスラの時価総額が530億ドルになり、
米自動車大手のゼネラル・モーターズ(GM)の510億ドルを抜き、
米自動車メーカーの中で首位に立ったんだそうです。
いつのまにか、そんな規模になっていたなんて全く知りませんでした。

10年前なら、テスラという自動車メーカーを
多くの人が知らなかったのではないでしょうか。
この会社は2003年に設立された若い会社で、
2008年に最初の量産車である電気自動車ロードスターを発表し、
その後、モデルS、モデルX、モデル3と新型モデルを発表し、
日本でもテスラの車を見かけることが増えてきました。
以前、知り合いが所有するテスラ車の運転席を見せてもらったのですが、
通常の車とは全く違い、コクピット脇にはiPadを巨大にしたようなモニターが
どーん!と設置されており、車のコクピットとは全く違う雰囲気でした。

どちらかというとニッチな車という印象ですが、
アメリカではもっとも時価総額の多いメーカーに上り詰めていたんですね。

しかしながら、アナリストによっては
この後株価が80%も下落すると予測しているとかで、
この状態が続くという見方ばかりではないようです。

それでも、電気自動車だけを作っているメーカーが
首位を獲得したということにとても大きな意味があるように思います。
トヨタが、MaaS(モビリティアズアサービス)という
大きな方向転換を打ち出しているように、
これまでのエンジンで動く車の未来は明るくないと予測し、
移動すること自体をサービスとして提供することに主眼を置いています。
世界に冠たるトヨタであっても、
延長線上に成長はないんだと考えているくらい、
現在の社会は大きな変化の只中にあります。

GoogleはGoogleで、「量子コンピュータ」を使って
「量子超越性の実証」に成功したと発表しました。
最先端のスーパーコンピュータを使っても1万年かかる計算を
数百秒で計算したのだとか。IBMがこの実証に真っ向から反論したりして、
そう簡単に、大きな一歩を踏み出したと言えないような部分がありそうですが、
それでも量子コンピュータというこれまでとは
全く違うコンピュータがここまで研究され、
実用化に少しずつ近づいていることを実感させてくれるニュースです。

量子コンピュータとはどんなものなのかを説明したり
理解したりするのはとっても難しいですが、
これまでのコンピュータ(古典コンピュータと表現されます)は、
0と1の2進数で数を保持し、演算するという仕組みであるのに対し、
量子コンピュータは、0でも1でもあり、
2でも3でもあるという「重ね合わせ」の状態になりえる
という量子力学の原理に基づいています。
もうこの時点で普通の感覚でいうと「ありえない」状態です。
0であり1であるということは、現実の世界では起こりえないからです。
しかし、量子力学の世界では、
0であり1であり2である「重ね合わせ」状態の量子を、観測したときに、
それらのどれかになるという性質を持っています。

シュレーディンガーの猫や二重スリット実験など
量子力学を理解するときによく出てくる話でも
この重ね合わせという
量子の性質をわかりやすく知ることができます。

別に量子力学のことを書きたかったわけではないのですが、

テスラという電気自動車だけを作っているメーカーが
時価総額1位を取り、
Googleは量子コンピュータという次世代のテクノロジーで
大きな一歩を踏み出しているという時代。

いろんな見方はあるにせよ、
やっぱりすごい進化や変化がたくさん起こる今の時代は
ワクワクがとまりません。

Googleが発表した今回の量子超越性の説明記事の中に
入っていた画像は、
まるで、楽譜のように見えました。

音楽や芸術と数学や物理学というのは
一見相容れないようなものに感じられますが、
ミクロの単位まで落とし込んでいくと
実は親和性や相似性が高いことが自然界に満ち溢れています。

コンピュータが進化するとそれを記述するものは
音楽的なビジュアルになっていくのかなと
ちょっと感動したりしていました。

 

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