【インタビュー8】「きものブティックあおき」お客さまに感謝の42年! 心のつながりを感じられるお店に。

きものブティックあおき(富山市)

「きものブティックあおき」(富山市)大女将・青木りえ子さん(左)と新女将・青木里美さん

「天文台のある呉服店」として知られる「きものブティックあおき」(http://www.aoki-kimono.jp、富山市)の女将・青木りえ子さんがこのほど大女将に、長女里美さんが新女将になりました。お父さんの後を継がれたりえ子さんに、女将としてやって来られた42年を振り返っていただき、新女将里美さんには今後の抱負を語っていただきました。(取材・文:西本俊三)

「天文台のある呉服店」
きものブティックあおき「天文台のある呉服店」

大女将・青木りえ子さん

「私は23歳で結婚しました。年子で2人の娘を次々と出産し、慌しい生活を送っていたのですが、そんなある日、父にガンが見つかり、余命半年という宣告を受けたのです。私は、生まれたばかりの年子の2人を抱え、父の枕元で『これからどうすればいいのか?』と聞いたのです。父は働き盛りでしたから悔しかったと思います。私に『子供を連れて商売に行け』と一言言いました。父の言葉通り2人の子供を連れてお客さまの家々を回った25歳、父の看病は母に任せ、私は昼も夜も休みなく、仕事に明け暮れた。亡くなる一か月前の12月、その月だけで1000万円の売り上げが出来たのです。父に報告すると、父は痛みに耐えながらにっこりと、ホッとした顔をしました」

「父は大阪から祖母の実家のある富山へ疎開し、大変な時代を生き抜いた辛抱強い人でした。あれから42年――。時の経つ早さを想います。父亡き後の3年後に三女も生まれ、より仕事に精を出したものです。雨の日も風の日も、盆も正月もなく昼夜を問わず働きました」

父に喜んでもらえるよう努力する決心をした

「その後も、悲しむ暇もなく、目の前の仕事をし、母や妹、そして子供たちを育て、父に喜んでもらえるよう努力する決心をした日から今振り返ると42年も経ちました。今もそうですが、優しく迎えてくださったお客様に感謝の気持ちでいっぱいです」

「あの頃1歳だった里美が今、女将となり跡を継いでくれることになりました。時代は刻々と変化し、いいタイミングで代替わりが出来て本当に幸せです。新女将にはお客さまの、そして従業員の皆さんの頼りになる存在になれるよう、大きな愛を持って堂々と、しかし細やかな心配りを忘れず、お客さまをしっかりと見て商いをしてほしいと思います。私は大女将として後ろで支えていきたいと思っております」

新女将・青木里美さん

「やりたいことは、年間のべ1,000人のお客さまにお着物を着てお出かけしていただくこと。特に来年からは積極的にお着物に袖を通すプロジェクトを始動させます!ぜひ、タンスに眠っている着物をたくさん喜ばせてあげてください。

『遊び担当大臣』である大女将にはまだまだ頑張ってもらいます。お客さまにとって、『あおき』で過ごす時間が癒しのひと時になれるよう、お店の雰囲気作りに努めております。『女性の隠れ家サロン』的な役割を担っていきたい、と考えています。

『心のつながりを感じられるお店』『想像していなかった楽しみを提供するお店』として、今期よりなお一層スタッフ一同精進してまいります」

「楽しいひと時を過ごしてほしい」きものブティックあおき店内
きものブティックあおき(富山市)

 

 

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