現場に学びイノベーションを起こす

イノベーションの夜明け

こんにちは、PR現代の神山です。
早いもので今年もあとわずかになりました。
未だ12月とは思えない暖かい日々が続いています。
先日京都へ出張したときも、
上着を脱がないといられないほどの暑さでした。
本当にどうなっているのでしょう。

さて、今回は今年1年を少し振り返ってみたいと思います。

コロナが明けたことの反動で商売がやりにくくなった年

今年は長かったコロナによる規制が解除され、
自由な毎日を送れるようになりました。
このこと自体は本当に喜ぶべきことです。
しかし、規制のない日々は実に4年ぶりとなるため
多くの人々が、今まで我慢していたことをいっせいに始めました。
その結果、私たちの商売から目を遠ざけ、
レジャーに旅行に食事、友達とのひとときを優先することとなりました。
例年の販売傾向が完全に崩れ、お客様が想定外の動きをするようになりました。
例えば、振袖でいえば来年の成人式対象者が
今なおお店に来店し、「来年の成人式に着るこの振袖はありますか?」
といった質問をしたりしています。
当然のことながら、今から仕立てるのはかなり難しい状況であり、
当日の美容や着付けといったお支度準備もすでにいっぱい、
というのが実情です。
今年はこういった現象があちこちで発生しています。

VUCAの時代と言われて久しいがまさに今こそイノベーションを

VUCA
ご存知の通り、VUCAとは社会やビジネスにおいて、
不確実性が高く将来の予測が困難な状況のことを指す言葉。
今はまさにこの不確実性に溢れた世界のように思います。
これまで当たり前だった常識や価値観がめまぐるしく変化しています。
テレビをつければ、転職のCMに溢れ、
一つの会社に長く勤めることを美徳とした価値観も一変しました。
何を目指して進めば成功するのか? といった分かりやすい道筋は
もはや見えません。

そんな中にあっても、新しい取り組みに果敢にチャレンジし
他との差別化を図り、成果を出しているお店があります。

例えば、あるフォトスタジオさんでは、
これまで扱っていたアルバムを一新し、
ロケ撮影プランを充実させたことで過去最高の客単価を実現しました。

またあるお店では、他店では行っていない新機軸のプランを3年越しで
組み立て、成果を出しています。

どちらのお店も努力と根性でなんとかするというのではなく、
お客様目線でニーズを分析し、仕組みそのものを変えるという
イノベーションを行なっています。

イノベーションといっても、何もないところから生み出す
ということでなく、現場の現象や事実を冷静に見極め、
時代に適応するアイデアをこつこつと組み上げていくというイメージです。
たくさんのヒントや可能性が実は、お店の中やお客様の発言に
隠れているんだということをこうしたお店の実践が教えてくれます。

七本指のピアニスト西川梧平さんが教えてくれた奇跡の起こし方

世界情勢も日本国内も、そして身近な生活も
先行きが不透明な今、この先をどうしていくのが正解なのか?と
多くの人が考えていると思います。
かくいう私もその一人ですが、
先日、とある会合で西川梧平さんというピアニストの講演&演奏を
見る機会がありました。
お恥ずかしながら、それまでこの方を知りませんでした。
慌ててスマホでお名前を検索すると、
「世界で活躍する七本指のピアニスト」「ジストニア罹患で絶望・・・」
などといった見出しが出てきて、
実はとても有名な方だということが分かりました。

この西川さん大阪出身でとてもユーモアに溢れたお話をする方で、
演奏の合間に面白いエピソードをたくさんしてくれるのですが、
そのお話も秀逸で、強盗に入られた時のお話に引き込まれましたし、
ピアノに再び挑戦することになったエピソードも素敵なものでした。

七本指という、ピアニストとしては致命的なハンデを背負いながら
世界的に活躍するスターになった西川さんですが、
西川さんのお話から、奇跡って本当に起こるんだなあと感じました。
西川さんのお話から試しにそのポイントを抜き出してみると、

・実現したい夢を抱き強烈に念じる
・そのために今すぐ準備に取りかかる
・努力を継続する
・出会う人全てに夢を語り協力を要請する

です。

「夢や願い事は人に話してはいけない」という考え方もありますが、
西川さんはちょっと違いました。

そうはいっても、奇跡なんて簡単に起こせるものではないので、
目標や目の前の課題を解決するために
上記4つの西川さんの実践を参考にしてみるべきだなと思いました。

来年2024年は、甲辰(きのえたつ)です。
陰陽五行説によれば、草木の成長を表す意味があるそうで、
植物が成長するようにどんどん勢いを増して増えていく年なのだそうです。
今まで努力してきたことが、身を結びどんどん伸びていくこと信じ、
頑張っていきたいと思います。

 

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