専門店の成功を左右する「クレド」のチカラ― 行動規範が組織を変える

専門店の成功を左右する「クレド」のチカラ― 行動規範が組織を変える

組織の力を最大化するクレドとは?

こんにちはPR現代 代表の下島です。いつもありがとうございます。宝飾店、眼鏡店、呉服店、寝具店など、高額商品を扱う専門店の成功には、社員一人ひとりが共通の価値観を持ち、行動できる環境が欠かせません。そのための指針となるのが「クレド」です。企業理念を具体的な行動規範に落とし込み、日々の業務に活かすことで、より強固な組織を作り上げることができます。20年以上前に注目された「クレド」ですが、採用難、人材難といわれる今、あらためてその価値が見直されています。今回は、クレドの重要性とその導入メリットについてご紹介します。

クレドとは?専門店にとっての必須アイテム

クレドとは、企業の行動規範を簡潔にまとめたものです。特に専門店においては、社員一人ひとりがどのように行動すべきかを明確に示す羅針盤となります。経営理念が存在していても、それを日常の行動に落とし込む具体的な指針として、クレドは非常に重要な役割を果たします。

経営理念との違い

経営理念が企業の存在意義や目指すべき方向性を示すのに対し、クレドには以下のような特徴があります:
◎実践的で具体的:日常業務における具体的な行動指針となります
◎従業員目線:現場の社員が実践しやすい内容で構成されます
簡潔で覚えやすい:常に意識できるよう、簡潔な言葉で表現されます
携帯可能:多くの場合、カードサイズで作成され、常に持ち歩けます

クレド導入で得られる5つの大きなメリット

1. 企業理念の浸透

抽象的になりがちな企業理念を、クレドを通じて具体的な行動指針に落とし込むことで、会社の目指す方向性が社員全員に浸透します。これにより、全員が同じベクトルで動けるようになります。

2. トラブル対応の迅速化

「お客様第一」「誠実な対応」など、クレドに行動規範が明確に定められていれば、トラブル発生時に社員が迷わず行動できます。その結果、問題解決が迅速になり、顧客満足度の向上につながります。

3. コミュニケーションの活性化

共通の価値観や行動指針を持つことで、部署間や従業員間のコミュニケーションがスムーズになります。「あの人はこう考えるだろう」という予測が立ちやすくなり、チームワークが向上します。

4. 従業員のモチベーション向上

クレド作成時に社員の意見を取り入れることで、「自分の考えが会社に反映されている」という実感が生まれ、仕事への誇りやモチベーションが高まります。これが業務スキルの向上にもつながります。

5. ブランディング強化

クレドが社外に発信されることで、企業の価値観が明確に伝わり、ブランドイメージの強化につながります。顧客や取引先は、明確な行動規範を持つ企業に対して信頼感を抱きやすく、結果的に購買意欲の向上にも寄与します。

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専門店向けクレド制作の7ステップ

従業員10人以下の小規模専門店でも、以下のステップに従えば、効果的なクレドを作成できます。
クレドの制作は、企業が従業員に共有する信条や行動指針を明文化する重要なプロセスです。

ステップ1:チームの結成

まず、クレドの作成に向けてプロジェクトチームを結成します。このチームには、経営陣や管理者、一般従業員など、さまざまな役職のメンバーを含めることが重要です。多様な視点を反映することで、より良いクレドを作成することができます。
◻︎クレド制作に関わるチームの結成
◻︎多様な部門から人選(販売担当、広告販促担当、総務担当など)
◻︎小規模店舗の場合は、全員参加も効果的
◻︎小数でも後継者など経営者以外の参画が望ましい

ステップ2:作成目的の明確化

なぜクレドを作るのか、何を達成したいのかを明確にします。これにより、クレドが何を目指しているのか、どのような価値観や行動規範を取り入れるべきかを具体的に考えることができます。
◻︎顧客満足度の向上
◻︎従業員の意識改革
◻︎企業ブランドの強化
◻︎業務の標準化

ステップ3:経営層および従業員へのヒアリング

経営陣からの意見を集めると同時に、全従業員を対象にアンケートを実施し、さまざまな意見を収集します。従業員の声を反映させることで、クレドの浸透性が高まります。
◻︎匿名アンケートの実施
◻︎グループディスカッションの開催
◻︎優良顧客からのフィードバック収集
◻︎成功事例の共有
他社の成功したクレド導入事例を参考にすることも助けになります。特に、リッツ・カールトンやジョンソン・エンド・ジョンソンのような企業は、クレドを組織文化にしっかり根付かせ、実行可能な行動基準として機能させています。これらの事例を社内で紹介することで、参考にしたり、自社に取り入れたりするアイデアを得ることができます。

ステップ4:クレドの草案作成

収集した意見をもとに、簡潔で分かりやすい文言にまとめます。クレドが実際に行動の指針となるよう、具体的かつ直感的に理解しやすい内容であることが求められます。
◻︎簡潔で明確な言葉を使用する
◻︎覚えやすいフレーズを取り入れる
◻︎具体的な行動に結びつく内容にする
◻︎社員が実践できる現実的な内容にする

5. クレドカードの作成

完成したクレドはカードにして配布します。クレドカードは財布や名刺入れに入れやすく、いつでも確認できるようにすることで、社員の日常にクレドを浸透させる効果があります。
◻︎クレドカードの体裁・仕様
◻︎ページ構成・編集作業
◻︎完成・配布(配布先・配布方法)
◻︎活用

6. 浸透施策の実施

クレドを定着させるための浸透施策を計画し、実施します。たとえば、朝礼での定期的な読み上げや社内ポータルサイトでの公開、オフィスのエントランスや会議室、休憩室など、職場で目にしやすい場所にクレドを掲示することで、日々の業務にクレドを意識させることができます。
◻︎社内掲示板への掲示
◻︎朝礼での読み合わせ
◻︎関係先・取引先とも共有
◻︎振り返り会議の設定

7. フィードバックと修正

クレドが実際に従業員に浸透しているかどうかを定期的に評価し、必要に応じて内容を見直します。従業員からのフィードバックを受け入れ、柔軟に修正していくことが重要です。
◻︎活用性・浸透性
◻︎行動との一貫性の確認
◻︎改訂判の検討
◻︎成功事例の共有

専門店のクレド制作の7ステップ

経営者の皆様へ ― 貴社の社員は経営理念を言えますか?

お店ブランド構築のカギ!すべては1枚のカードから始まります

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こんなお悩みはありませんか?

  • すばらしい経営理念がありながら、社内に全く浸透していない
  • 社員が行動指針に添って行動していない
  • 社員が胸を張って仕事をしていない

クレドがもたらす効果

  • 社員の意思統一が断然はかりやすくなります
  • 社員のモチベーションが確実に上がります
  • 社員教育、指導力が大幅に向上します
  • 取引先への安心感が増します

クレドの一般的な内容

  1. 企業理念
  2. 行動指針
  3. 接客の心得・マナー
  4. 会社の歴史など

世界的企業も実践する成功の秘訣

世界的に有名なホテル「リッツカールトン」は、社員、取引先、関係先に企業コンセプト、お客さまへの対応の心得をまとめた「クレド」を配布し、顧客満足の向上に大いに役立てています。

お店のブランドは全員で作り上げるもの。社員のモチベーションが高まる「理念ブック」を、この機会にまとめてみませんか?

当社のクレド制作サービス

PR現代では、貴社の価値観や理念を反映した、オリジナルのクレドブック制作をサポートいたします。

サポート内容
◎体裁:手帳に入るB7サイズ(91×128mm)16ページ
◎チームへの参画およびアドバイス・編集企画・制作料:10万円(税別)〜

クレドは単なるカードではなく、企業文化を具現化する強力なツールです。専門店としての価値観を明確にし、社員一人ひとりがその価値観を体現することで、お客様への価値提供が変わります。そして専門店としての競争力を高める本質です。

クレドは単なるカードではなく、企業文化を具現化する強力なツールです。専門店としての価値観を明確にし、社員一人ひとりがその価値観を体現することで、お客様への価値提供が変わります。そして、それこそが専門店としての競争力を高める本質です。

ぜひこの機会に自店のクレドの制作を考えてみてはいかがでしょうか? 本記事に関するお問い合わせはPR現代 代表 下島まで直接ご相談ください。

 

 

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