ウェブ検索の環境激変。SEOは終わったのか?

AI検索の台頭

今朝のめざましTVで若者のAI活用の実態についての興味深いレポートがありました。若者はAIを友達のように考え、気軽に相談をしているそうです。恋愛相談や就職活動、日常のことなどが主なテーマだそうで、その際、AIに名前をつけ、フランクなやりとりをしています。こうした若者の行動を裏付けるように私たちのウェブサイトに訪れるユーザーの流入元にも変化が出てきました。

多くのウェブサイトの集客ルート(流入元)にAIが入ってきた

あるときGA4の集客ルートにChat GPTやPerprexityといった名前を見つけました。数としてはまだまだ少ないのですが、AIからウェブサイトへの流入がある、ということを意識しました。Googleで検索する際、検索結果ページの最上部に、AIからの回答という短くまとめられた文章が表示されるようになってから、少しずつユーザーの検索行動が変わってきたのだと思います。
この検索結果上部に表示されるAIからの回答は「AI Overview」と呼ばれ、検索者の検索意図を推測し複数のソースから情報を集め整理した内容です。このAi Overviewのテキストには参照元としてリンクがついていることがあり、ここをクリックするとウェブサイトへ飛ぶことができます。このAIからサイト流入は今後、もっともっと増えるだろうと言われています。Googleが検索結果の最上部にAIからの回答を掲載するようになっただけでなく、さらにAIからの回答を優先するモードを準備していることからも間違いないでしょう。そうなると、これまで我々が行なってきた検索上位表示を実現するためのSEOの活動、コンテンツ拡充の行動はどうなるのでしょうか。

SEOは今後も重要な対策

AIが何に基づいてユーザーの検索に対する回答をしているか? というと、膨大なウェブ上のコンテンツから信頼性の高い情報を抜き出しています。結果としてより多くのPV数があるウェブサイトだったり、被リンクの多いウェブサイトだったりとSEOが適切に行われているコンテンツを参照しています。よって、今後もSEOは引き続き重要です。よく言われる「EEAT(GoogleがWebサイトの品質を評価するために使用する基準で、Experience(経験)、Expertise(専門性)、Authoritativeness(権威性)、Trust(信頼)の4つの要素を指します。)」であったり、Q&Aであったりといったユーザーの課題解決を実現できるコンテンツを作っていけば良いということは変わりません。
ただ、AIはより正確で簡潔な内容を好む傾向があります。
「引用されやすい“ピュアな一文”を意識する」
「“質問に答える構成”のブログ記事を増やす」などがこれにあたります。

AI同様変わり続けるユーザーにも注目

いままで当たり前だった日本人の気質も少しずつ変わってきているように感じます。ショックだったのは振袖準備をしなければならない「成人式対象者の母親」の一部に、「振袖」という言葉を使えない人が出てきたことです。ここ数年「成人式 着物」というキーワードの利用が増えてきたとは感じていましたが、その理由が「振袖」という言葉そのものを知らない、適切に使えない人がいるということだとは思ってもみませんでした。徐々に「振袖」という言葉も専門用語化してきているのです。より平易な言葉で振袖を表現したり、さまざまな言い方を駆使したりといった工夫が必要です。

来るAI検索全盛時代に向け、より誠実なコンテンツづくりを

EEATのように、GoogleにしてもAIにしても求めているのは「正確でユーザーに有用な信頼に足る情報」です。この点を外さないことがもっとも大切で、情報を発信する側に有利な情報や意図的に大袈裟に記述された情報は、一見発信者にメリットがあるように見えて、逆効果になりかねません。お客様に寄り添い、お客様が抱える課題や疑問の本質に応える情報発信を継続しましょう。一度伝えればよいということではなく、大事なことは何度でも繰り返し発信していく根気も大切です。

 

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