vol.247 神山有史
本日は、オンラインセミナーを開催させていただきました。
ご参加いただいた皆様、この場を借りてお礼申し上げます。
また、お忙しい中、事例発表をしてくださった
山越会長様、土屋部長様、
誠にありがとうございました。
とても貴重なお話しが聞けたと思っております。
予測と決断
さて、今日お二人のお話を伺っていて
感じたのは、
先を見通すことの重要性です。
両店ともに、コロナ禍であっても
振袖の集客力、成約数ともに
成果を上げています。
アナログでの集客力が高いので、
Webに取り組まなくても
しっかり成果を出すことができるお店です。
にもかかわらず、Web集客に全社的に
真剣に取り組んでいます。
今お取り組みをさせていただいているお店は
全てこの点が共通しています。
今はしっかり成果が出せている。
しかし、3年後、5年後は
どうなるかわからない。
対象者数は減少し続け、
対象者名簿の精度は悪くなる一方。
この先同じやり方をしていては
決して成果を出すことはできないのではないか。
という問題意識を持ち、
そのための対策をいち早く打つ。
それが、Web集客へ注力する理由です。
新しいことにチャレンジすれば必ず問題が発生する
そして、実際に取り組んでみれば、
様々な課題が出てきます。
Web運用チームに選抜されたスタッフと
そうでないスタッフとのあいだに生まれる軋轢。
パソコンの前に座っていれば、
遊んでいると思われ、ベテランスタッフに叱られたり、
逆にブログを書くことを口実に、
本来やるべき作業をサボってしまったりと、
現場には色々なトラブルが発生します。
成果を出すために、取り組んでいることなのに、
取り組んだことがきっかけとなって
お店のチームワークを乱してしまう。
デジタルとはいえ、
実際に動くの生身の人間です。
新しいことを始めれば
こうした壁が次々に出てきてしまいます。
経営トップがビジョンを示すこと
それでも、経営のトップが
何のためにWeb集客に取り組み、
どんな成果を出そうとしているのかを
全社員に向けて、しっかりと示すことで
こうした課題を乗り越えていくことができます。
今日発表していただいたお話しの中でも、
このギャップを埋めるために、
全スタッフがブログを書く体制を作る
というセリフがありました。
実際にブログが
お客様の来店動機になり、
他店との違いを明確に打ち出すことができた
という実感を得ているからです。
Webサイトや紙媒体は、
お店の表側を表現できるが、
ブログはお店の中を伝えることができる
という言葉も非常に印象的でした。