成果に差が出る理由とは
ウェブ運用の一番基礎的なやり方であるブログ記事の更新は、
同じように更新していても、短期的に成果が上がるお店がある一方で、
なかなか成果が出ないお店が存在します。
SEO対策をしっかり行い、文章のクオリティが高いという
条件が同じであっても、成果に差がでます。
今日もそうした質問をお取り組み先から受けました。
単純に答えられるものではありませんが、
いくつかの要因が考えられます。
4つの要因
まず一つめは、更新頻度です。
短期的に来店予約を獲得する成果が出る
更新頻度は、週に4記事以上更新ができているかどうかです。
次に、ブログというメッセージを届ける
ターゲットが合致しているかどうかです。
振袖の見込客を集客するために
対象者本人を対象にした記事を書いていると
成果は期待できません。
きもの専門店のウェブサイトの閲覧者の多くは
母親です。
よって、本人向けの記事を書いていても
ターゲットが違うため
来店予約を実現することはできません。
三つめは、特に重要な点ですが、
それは、ウェブサイト全体のコンテンツが
少ないことです。
ウェブサイトのコンテンツ、
とりわけユーザーが検索するであろう
重要なキーワード(=ニーズ)に
合致したコンテンツがテキストとして
充実していないと
どれだけ良いブログを更新していても
どれだけ高頻度で更新していても
短期的にアクセスユーザー数やセッション数、
PV数を向上させることはできない
というのが最近の傾向です。
逆に、ウェブサイトのコンテンツが
充実していれば、
更新頻度が毎日でなくても
短期的に成果を出すことができます。
四つ目は、来店予約への導線が
しっかりできているかどうかです。
ウェブサイトのコンテンツが充実していて、
ブログ更新も高頻度で行っていても、
来店予約への導線がなければ
来店予約が増えることはできません。
適切な追従バナーの設置や
どのページのどの場所からでも
来店予約がしやすい設計になっている、
ブログ記事にも、来店予約へ促すような
リンク設定が適切に施されているなどです。
加えて、EFO施策、エントリーフォームの
最適化が図られていることも重要な要素です。
せっかく来店予約フォームへ到達していても、
到達したユーザーが必ず予約入力を行ってくれるとは
限りません。
むしろ予約フォームへ辿りついても、
予約操作を行わないユーザーのほうが遥かに
多いというのが現状です。
スタッフさんにブログ更新という
荷の重い作業を担当してもらう以上、
ウェブサイトを最適化した上で、
運用を行うことが大切だと思います。
もし、思うほどアクセスアップ、
来店予約数アップにつながらない場合は、
これらのことをチェックしてみると良いと思います。