みなさんこんにちは! PR現代の神山です。
今日は、強烈なインパクトのあるニュースのお話です。
どれくらいのインパクトかというと、
ガラケーからスマホになったくらいのインパクトといえば
その規模の大きさがお分かりいただけるのではないでしょうか。
おそらくここ数年で、
私たちの生活が劇的に変わってしまうのではないかと思います。
今まで何か行動しようと思った場合、
私たちは「ググって」きました。
Googleを使って検索をすることを表す言葉です。
日本の場合、GoogleとYahooが検索のシェアのほとんどを
持っており、Yahooはその中身がGoogle製なので
実質Google一強という状態でした。
しかし、このGoogle一強という状態が
変わるかもしれません。
マイクロソフトの逆襲、Chat GPTの実力
Googleのトップであるスンダー・ピチャイ氏が
「Code Red(緊急事態)」を発令したことでも
その衝撃の大きさが伝わってきますね。
その原因となったのが、
「Chat GPT(チャット ジーピーティー)」というサービスです。
Open AIというアメリカの新興IT企業が立ち上げたサービスで、
一言で言えば、ユーザーからの質問に対して、
「極めて自然な文章で回答をする人工知能による対話型サービス」です。
私も実際に色々と使ってみましたが、
「すごい!」のひとことです。
このChat GPTには、あのイーロンマスクが多額の出資をしたり、
マイクロソフトが一兆円規模の投資を約束するなど
マイクロソフトとしても過去最大の投資額だそうです。
これまでGAFA(M)と言われ、すっかりIT大手のセンターの座を
他社に明け渡していた感のあるマイクロソフトですが、
ここへきてGAFAMのMの存在感を一気に高めました。
早速、マイクロソフトは自社製検索エンジンである「Bing」に
Chat GPTを実装し、検索結果とともに
AIによる回答を排出するアップデートを行っています。
どうして、こんなに騒がれてるの? と思われる方も
いらっしゃるかもしれません。
そこで試しに、Chat GPTを使ったときの一例を
ご紹介します。
私の質問「成人式の振袖は、どのように探すのが良いですか?」
Chat GPTの回答
「成人式の振袖を探す場合、以下のポイントを参考にすると良いです。
1.スタイル: お好みのスタイル、色、デザインなどを探す。
2.サイズ: 身長や体型に合ったサイズを選ぶ。
3.ブランド: ブランドやデザイナーによって価格やスタイルが異なるので、お好みのブランドを探す。
4.予算: 予算に合った振袖を探す。
5.時期: 成人式の時期に合わせて、振袖のレンタル場所などを探す。
6.評判: レンタル店や振袖の評判などを調べて、信頼性の高いところから探す。
これらのポイントを参考に、自分に合った振袖を探すことができます。」
いかがでしょうか。
このほか、
・特定の地域を設定し、どこのお店で振袖を選ぶべきか?
・振袖レンタルの相場はいくらくらいか?
などを質問してみました。
また、全く仕事とは無関係の質問も数多くしてみました。
現在のChat GPTでは、特定の地域での個別のお店提案などは
対応していないようですが、いずれこの地域ではこのお店がおすすめです。
といった回答が出てくることは覚悟しておいたほうが良いと思います。
つまり、
今まで何かを調べるとき、
①グーグルにキーワードを入れて検索する
②検索結果から良いと思われるウェブサイトにアクセスし、情報を取得する
③取得した情報を踏まえ、行動を起こす
といった私たちの行動で①と②が
Chat GPTに置き換わる可能性がある
ということです。
チャットなので、日本語で質問をすれば、
検索結果の選択肢ではなく、答えを返してくれます。
その答えが極めて自然で極めて妥当だと判断すれば、
人はその通りに行動することになるでしょう。
グーグルを使わずとも、正しい答えに辿り着けるのなら、
正しいのか間違ってるのかよく分からない検索結果で
時間を費やす必要はないと多くのユーザーが考えるであろうことは
容易に想像ができます。
我々は、何をどうするべきか?
実は、こうしたChat GPTのようなサービスは、
ほかにもあります。
たとえば「Perplexity(パープレクシティー)」や
Googleが急遽公開すると宣言した
Google製のChat AIである「Bard(バード)」など
対話型のChat AIはまさにこれからが本番で、
それぞれの企業がお互いに競争しながら
進化していきます。
同じAIでも「Perplexity」は、
その回答に、具体的な社名や店名を明快に答えてきます。
参照している情報元がウェブだからです。
なので、今の時点でやるべきことは
「ウェブサイトのコンテンツをさらに充実させる」ことです。
コンテンツが充実していないと、
情報元として参照されず、回答にも入れてもらえません。
そして、まずはこうした新しいサービスを実際に触り、
どんなものなのか、実感すべきです。
こちらにリンクを貼っておきますので、ぜひ触ってみてください。
なお、Chat GPTはサインアップが必要なので、
Gメールなどを使ってサインインしてください。
https://chat.openai.com/chat
↑こちらからアクセスし、サインイン。
Perplexityはそのまま利用できます。
なお、Google社製の「Bard」は現在公開されておりません。
Google CEOがブログに投稿した記事によると、
数週間後には一般公開向けの軽量モデルを公開予定だそうです。
この記事は2023年2月6日に書かれたものなので、
もうまもなくといったところでしょうか。
楽しみですね。